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2009年03月18日

2008年6月9日 No.46


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年6月9日 No.46

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┏ AS/400 20年史ノート (13) AS/400 20周年セミナーでのソルティス氏講演

┏ 今週の事例 >>> 株式会社イイダ  
  @Tovas導入で、FAX送信にかかる時間と運用管理工数を大幅に圧縮
  UT/400と連携し、System iの帳票データを直接FAX送信

┏ 今週の注目>>>ハンディターミナル用5250エミュレータ「Handy5250」
            バーコード、RFID、冷凍対応無線ハンディラインアップのご紹介
 RPGでプログラム開発が可能。無線ハンディターミナルがSystem iの端末になる!

┏ インタビュー >>>緑川智子 株式会社ミガロ RAD事業部営業課課長 [前編]
今年度はJACi400に注力。ツールを使いこなす「技術力」に磨きをかける

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┏ AS/400 20年史ノート (13) AS/400 20周年セミナーでのソルティス氏講演
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 今回は、先週の金曜(6月6日)に、「IBM i 次の20年へ 〜AS/400 20周年 そ
してその先へ〜」と題するセミナーが開催され(日本IBM主催)、フランク・ソル
ティス氏が「iの遺伝子と進化の方向性」と題する記念講演を行いましたので、そ
の要旨を紹介します。

 登壇したソルティス氏は、最初に、今年がAS/400の20周年の年であると同時
に、その前身のシステム/38の30周年(1978年発表)にもあたり、さらに、ソルティ
ス氏がIBMに入社して40年目となる年(1968年入社)であることを披露しました。
そして、入社当時のミネソタを振り返り、現在のPower Systemsへつながる“芽”
へと話を進めました。

 ミネソタ州には、IBMの中・小型マシンの開発・製造拠点であるロチェスターが
あり、そこではPOWERプロセッサの設計・開発も行われています。

 「1960年代のミネソタは、世界のスーパーコンピュータの開発拠点と見なされて
いました。そしてその中心にいたシーモア・クレイは非常にユニークな人で、“過
去を振り返らず、すべて一から考えて開発する”という開発哲学を実践していまし
た。当時、大学院でコンピュータ・アーキテクチャとオペレーティング・システムを
学んでいた私は、このミネソタでの動きを強い関心を持って眺めていたものです。
このとき、世界最速と言われたコンピュータは9000個のプロセッサを備えるマシ
ンで、広いサッカー場を埋めるほどの大きさがありました。現在、これと同等の
性能を持つPower Systemsは、ごく小さな筐体に収まっています。そして、その
Power SystemsのエンジンであるPOWERプロセッサはミネソタで開発され、
Power Systemsもミネソタで開発・製造されています。AS/400やPower Systems
は、こうした伝統の上に花開いたマシンと言えるのです」

 過去を振り返らず、すべて一から考えて開発する――このスピリットが、最初
に発揮されたのは、OSやプロセッサなどが変わってもアプリケーションを変更す
ることなく稼働させるための機構の開発においてでした。「AS/400の前身のシス
テム/38の開発のときでした」とソルティス氏は語ります。

 「要するにそれは、ハードウェア独立のアーキテクチャということですが、この機
構はシステム/38からAS/400へ受け継がれ、iSeries、System iを経て、現在のP
ower Systemsに続きます。現在、「仮想化」がコンピュータシステムの大きな焦
点になっていますが、AS/400は最初から仮想マシンであったのです。言い換え
れば、世界初の商用の仮想マシンでした」

 AS/400が仮想マシンであることの価値と偉大さを、最初に、最も雄弁に物語っ
たのは、1995年のPOWERプロセッサへの移行時においてでした。このときは、
48ビットCISCから64ビットRISCプロセッサへの切り替えが行われましたが、ユー
ザーはアプリケーションを変更することなく、新しいRISCシステム上で稼働させる
ことができたのです。

 「このプロジェクトにおいて、POWERプロセッサはAS/400用に改良され、AS/400
側もPOWERアーキテクチャに基づいて設計を根本的にし直しました。このとき、
当初、テクニカル・コンピューティング用に開発されたPOWERプロセッサは、ビジ
ネス・コンピューティングの要素も備えるプロセッサへ発展したのです。そしてこ
の2年後(1997年)には、RS/6000もこのプロセッサの後継であるPOWER4を搭載
し、ビジネス・コンピューティングに本格対応するマシンとなりました。その後、プ
ロセッサ以外のコンポーネントでも共通化が進み、AS/400とRS/6000は急速に
接近することになります。それが今日のPower Systemsへの合流につながりま
す」

 こうしたAS/400とRS/6000(後年のSystem p)を近づける取り組みは、ハード
ウェア面だけでなくソフトウェア面でも展開されてきた、とソルティス氏は指摘しま
す。

 「たとえば、メインフレームで培われたLPAR技術の適用がその一例です。これ
はAS/400が先行し、RS/6000がその跡を追いました。そして、AS/400の論理区
画内でAIXやLinuxが走行し、RS/6000の論理区画内でOS/400やLinuxが稼働す
るというマルチOSの環境が双方で実現しました。さらに、最近になるとPowerVM
が登場し、Power Systems上のIBM i、AIX、Linuxが仮想技術を用いてコンピュー
ティング資源を共用するという環境が構築されています」

 これらの環境はPOWER6上で構築されています。そして2010年には、POWER7
が登場し、「現在とは大きく異なるコンピューティング環境が実現しているでしょ
う」とソルティス氏は予想します。

 「POWER6はPOWER5の2倍のパフォーマンスを実現しましたが、POWER7は最
新のチップ開発技術と実装技術を取り入れて、POWER6よりも格段に処理性能
が向上するとみられています。現在ロチェスターで開発されている来年出荷予定
の商用スーパーコンピュータ「ブルージーン・キューブ」は100万個のPOWERプロ
セッサを搭載し、POWERプロセッサの可能性を追求するでしょう」
 「一方、IBM iの特徴を形作ってきた数々の先進機能(注:TIMIやSLIC)は、新し
い仮想環境に合わせて再設計される予定です。これが実現すると、JavaやPHP
で書かれたプログラムが特別なソフトウェアなどを必要とすることなく、IBM i環境
で利用することができるでしょう。IBM iのコンピューティング形態が大きく変わる
はずです」 [以下、次号]

◇過去のコラム
・AS/400 20年史ノート (1) 1988年6月20日。異例づくしの製品発表(3月3日号)
・AS/400 20年史ノート (2) AS/400発表前後の汎用機と小型機の事情(3月10日号)
・AS/400 20年史ノート (3) IBM PowerVM Editionの意味(3月17日号)
・AS/400 20年史ノート (4) POWERベースの仮想化の取り組み(3月24日号)
・AS/400 20年史ノート (5) OS/400 V3R1:1994年5月(4月1日号)
・AS/400 20年史ノート (6) Power Systemsへの名称変更:2008年4月(4月7日号)
・AS/400 20年史ノート (7) 日米の発表の違い(4月14日号)
・AS/400 20年史ノート (8) 1985年の苦境と「シルバーレイク・プロジェクト」(4月22日号)
・AS/400 20年史ノート (9) 「シルバーレイク・プロジェクト」の内容(1)(5月13日号)
・AS/400 20年史ノート (10) 「シルバーレイク・プロジェクト」の内容(2)(5月19日号)
・AS/400 20年史ノート (11) 「シルバーレイク・プロジェクト」の内容(3)(5月26日号)
・AS/400 20年史ノート (12) シルバーレイク・プロジェクトとソルティス氏(6月3日号)

[一歩先行く iメールマガジン No.45 2008.6.9]

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┏ 今週の事例 >>> 株式会社イイダ  

 @Tovas導入で、FAX送信にかかる時間と運用管理工数を大幅に圧縮
 UT/400と連携し、System iの帳票データを直接FAX送信
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 複合機やプリンター、パソコンなどのOA製品の開発・設計から製造・販売まで
を一貫して手がけるイイダは、2005年5月に、日本IBMの「HATS」を使った生産
系および販売系システムのGUI化/Web化とアイエステクノポートの帳票運用管
理ツール「UT/400」による帳票業務の高度化・効率化を実現しました。

 そしてその後、上記システム化の続きとして、2007年4月にコクヨのFAX配信A
SPサービス「@Tovas」を導入し、System iデータの帳票化から帳票データの外
部送付へつながる一連の作業を大幅に効率化させています。

 同社の事業展開の特徴は、国内外の生産拠点(国内5拠点、海外2拠点)を連
携させ、コスト、スピード、品質の面で最適となる提案型ビジネスを展開している
点にあります。

 例えば、設計や開発、製品の信頼性試験やコアになる部分の生産、ジャストイ
ンタイムの生産、部材調達などは日本国内で行い、グローバル製品やグローバ
ル価格に対しては海外調達・海外製造を行い、それぞれのメリット生み出してし
ています。

 部品の調達先は、国内外合わせて約500社。調達の比率は国内60%、海外4
0%でしたが、海外の比率が年々高まっており、さらに海外で調達し、その部品
を使って海外で生産するケースも急速に増加しています。

また、スピードアップが最近の顕著な傾向で、「かつては月1〜2回の受注・内
示だったのが、ここ数年では毎週、多い時は毎日のように内示があり、それと
並行して生産を確定していく状況です。その分、部門間やグループ会社、仕入
先との間でトランザクションが急激に増えています」と酒巻康次 執行役員 経
営管理本部システム部部長は説明します。

 500社ある仕入先への発注は、従来、IBMの「ファックスディレクター」(ソフト
ウェア)と「FAX Server」(ハードウェア)を使い、System i上で作成した発注デー
タをダイレクトに相手先ファクシミリへ送信する方法で行っていました。

このファックスディレクターとFAX Serverは数年前に生産中止とサポート終了
になっていますが、「ほかに適当な代替手段がないこともあり、また安定したシ
ステムだったのでそのまま使い続けていた」(酒巻氏)といいます。

 ただし、取引先との連絡や発注のためのトランザクション量が増えるに伴い、
問題が顕在化してきていました。それは、FAX送信に時間がかかり過ぎる、不達
であった場合の対応処理に負荷がかかり過ぎる、という問題です。

 「以前は、毎週末にまとめてFAXしていましたが、開始から終了まで7〜8時間
もかかり、夜半に終了するという状況でした。そのため、相手方のFAX機が紙切
れを起こしたり不具合があると不達となってしまい、弊社のほうも月曜に出社し
てそれを確認し再送するという対応で、非常に手間と時間のかかるシステムと
なっていました」と経営管理本部システム部 I/Tの野崎修代 課長は語ります。
つまり、使い続けてはいたものの、その問題点を強く認識し、代替手段を継続し
て求めていたということです。

 こうした中、2006年7月にコクヨがSystem iのアウトプットを直接FAX送信するA
SPサービスを発表。イイダではただちにこれを検討して採用を決定し、2007年4
月にサービスインしました。従来のFAX送信に対する同社の危機意識の高さを
示す、スピーディな導入です。

 System i向け@Tovasは、アイエステクノポートのUT/400と組み合わせて利用
します。UT/400が帳票化したSystem iのデータを、@Tovasがコクヨのデータセ
ンター側で受け取り、FAX送信する仕組みです。

 @Tovasの特徴は、ユーザー側にFAX送信のための機器類を導入する必要が
なく、System iのアウトプットデータを直接FAX送信できる点にあります。送信結
果のログ管理や送達の確認はSystem i上でユーザーが行うことができ、送信状
況の監視や運用は@Tovasのデータセンター側が24時間365日担当します。@T
ovasの導入によって、懸案の課題が一挙に解決することになりました。

1つは送信時間の短縮です。従来7〜8時間かかっていた送信が数十分で済
むようになりました。これは、従来が2回線であったのに対し、@Tovas側のほ
うは100本以上の回線で対応することによります。

 「以前は金曜に送信すると、取引先の大半が週明けから対応に着手していまし
たが、現在は数十分の送信で済むので金曜中の対応が可能となり、調達のス
ピードアップに貢献しています」と酒巻氏は評価します。

 もう1つの効果は、運用負荷の激減です。「従来は不達があるかどうかを目視
で確認し取引先への確認や再送作業を行っていましたが、現在は@Tovas側か
らメールで通知され、不達の原因も正確に特定されるので安心して運用できるよ
うになりました」と経営管理本部システム部 I/T リーダーの鈴木美奈氏は言い
ます。

 同社は今、今回のFAX送信に加えて、UT/400と@Tovasの連携によるファイル
送信サービスの導入も計画中です。

 「紙のFAXよりもファイル送信のほうがよい場合も少なくないので、弊社から取
引先への送信メニューの1つに加えます。また、これにより、送信コストの大幅な
低減も図る計画です」と酒巻氏は語ります。
 
 通常、発注書の電子化というと、下請法で「書面による通知」(Fax含む)が義務
付けられている点が気になりますが、@Tovasのファイル送信は下請法定義の
「電磁的記録による文書の交付」の条件を満たしているので「コンプライアンス上
も問題なく導入できる」と酒巻氏は説明します。

 同社では、2005年のHATSとUT/400によるシステム改築でユーザーの利用環
境と帳票運用管理の高度化を実現しました。Webアプリケーションの面では今後、
日本IBMの「CS/Bridge」を使ってHATSで構築したシステムを全面改築する予定
といいます。「今後は自由度の高いCS/Bridgeを使い、国内外合わせた使いや
すい独自のB2Bシステムを構築する」(野崎氏)狙いです。

一方、UT/400により帳票の利用環境は大きく改善されました。ユーザー向け
帳票の設計・開発を担当する大山口 智氏は、「従来のドット形式の帳票と異
なり、カラフルできめ細かくデザインできるため、ユーザーや取引先にも非常
に使い勝手のよい帳票を作成できるようになりました。またこれよりプリンター
統一や指定伝票の廃止など含め運用コストも減りました」と語ります。

UT/400と@Tovasの連携によるファイル送信への対応やCS/Bridgeによる全面
改築など、同社のイノベーション・システムはまだまだ継続中です。

■COMPANY PROFILE  >>> 株式会社イイダ
・創業:1956年
・本社:東京都大田区
・資本金:9600万円
・従業員:500名(グループ合計1500名)
・売上高:200億円
・概要:複合機メカユニット・オプションユニット、複合機/プリンタ用サブカード、
パソコンフレキシブルケーブル、無線アンテナ、印刷装置などの開発・製造国内
に5工場、海外に2工場を持ち、全世界で事業展開する。
 http://www.iidagroup.net/

◇アイエステクノポート
  http://www.istechnoport.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.46 2008.6.9]

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┏ 今週の注目>>>ハンディターミナル用5250エミュレータ「Handy5250」
            バーコード、RFID、冷凍対応無線ハンディラインアップのご紹介
              
 RPGでプログラム開発が可能。無線ハンディターミナルがSystem iの端末になる!
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 ウェルキャットが開発・販売するハンディターミナル用5250エミュレータ「Handy5
250」は、2004年の発売以来3年で300社以上、約6000ライセンスの導入実績を
誇ります。Handy5250は、ウェルキャットの無線ハンディターミナル「XITシリーズ」
上で動作する日本語5250エミュレータです。

 対応ハンディ製品のラインアップは下記の通り、多種にわたります。
 
 (1)バーコード無線ハンディターミナル  XIT−100−BR
 (2)2次元コード無線ハンディターミナル XIT−120−BR
 (3)RFIDリーダーライター無線ハンディターミナル  XIT−150−BR
 (4)冷凍・ロングレンジ無線ハンディターミナル BLIZZARD/イーソル社製

 Handy5250は、ハンディターミナル特有のプログラム言語が不要で、System i
技術者にとっては扱い慣れたRPGやCOBOLで開発できるのが大きな特長です。
つまり、無線ハンディターミナルをSystem iの端末として利用できるようにしたの
が、他の製品と大きく異なる、最大の特徴といえます。

 Handy5250の主な特長は以下の通りです。

(1)シンプルなネットワーク構成
  Handy5250を搭載するハンディターミナルがSystem iの端末となるため、サー
バー(System i)、アクセスポイント、端末(ハンディターミナル)というシンプル
なネットワーク構成になります。

(2)ワークステーションIDの指定が可能
  ワークステーションの装置名(DEVNAME)は10文字以下の英数記号で定義で
きます。これにより、System iから端末ごとの管理が可能になります。IDを指定し
ない場合は、System iが任意の名前を生成します。

(3)柔軟なサインオン機能
  自動サインオン機能により、サインオン画面を省略できます。また、起動ごと
に、バーコードやテンキーによるユーザー名/パスワードの入力も可能です。

(4)プログラム開発が容易
  プログラムは、RPGによるSystem i側の開発で済ませることが可能で、ハン
ディターミナル側の開発は不要です。80桁×24行のSystem i画面のうち、最大
半角20桁×10行(全角10桁×10行)がハンディターミナル画面に表示されます。
また、ハンディターミナルの物理キーに、任意の5250機能キーを割り当てること
も可能です。

(5)フィールドごとに入力オプションを指定可能
  ハンディターミナルの有効表示領域以外にコマンドタグを記述することにより、
ハンディターミナル固有の動作を制御することができます。これにより、例えば、
音声や音楽によるメッセージ(音声ガイダンス等)、バーコード種別の指定、バイ
ブレータの制御などが可能になります。

(6)ラベルプリンタによる印字機能
  ハンディターミナルにラベルプリンタを接続し、RPGプログラムから印刷制御
をすることができます。

(7)外字登録機能
  ハンディターミナル用の外字フォントを独自に作成し、System iの外字コード
と対応づけて表示させることができます。外字登録文字数は、最大2048文字で
す。

(8)セッション管理機能
  無線通信が圏外となった場合、アラームLEDとポップアップメッセージを表示
させることができ、作業者に注意を促すことが可能です。また、一定時間内に通
信エリアに戻れば、System iとのセッションを維持したまま作業を再開できます。

(9)スクリーン基準座標指定
  ハンディターミナルに表示させる画面は、任意の場所を自由に設定できます。

(10)画面スクロール機能
  ハンディターミナル画面が、縦横に自由にスクロール可能することができます。

(11)フォントの動的切り替え
  表示するフォントサイズを画面単位で切り替えられます。

(12)ステータス表示
  バッテリーの残量や電波の状況を示すステータス機能があります。

(13)キークリック音の指定
  キーを押下した時の効果音を指定できます。画面を見なくても耳で確認でき
ます。

◇ウェルキャットの製品紹介サイト
http://www.welcat.co.jp/products/

[一歩先行く iメールマガジン No.46 2008.6.9]

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緑川智子 株式会社ミガロ RAD事業部営業課課長 [前編]
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今年度はJACi400に注力。ツールを使いこなす「技術力」に磨きをかける
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 今号と次号は、ミガロで営業を担当する緑川智子氏に話をうかがいました。

―― この5月に営業課課長になられたとのことですが、現在はどのような活動
を行っているのですか。
 
緑川 弊社では、Delphi/400、JACi400、MKS Integirty/Implementer、*noMAX
などのツールの販売・サポートと、受託開発を行っています。ツールの販売は、
実際にツールを検討されているお客様に製品を紹介し、ご要望を実現するため
の提案活動が主体です。これらの販売は約20社あるパートナー様経由となるこ
とも多いので、その営業支援や営業サポートも重要な業務となります。そして、ミ
ガロのツールを扱っていただけるパートナー様を増やすことも大切な仕事で、こ
ちらにも注力しています。

―― 特に力を入れているツールとかはないのですか。
 
緑川 Delphi/400は私どもの主力製品で、すでに600を超える企業・団体にお使
いいただいていますが、依然として順調に伸びています。そこで、もう1つ軸を作
ろうということで、今年はJACi400に力を入れています。

―― Javaの知識を持っていなくても、RPG/COBOL技術者が簡単にWebアプ
リケーションを開発できるという注目のツールですね。
 
緑川 そうです。RPGとCOBOLの経験さえあれば、4つのステップでWebアプリ
ケーションができてしまいます。業務ロジックの記述はRPG/COBOLで、画面は
HTMLで作成すれば、後はJACi400のほうで両者を一体化させたプログラムを生
成してくれるというものです。

―― Javaのコーディングが一切不要というわけですね。
 
緑川 はい。お客様やパートナー様のお話をうかがっていると、「Webアプリケー
ションを開発したいけれど、Java技術などの習得が壁となって踏み出せない」と
いうお客様がまだたくさんいらっしゃると感じています。そうしたお客様には「特効
薬」になるツールなのですが、残念ながら、認知度は今のところあまり高くありま
せん。パートナー様やお客様に、もっともっとこのツールの威力を知っていただこ
うというのが、目下の最大のミッションですね。

―― 具体的には、どのような活動をされているのですか。
 
緑川 セリング(販売)のスキームの確立や、サポートのための体制やドキュメン
ト類の整備、サンプル・プログラムの作成・整備などを重点的に行っています。こ
れは、お客様やパートナー様のご要望を聞きながらという側面もあるので、つね
に拡充しているという状況です。ただ、Delphi/400の経験がありますので、順調
に進んでいます。

―― ミガロは、開発の技術力だけでなく、サポートにも定評がありますから、JA
Ci400でもそのクオリティは落とせないというわけですね。
 
緑川 そうです。でも、お客様やパートナー様と一緒に成長していこうというのが
弊社の基本的な考えですから、お客様やパートナー様が何か問題や課題を抱え
ておられたら、その解決にフォーカスして全力で取り組む。それが弊社の力にも
蓄えにもなると思っています。そういうサポート力の築き方ですね。

―― それが、Delphi/400でのサクセス体験というわけですね。
 
緑川 そうなります。市場には今、たくさんの開発支援ツールがあります。Syste
m i分野でも数多くの開発ツールが販売されています。個々のツールはそれぞれ
の特徴を持ち、機能・性能や使い勝手は違うと思いますが、大きな観点で見ると、
重要なのは、ツールをどう上手く使って効率よく開発するか、ビジネス要件に合
致する使い勝手のよいアプリケーションをどのように開発するか、という点だろう
と思います。

―― ツールの差ではなく、ツールを使いこなす技術力や設計力、開発力のほう
が重要であるというわけですね。
 
緑川 ツールの差は、その用途に応じて製品ごとにやはり生じているのは事実
ではありますし、ツールの機能・性能は重要で、Delphi/400も拡張を継続してい
ます。しかし、そこだけではなく、本当に使える、使い勝手のよいアプリケーション
を開発するポイントは、それ以外にもあるということですね。

―― ミガロが、その点にどのように取り組んでいるのか、次回、お聞きしたいと
思います。[以下、次号]
 
>>> ミガロ
 http://www.migaro.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.46 2008.6.9]

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 数字のコラム >>>>>>  1999  <<<<<< 「MESSAGE/400」リリース年
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 ヴィンキュラムジャパンは、1999年にAUTO/400に続く第2弾の製品として「MES
SAGE/400」をリリースしました。それまで製品ラインナップは「AUTO/400」のみ
でしたが、この年に新製品をリリースできたことが、現在の事業成長につながっ
ています。

 製品ラインナップを拡大することで顧客層も広がり、現在ではエンドユーザーだ
けでなく、アウトソーシングビジネスのツールとしてもご利用していただけるよう
になりました。

 製品ラインナップが現在の6製品にまで拡大できたのも、この1999年の新製品
リリースが大きなターニングポイントだったと思います。

>>> 「MESSAGE/400」の製品情報
http://www.vinculum-japan.co.jp/unity_solution/package/message/index.html

[一歩先行く iメールマガジン No.46 2008.6.9]

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◎企画/発行:一歩先行くi5活用協議会

2008年6月17日 No.47

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年6月17日 No.47

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┏ AS/400 20年史ノート (14) システム/38に始まる

┏ 今週の事例 >>> エス・アイ・シー株式会社
  汎用機からのダウンサイジングで運用コストダウン+効率化を実現

┏ インタビュー >>>緑川智子 株式会社ミガロ RAD事業部営業課課長 [後編]
  定評ある「手厚いサポート」。お客様との信頼関係があって、「技術力」が生きる
┏ 数字のコラム:1/365

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┏ AS/400 20年史ノート (14) システム/38に始まる
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 前回のAS/400 20周年セミナーでのソルティス氏の講演でもそうでしたが、ソル
ティス氏がAS/400を語るときはシステム/38がセットで、とりわけルーツに触れる
ときはシステム/38から始めるのが常であるようです。

 ソルティス氏の著書「Inside the AS/400」には、次のように書かれています。

 「1988年には、AS/400もシステム/38と呼んでもよかったのです。実体は、シス
テム/38に新機能を多数追加して再パッケージングしたものでしたから」。

 「名前の変更を選んだ理由は3つありました。1つはシステム/36のお客様の注
意を喚起したかったからで、システム/38の名前のままでは目を向けていただけ
なかったでしょう。2つ目は、新しい名前にするとマスコミに採り上げられることが
多くなるからです。(中略)最後は、IBMの経営陣の多くは、このシステムの中身
がシステム/38だと知らなかったからです」

 「彼ら(IBMの経営陣)は、私たちがたった26カ月(注:原文のまま。28カ月の誤
植か)でまったく新しいシステムを作ったと思っていました。Silverlakeプロジェク
トはロチェスターにとって驚異的な成功でしたが、今でも一部の人が信じてるよう
な、まっさらな状態から開始したわけではありませんでした。システム/38を他の
ハードウェアに入れて、新機能をたくさん追加したのです」

 おそらく、ソルティス氏の見方が、技術的に見て、AS/400の本質を突いている
のでしょう。ただし、そうであるとしても、「新システム/38(=AS/400)」が、旧
来のシステム/38では実現できなかった技術的達成を加えたのであれば、システ
ム/38にこだわらなくてもよい、とする見方もあるように思えます。

 実際、たとえばOSの規模で比較すると、AS/400(OS/400)はシステム/38の3.5
倍以上の700万行以上に膨らんでいます(システム/38は約200万行)。しかしな
がら、それでもなお、ソルティス氏は「AS/400はシステム/38の拡張版」と言い切
ります。そこに、ソルティス氏のコンピュータ・アーキテクトとしての面目を見るこ
とができるように思えます。と同時に、AS/400のアーキテクチャはシステム/38に
あり、そのシステム/38のアーキテクチャは私が開発したものという、技術者とし
ての強烈な自負を見ないわけにいきません。ソルティス氏は次のように書いてい
ます。

 「ひどく寒い1970年1月8日の木曜日、私は革命的な新しいコンピュータ・アーキ
テクチャのプロポーザルをロチェスター研究所の経営陣に提出しました。ハイレ
ベル・マシン・インターフェースがそのプロポーザルの基本部分でした。アドレッシ
ングの構造は、単一レベル記憶といい、私が博士論文にとりかかる前の年に進
化してきたものです」

 「新しいアーキテクチャの陰にある多くの考えは実に急進的でしたが、ロチェス
ター研究所の経営陣は、(中略)新しいシステムのための専門グループを結成す
ることを喜んで承諾してくれました。(中略)私の役目はこの新しいシステムの
アーキテクトになることでしたが、この役目を四半世紀以上も続けることになろう
とは、その当時私はまったく思いもしませんでした。(中略)1978年10月24日に私
たちは新しいシステムを発表し、それをシステム/38と名付けました」[以下、次
号]

◇過去のコラム
・AS/400 20年史ノート (1) 1988年6月20日。異例づくしの製品発表(3月3日号)
・AS/400 20年史ノート (2) AS/400発表前後の汎用機と小型機の事情(3月10日号)
・AS/400 20年史ノート (3) IBM PowerVM Editionの意味(3月17日号)
・AS/400 20年史ノート (4) POWERベースの仮想化の取り組み(3月24日号)
・AS/400 20年史ノート (5) OS/400 V3R1:1994年5月(4月1日号)
・AS/400 20年史ノート (6) Power Systemsへの名称変更:2008年4月(4月7日号)
・AS/400 20年史ノート (7) 日米の発表の違い(4月14日号)
・AS/400 20年史ノート (8) 1985年の苦境と「シルバーレイク・プロジェクト」(4月22日号)
・AS/400 20年史ノート (9) 「シルバーレイク・プロジェクト」の内容(1)(5月13日号)
・AS/400 20年史ノート (10) 「シルバーレイク・プロジェクト」の内容(2)(5月19日号)
・AS/400 20年史ノート (11) 「シルバーレイク・プロジェクト」の内容(3)(5月26日号)
・AS/400 20年史ノート (12) シルバーレイク・プロジェクトとソルティス氏(6月3日号)
・AS/400 20年史ノート (13) AS/400 20周年セミナーでのソルティス氏講演(6月9日号)

[一歩先行く iメールマガジン No.47 2008.6.17]

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┏ 今週の事例 >>> エス・アイ・シー株式会社

  汎用機からのダウンサイジングで運用コストダウン+効率化を実現
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 日本電通グループの一員として総合情報サービス事業を展開するエス・アイ・
シー株式会社は、従来、汎用機をベースに業務システム開発や運用サービスを
提供してきました。

 しかしながら、汎用機ベースでは、ハードウェアのリース料や保守料、ソフトウェ
アの使用料、SE費用などが高額となるため、汎用機からミッドレンジ機へのダウ
ンサイジングが長期間、懸案の課題となっていました。過去の検討時においては、
移行自体に莫大な費用がかかることもさることながら、肝心のミッドレンジ機の
パフォーマンスが低いので見送ったという経緯もあったと言います。

 そして同社が、System i5へのダウンサイジングを決断したのは、System i5が
汎用機並みの性能を備え、価格的に大幅に低額で、「移行費用は高額になるも
ののランニングコストが劇的に下がる」と判断したからでした。

 ところで、エス・アイ・シーでは、汎用機によるアウトソーシングサービス時代か
ら、住友金属工業株式会社の海上・陸上輸送を担う住友金属物流株式会社の
すべての業務のシステム開発と運用を受託してきました。このサービスには、主
軸となる物流管理から料金関係、販売管理、一般会計、経費、業績管理までが
含まれ、住友金属物流の文字通りの屋台骨として同社の業務を支えてきました。

 それゆえ、汎用機からSystem i5への移行に際しても、システムの運用を停止
することは絶対に許されません。

 同社では従来、住友金属物流のシステム運用を、汎用機上の「OPC」と呼ぶ自
動運行ソフトウェアで行ってきましたが、System i5への移行に際しても、住友金
属物流のプログラムを変更することなく、同一の基本ルールで運用できることが
条件となっていました。

 そこで同社が採用したのが、ヴィンキュラム ジャパンの統合運用ソリューション
「AUTO/400」でした。この製品は、運用ノウハウをマスタ・スケジュールとして蓄
積することにより、日々の運用スケジュールを自動制御でき、毎日のカレンダー
情報を基にスケジュールを計画する運用業務やジョブを実行するオペレーター
作業を自動化することが可能です。

 AUTO/400を採用した理由として、同社では「事実上の業界標準と言えるツー
ルで、さらに純国産の製品であることから何かあった時にすぐに相談でき、トラブ
ル時の解析や解決も早いと考えました。また、従来利用してきたOPCに近い形
で運用できる点も採用の決め手になりました」と説明します。

 現在、住友金属物流のシステムでAUTO/400が処理するジョブ数は約500あり
ます。このうち、締切処理のバッチ処理には従来約9時間かかっていましたが、A
UTO/400の導入により2時間弱に短縮され、さらに、従来苦労していた突然のス
ケジュール変更にも柔軟に対処できるようになりました。

 同社では、AUTO/400を「オペレーターの業務が大きく省力化できました。さら
に、業務の内容を、従来の“操作”から“監視”へ変えつつあります」と評価します。
今後は、AUTO/400を軸に「システムの完全自動運用を目指す」としています。

■COMPANY PROFILE  >>> エス・アイ・シー株式会社
・設立:1989年
・本社:東京都
・資本金:1億円
・売上高:32億円(2007年3月期実績)
・従業員数:70名(2007年4月)
・業務内容:機器販売サービス、ソフト開発サービス、アウトソーシングサービス、
技術支援サービス、保守サービスなどの総合情報サービス事業。

◇「AUTO/400」の製品情報ページ
 http://www.vinculum-japan.co.jp/unity_solution/package/auto/index.html

[一歩先行く iメールマガジン No.47 2008.6.17]

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┃イ┃ン┃タ┃ビ┃ュ┃ー┃>>>
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緑川智子 株式会社ミガロ RAD事業部営業課課長 [後編]
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定評ある「手厚いサポート」。お客様との信頼関係があって、「技術力」が生きる
─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・──・─・─・─・──・

―― 前回、使い勝手のよいアプリケーションを開発するポイントは、ツールの
機能・性能に加えて、ツールを使いこなしていく技術ということをうかがいました。
具体的には、どのような取り組みを行っているのですか。
 
緑川 一言で言えば、手厚いサポート、ということに尽きると思います。まず、お
客様が何をなさりたいのか、徹底したヒアリングを行います。そして、ここが重要
だと考えているのですが、お客様の求めるアプリケーションの具体的な実現方法
まで踏み込んだ詳細な提案書をまとめます。そこで、「これならば出来そうだ」と
いう手応えをつかんでいただくようにしています。さらに、実際に一部のプログラ
ムをサンプルとして組んでしまうということもします。

―― 通りいっぺんの提案書はどこにもあるでしょうが、実施方法まで踏み込む
提案書はあまり聞きませんね。
 
緑川 確定していない案件にそこまでやる必要があるのか、という意見もあるか
もしれませんが、私たちはそれがお客様の求めるアプリケーションに近づく最良
の方法だと思っています。最近、こういう取り組みが増えてきました。お客様の求
めるアプリケーションが複雑になってきたということなのだろうと思います。

―― ミガロならではのサポートということですね。ミガロのサポートは定評があ
りますね。
 
緑川 ありがとうございます。既存のお客様からも、「ミガロがいいのは手厚いサ
ポートだよ」といった声をいただいたりします。

―― 社風が、サポートなどの面に出てくるということでしょうか。

緑川 社員である私が言うのもヘンですが、会社として生真面目なところがあり
ますね。お客様に対して曖昧な言い方をしたり、出来ないことを出来ないと言わ
ずにぼやかしたりすることは絶対にいけないという思いが会社全体にあると思い
ます。まあ、当たり前と言えば当たり前のことなんですが、そうした考えが徹底さ
れているという面はありますね。
 
―― 「お客様と一緒に成長していこう」という考え方が、そうした面に出てくると
いうことでしょうね。
 
緑川 今年度は「技術力」をテーマに、弊社の技術力やサポート力、設計・開発
力を、お客様やパートナー様、市場に対して訴えていますが、お客様やパート
ナー様との信頼関係があって初めて「技術力」も生きてくるのだと思っています。
信頼関係を1つ1つ築いていくことが大切だと思っています。

―― ありがとうございました。
 
>>> ミガロ
 http://www.migaro.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.47 2008.6.17]


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 数字のコラム >>>>>>    1/365     <<<<<< ウェルキャットの保守サービス

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 ウェルキャットは、ハンディターミナルのトップメーカーとして、さまざまな製品
を提供しています。

 バーコードや二次元コード用の無線ハンディターミナル・メモリ式ハンディターミ
ナル・耐環境ハンディターミナル、RFID用の無線ハンディターミナル・中距離タイ
プ・PC接続タイプ・ウェアラブルなど、さまざまなタイプがあります。

 そして、ハンディターミナルの保守契約を結ぶと、外観の汚れがひどくなったよ
うな場合、お客様のご要望により1台につき年1回に限り、外観部品の交換に対
応しています。

>>> ウェルキャットの製品情報
http://www.welcat.co.jp/products/

[一歩先行く iメールマガジン No.47 2008.6.17]

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◎「一歩先行く iメールマガジン」をお読みいただき、ありがとうございます。
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◎企画/発行:一歩先行くi5活用協議会

「一歩先行くi5活用協議会」は、すべてのIBM AS/400、iSeries、i5、System iユー
ザーが必要とする情報をタイムリーに提供する目的で設立された団体です。

「一歩先行くi5活用協議会」メンバー(2008年3月現在)

 ・株式会社アイエステクノポート
 ・ヴィンキュラム ジャパン株式会社
 ・株式会社ウェルキャット
 ・兼松エレクトロニクス株式会社
 ・株式会社クライム
 ・マキシマム・アベイラビリティー日本支社
 ・株式会社ミガロ

◎編集協力:アイマガジン株式会社 i Magazine編集部 
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◎「一歩先行く iメールマガジン」に掲載された記事は、
いかなる形式であれ許可なく転載することは禁じられています。
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Copyright(C)一歩先行くi5活用協議会 2008

2008年6月23日 No.48


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年6月23日 No.48

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┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ AS/400 20年史ノート (15) システム/38の発表リリース

┏ 今週の事例 >>> 株式会社ロジックス
  ウェアラブル式RFIDピッキングシステム導入で、「ミスゼロ」を連続更新中

┏ インタビュー >>>石渡晶子 株式会社アイエステクノポート 
            ソリューション営業部シニアマネージャー [前編]
            UT/400の開発・拡張に一貫して携わる

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┏ AS/400 20年史ノート (15) システム/38の発表リリース
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 フランク・ソルティス氏が「革命的な新しいコンピュータ・アーキテクチャ」と自
画自賛したIBMシステム/38は、日本では1978年10月25日に発表されました。米
国での発表の翌日になります。

 今手元にその発表リリースがありますので、ポイントを書き写してみます。

 「日本アイ・ビー・エム株式会社(稲垣早苗会長)は、25日、テクノロジーおよび
プログラミング面において著しく進歩した汎用コンピューター、IBMシステム/38を
発表した。

 IBMシステム/38は、そのハードウェアおよびプログラミング上の革新により、情
報の流れを拡大し、高速化するとともに、大型コンピューターで可能であった諸
機能をコンパクトなシステムで実現した。

 IBMシステム/38は、強力な新しい経営上のツールであり、オンライン業務に適
した進歩したアーキテクチャーを採用しており、コンピューター・コストを低減させ
ることができる。(中略)

 IBMシステム/38は、高度で使い易い次のような機能を提供するので、情報処
理の経験が豊かなユーザーにも、新規のユーザーにも適したものである。

 新システムは、データ・ベース、仮想記憶、オンラインによるプログラマー・サー
ビス、最高40台のワーク・ステーションの直接接続など、大型システムによって可
能であった諸機能をもっている。

 新しいオペレーティング・システムである制御プログラム機能(CPF)は、システ
ム操作やシステム資源の管理の負担の多くをユーザーの手からコンピューター
へ移し、ユーザーの負担を軽減させる。現在広く使用されているRPG㈼プログラ
ミング言語を拡張したRPG㈽、使い易いデータ・ベース機能とオンライン・プログ
ラミング機能によって、ワーク・ステーションにおける適用業務の開発・維持・拡
張の生産性が更に向上することになった。

 IBMシステム/38は、仮想記憶に基づく、単一レベル記憶管理と呼ばれる独特
の記憶管理機構を採用している。これによって、システムは主記憶機構および
磁気ディスク記憶機構を単一の非常に大きな仮想アドレス記憶域として管理す
る。従って、ユーザーは、一時域、プログラム・オーバーレー、区画、ボリューム・
ラベル等の記憶機構管理に対する配慮でわずらわされずに済む。

 IBMシステム/38は中央の情報を種々の形式や順序で容易に取り出せるデー
タ・ベースを構築することができる。例えば、あるユーザーは商品在庫レコードを
商品番号によって、別のユーザーはその同じレコードを取引先番号によって取り
出すことができる。

 IBMシステム/3のプログラムをIBMシステム/38のプログラムに変換するプログ
ラムと手順が用意されている。(以下、略)」

 このリリース文には明記されていませんが、システム/38は世界で初めてリレー
ショナル・データベース機能を内蔵したマシンです。そして何よりも重要だったの
は、ハードウェア独立のアーキテクチャ(TIMI)と、48ビットのアドレシング機構を
持つ単一レベル記憶を備えていたことでした。これは、次回詳しく見る予定のAS
/400のハードウェア構成に受け継がれています。

 また、上記リリース文には「システム/38は最新の半導体テクノロジーを使用」と
題した「補足資料」が付けられています。この要点は次の通りです。

 「IBMシステム/38は最高密度(当社比)のメモリー・テクノロジーを採用している。
さらに、これまでのシステム/3では最高25回路/チップの論理回路を使用してい
たのに対し、新システムでは最高704回路の新論理チップを採用している。

 半導体の進歩がシステム/38の高性能、高信頼性および小型化を実現するの
に不可欠であった。

 従来の8Kビットのランダム・アクセス・メモリー(RAM)モジュールにかわって、
システム/38では64Kビット・チップ4個を使った最高256KビットRAMモジュールを
採用している。これはIBM製品のなかでは最高密度のものである。(中略)

 IBMの最新のLSIテクノロジーによるバイポーラ・サーキットの設計。製造の所
産として4.6ミリ・メータ角に最高704のトランジスター・トランジスター・ロジック
回路をもつ論理チップが生まれた。

 この新テクノロジーにより、IBMシステム/38の中央演算処理部分は10×15イン
チのプレナー・ボードに実装された。

 IBMシステム/3の場合、チップ当たり最高25回路、処理速度8〜12ナノ秒であ
るのに比較すると、新しいチップは約28倍高密度で回路当たりの設計処理速度
は3〜5ナノ秒である。(以下、略)」

 しかし、以上のような最先端の技術と機能を備えたマシンであったにもかかわ
らず、システム/38は最初から“つまづき”の連続でした。まず、性能に問題があ
ることが判明し、初出荷は当初の「1979年第4四半期」から約1年も遅れていまい
ます(1980年7月にようやく出荷)。その上、マシンとしての人気に火がつかず、世
界全体で獲得したユーザー数は約2万という低調ぶりでした。この数字は、シス
テム/3以降のシステム3xシリーズのユーザー数の10分の1以下だったと言われ
ています。

 満を持して投入したシステム/38の不評に危機感を募らせたIBMは、1982年に
なって、当時IBMのミッドレンジ分野で販売されていた5種類の非互換コンピュー
タを統一する「Fort Knox」プロジェクトをスタートさせます(第8回「1985年の苦境
と『シルバーレイク・プロジェクト』」参照)。そして、このFort Knoxプロジェク
トも頓挫してしまい、その渦中から始まったのが、AS/400の開発プロジェクト「シ
ルバーレイク・プロジェクト」でした。[以下、次号]

◇過去のコラム
  ★バックナンバーは、一歩会サイト http://all-as400.net/ でお読みいただけます。

・AS/400 20年史ノート (1) 1988年6月20日。異例づくしの製品発表(3月3日号)
・AS/400 20年史ノート (2) AS/400発表前後の汎用機と小型機の事情(3月10日号)
・AS/400 20年史ノート (3) IBM PowerVM Editionの意味(3月17日号)
・AS/400 20年史ノート (4) POWERベースの仮想化の取り組み(3月24日号)
・AS/400 20年史ノート (5) OS/400 V3R1:1994年5月(4月1日号)
・AS/400 20年史ノート (6) Power Systemsへの名称変更:2008年4月(4月7日号)
・AS/400 20年史ノート (7) 日米の発表の違い(4月14日号)
・AS/400 20年史ノート (8) 1985年の苦境と「シルバーレイク・プロジェクト」(4月22日号)
・AS/400 20年史ノート (9) 「シルバーレイク・プロジェクト」の内容(1)(5月13日号)
・AS/400 20年史ノート (10) 「シルバーレイク・プロジェクト」の内容(2)(5月19日号)
・AS/400 20年史ノート (11) 「シルバーレイク・プロジェクト」の内容(3)(5月26日号)
・AS/400 20年史ノート (12) シルバーレイク・プロジェクトとソルティス氏(6月3日号)
・AS/400 20年史ノート (13) AS/400 20周年セミナーでのソルティス氏講演(6月9日号)
・AS/400 20年史ノート (14) システム/38に始まる(6月16日号)

[一歩先行く iメールマガジン No.48 2008.6.23]

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┏ 今週の事例 >>> 株式会社ロジックス
 
 ウェアラブル式RFIDピッキングシステム導入で、「ミスゼロ」を連続更新中
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 自動車部品専門の物流企業である株式会社ロジックスは、2006年3月に部品
ピッキング工程にRFIDシステムを導入し「誤納品ゼロ」を実現しましたが、以降
丸2年以上これを継続し、注目を集めています。

 ロジックスは、自動車用ホイールメーカー・中央精機株式会社の子会社で、そ
の物流業務を基盤に事業を拡張してきました。また、グループ企業である株式
会社ウェッズの物流業務も請負い、JIT方式の生産物流と、アフターマーケット向
けの多品種少量商品物流という両分野のノウハウを蓄積してきました。

 RFIDシステムの導入は、2005年に大手自動車メーカーから「部品の順立て納
品の庭先業務を頼めないか」との依頼が舞い込んだのが発端です。

 「部品の順立て納品」とは、組立ラインに流す車種の順番通りに部品を順に並
べ、指定パレットに入れて納品することを指します。現在の自動車の組み立てラ
インは複数の車種を混流生産しているので、その生産性を高めるために、組み
立て部品の配置にまで効率化を求めています。そして、このような納品を行うこ
とで、生産ラインの作業者は部品の種別などを逐一確認することなく、パレットの
部品を次々に組み付けていけばよいことになります。

 その代わり、もし部品が間違っていれば、1パレット合計数が合っていても順序
が違っているだけで、「ラインストップ」という重大な問題に結び付く危険が出てき
ます。

 つまり、順立て納品では、通常なら1ケース、1パレット単位での納品精度が問
われるのに対し、“かんばん”が要求する「品種と数の精度」に「順序の精度」を
加えた1ランク上の物流品質が要求されるのです。

 この高度さゆえに、ロジックスに依頼をしてきた大手自動車メーカーではそれ
まで、自動車製造工程の「組立」「塗装」「ボディ」の3分野のうち、ボディ分野で
は順立て納品を要求していませんでした。しかし、組み立て業務のいっそうの効
率化とスピード化を図るため、大手自動車メーカーが工場の庭先で行っていた
順立て業務を外部委託することとしました。それが「部品の順立て納品の庭先業
務」へとつながります。

 ロジックスでは、これまでにホイールやタイヤのピッキングシステムを開発・運
用してきた経験もあり、そのノウハウを生かせば大手自動車メーカーの求める
納品品質を提供できると考え、ボディ分野で初となる部品の順立て納品物流業
務を受託することにしました。

 しかしながら、「スタート当初は相当厳しかった」とロジックスの鶴田和昭社長は
振り返ります。「業務の開始月、いきなり多数の納品ミスが出てしまい、すぐに対
応を図ることにしました」

 初回の2005年1月の誤出荷は393点。納品総数約11万点の0.36%と、看過でき
ない数字だったのです。

 そこで、翌2月からピッキング後に最終検品する専門作業者を張り付け、ミスの
削減を目指しましたが、半年以上続けても、月に10点前後のミスが出てしまうと
いう結果でした。

 とはいえ、月に11万点納品するうちの10点であれば、0.009%、つまり10万分の
9なので極端に多いミスとはいえませんが、“ミスゼロ”を掲げる鶴田社長は納得
せず、新システムの導入を決断します。

 「この業務で扱うボディ部品の本体には、バーコードなどのID情報は付いてい
ません。しかも金属プレス品で端が鋭利なため手を切らないよう、ピッキングは
両手で行う必要があります。その条件を満たし、効率を落とさずミスをなくせる新
たな仕組みができないかと考えました」

 現場管理部門はこの方針を受けて、「ID情報がない部品を、両手で、ミスなく、
素早くピッキングできる仕組み」の実現に向け、検討を開始。以前から同社物流
センターのシステム・設備を担当してきた保管・物流システムメーカーの日本ファ
イリングに相談を持ちかけたところ、独創的なアイデアを盛り込んだ案が提案さ
れました。それが、RFIDを活用した「ピッキングチェックシステム」だったのです。

 新システムは約半年をかけて完成し、2006年3月に本稼働に入りました。する
と最初の月から目標のピッキングミス・ゼロを達成。そして現在に至るまでミスゼ
ロを継続しています。この間、取り扱い部品のアイテム数と数量は、メーカーの
生産ライン編成に応じて変動しています。にもかかわらず、ミス・ゼロを続けてい
るわけです。

 RFIDシステムのこのキーツールとなったのは、ウェルキャットのリストバンド式
のウェアラブルRFIDリーダライタ「WIT-150-T」です。日本ファイリングが検討して
いた当時はまだ開発途上で、製品化を待っての導入となりました。

 「両手を使いながらチェックできる狙い通りの仕組みができ、これだ、と思いま
した」と鶴田社長は述懐します。

 また、パーツセンターの責任者だった中根康秀センター長(現・豊田物流セン
ター長)は、「現場サイドとしてはミス削減のため、毎朝の教育訓練、人間系によ
るダブルチェックなど改善・工夫を続けていましたが、それでもゼロにはならず、
“間違ってはいけない”という従業員の精神的プレッシャーには大きなものがあり
ました。それが、新システムでミスゼロという劇的な成果が出せ、しかも間違いが
あった場合はシステムが見つける仕組みによって、作業者のプレッシャーを取り
除くことができたのが、一番の効果だったと考えています」と評価しています。

 また、中根センター長は次のように付け加えます。

 「いくら立派なシステムを入れても、ルールを守らなければミスは出ます。今回
は現場が使いやすく、生産性も落とさず、システムの力を存分に発揮させるため
の運用を工夫し、ルールを作り上げていきましたが、この点が重要だったと思い
ます」

 つまり、ミスゼロは、RFIDシステムと現場の運用力との連携があって初めて実
現できたものということです。すなわち、ロジックスが多数の部品物流現場で蓄
積したノウハウがここで生きたわけです。

 鶴田社長は、「ミスゼロを実現し継続しているという信用をお客様に対して確立
できたことが何よりの成果です。今後はパーツ物流サービスに加えて、このピッ
キングチェックシステム自体を商品とし、関連業界のお客様に展開して行ければ
と考えています」と語ります。

■COMPANY PROFILE  >>> 株式会社ロジックス
・設立:1992年
・本社:愛知県岡崎市
・資本金:1億円
・売上高:46億3,600万円(2006年3月期)
・従業員数:189名(2006年3月期)
・業務内容:倉庫業、物流に関するコンサルティング、物流機器の販売など。
 http://www.lgcs.co.jp/

◇月刊「マテリアルフロー」(流通研究社 発行)2008年6月号より要約・転載
  http://www.ryuken-net.co.jp

◇ウェアラブルRFIDリーダライタの製品情報ページ
 http://www.welcat.co.jp/products/index_rfid.html

[一歩先行く iメールマガジン No.48 2008.6.23]

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石渡晶子 株式会社アイエステクノポート 
       ソリューション営業部シニアマネージャー [前編]
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UT/400の開発・拡張に一貫して携わる
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 System iスプールのアウトプット・ソリューションといえば、真っ先に挙げられる
のがアイエステクノポートの「UT/400」シリーズです。今週と次週は、そのUT/400
を担当する同社ソリューション営業部シニアマネージャーの石渡晶子氏に話をう
かがいます。

―― 石渡さんは、UT/400の開発に関わったということですが、何年のことですか?

石渡 2000年です。今から8〜9年前になりますね。元々の発端は、あるお客様
がメインフレームからSystem iへ移行するのに際して、メインフレームと同様の
アウトプット・ソリューションを求められたのがきっかけです。その時に、UT/400
の原型となるプログラムが開発され、現在「UT/400-ex」と呼ぶベース製品へ発
展していきます。そしてUT/400-exはその後、お客様のご要望に対応する形で、
自動仕分けや汎用スプール処理を行う「UT/400-SPL」と保管・復元などの機能
を持つ「UT/400-SAV」の2つに分けられ、お客様のニーズに応じて選択できるよ
うになりました。

―― いずれにしても、ユーザーのニーズから始まった、というわけですね。

石渡 そうです。その後のUT/400の拡張も、すべてお客様のご要望に端を発し
て発展してきたと言えますね。

―― 2000年にUT/400-exがリリースされて、翌2001年には早くも「UT/400-SD
P」が登場しています。

石渡 これも、System iのスプールデータをCSVなどに変換したいというお客様
のご要望にお応えしたものです。

―― そして、2003年に「UT/400-iPDC」が出てきます。

石渡 このプロダクトでは、UT/400そのもののベース機能を全面的に見直し、強
化を図りました。それと、この頃になるとPDFの利用が急速に進み始めていて、P
DFを高度に使いたいというお客様も増えていました。そこで、PDFに本格的に対
応し、さまざまな加工・処理や、マルチオーバーレイ作成など表現力を高める機
能強化を行いました。

―― その後、UT/400に関して、独立した名称を持つ製品が出ていないというの
は、UT/400が完成の域に達したということですか?

石渡 それもあります。スプールデータの利用という観点では、ほぼ対応できた
と考えていますが、今後はお客様のご要望に、よりきめ細かくお応えしていくこと
だと考えています。実際にそういう仕事が増えていますね。

―― というと。

石渡 カスタマイズのご要望です。たとえば、「メインフレームで行っていたスプー
ル処理を、移行後のSystem iでも同じようにやりたい。ついては、UT/400で対応
できないか」といったご要望です。それと、従来お使いのシステムとの連携などの
ご要望も多いですね。

―― そのあたりの柔軟な対応は、自社開発プロダクトであるという強みが、遺
憾なく発揮されていますね。

石渡 はい。いくらでもソースを変更することができますし、拡張や追加も可能で
す。お客様のほうでもそれをよくご存じで、「何とかなるだろう」という“厳しい”
ご要望もあります。まあ、何とかしてしまうのですが(笑)。

―― 連携といえば、2003年のUT/400-iPDC以降、他社製品との連携が続きます。

石渡 最初がコクヨS&Tの帳票自動FAXとセキュアファイル転送のASPサービス
「@Tovas」で、次がJFEシステムズの電子帳票「FileVolante」、そしてインフォプ
リント・ソリューションズ・ジャパンの各種プリンタへのPDFダイレクト印刷へと続
きます。

―― UT/400の世界が一段と広がったというわけですね。

石渡 スムーズな連携が実現できているので、お客様にとっては使いやすい環
境が一段と広がったのではないかと思います。[以下、次号]

>>> アイエステクノポート
 http://www.istechnoport.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.48 2008.6.23]

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2008年6月30日 No.49

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年6月30日 No.49

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┏ 今週の事例 >>> フェラーリ・アメリカ
 DBMotoを使用してレポート・ソリューションを構築
 System iからSQL Server/Accessへデータをレプリケーション

┏ インタビュー >>>石渡晶子 株式会社アイエステクノポート 
            ソリューション営業部シニアマネージャー [後編]
 自由に物を言い合う風土でのUT/400開発

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┏ 今週の事例 >>> フェラーリ・アメリカ

 DBMotoを使用してレポート・ソリューションを構築
 System iからSQL Server/Accessへデータをレプリケーション
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 フェラーリ・アメリカ(www.ferrariusa.com)はイタリアのフェラーリの子会社で、
北米と南米においてディーラー経由でフェラーリ車を販売し、販売後のユーザー
に対するサービスも提供しています。

◇バックグラウンド:
 フェラーリ・アメリカは、当初、社内で使用するレポーティング・ツールを調査し
ていました。そして、レポーティング・ツールを利用するための前提として、マイク
ロソフトのSQL ServerやAccessの情報にアクセスするのと同様に、System i 上
の重要なデータにアクセスする手段が必要でした。

◇問題発覚:
 フェラーリ・アメリカのITチームはレポーティング・ツールの選定に多くの時間を
かけました。そして、ようやくのことで業務内容に合致するツールの採用を決め
ましたが、そのツールはi5/OS上のDB2から直接データを抽出する機能を持って
いませんでした。

 レポーティング・ツールを利用するためには、ソースから簡単にレプリケーショ
ンできるツールが必要でした。しかし、新たにツールを追加購入するための予算
はあまり多くありませんでした。

◇問題解決:DBMotoの導入
 フェラーリ・アメリカのITチームは、予算内に収めることのできる、低コストで済
む、DBMotoの評価・検討を開始しました。その結果、その使いやすさと機能の
豊富さが、ニーズに十分見合うものと判断をしました。

 DBMotoは外部の特別な手助けを必要とすることなく導入でき、予算内で当初
求めていた環境を構築することができました。

◇利用環境:
 System iのソースDB2テーブルを、DBMotoを使用してSQLServer2005とAcces
sにレプリケーションしています。DBMotoは、System i上のDB2テーブルから不要
なレコードを排除して、周期的にSQL Server 2005と MS Accessへレプリケー
ションを行います。レポーティング・ツールはSQL Server 2005とMS Access上の
データを使用します。

◇DBMotoの利用概要:
 レプリケーション・プロセスはいくつかのコンポーネントから構成されています。
それらはセールスおよびサービスなどの分野です。ターゲット・データは、Window
s 2003 / SQL server 2005 serverに蓄積されます。いったん、レプリケーション
が構築されれば、DBMotoはほとんどメンテナンスの必要はありません。また、D
BMotoのフィルタリング機能を使用して、古い重要でないデータをフィルタリング
しています。これによりレプリケーション処理の効率を向上させ、ターゲット・ファ
イルを管理可能なサイズに縮小させています。

◇選択基準:
 DBMotoのシンプルな使い勝手は、小さなIT チームにとって大きな力になりまし
た。また、DBMotoコストパフォーマンスの高さと評価期間におけるサポートも、採
用の大きなファクターとなりました。

◇証言:
 フェラーリ・アメリカの情報システム部門長 Sandro Levati氏.

◇DBmotoの製品情報ページ
 http://dbmoto.climb.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.49 2008.6.30]

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石渡晶子 株式会社アイエステクノポート 
       ソリューション営業部シニアマネージャー  [後編]
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自由に物を言い合う風土でのUT/400開発
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―― 前回、UT/400の歩みをうかがいましたが、開発体制はどのようになってい
るのですか?

石渡 主に社長の金澤が骨格となるアイデアを出して、それを私およびチームで
製品にまとめ上げるという役割分担ですね。

―― 金澤社長は、System iに対して“熱い”、「超」が付くほどの情熱の人です
から、アイデアもいろいろ出てくるのでしょうね。

石渡 それはもう(笑)。溢れんばかりの情熱の人ですから、アイデアもポンポン
出てきます。それを、お客様の実情やマーケットの状況に照らしながら、少し引
き下がって、ややクールな視点で意見を言っていくのが私の役割かな、と思って
います。

―― そういう意見や感想を言い合う土壌があるわけですね。

石渡 家族的な会社と言えますね。会議などで、時にはそれぞれが意見を主張
し合って激論になることもありますが、自由に物が言える土壌があります。

―― 石渡さんは、RPG一筋ですか?

石渡 はい。Javaなど他の言語をやったこともあるのですが、今はJavaの担当
者がいるので、Java関連はそちらに回して、私はRPGを担当しています。

―― UT/400で、コアのRPGの部分は石渡さんのご担当で、画面や連携プログ
ラムなどのJavaに関連する部分はJava担当という布陣なわけですね。

石渡 そうです。結果的に、そういう分散開発のほうが効率がいいようです。

―― RPGについて感想はありますか?

石渡 Javaなどと比べると驚くほど修得しやすいですね。だから、Javaの担当者
がRPGを手がけても、無理なく覚えてしまいます。逆に、RPGをやっている人がJ
avaに向かうとすると、とても大きな壁を感じるのではないでしょうか。

―― お仕事としては、UT/400関連の開発と、技術面での営業支援がご担当と
いうことですか。

石渡 それに、弊社ではシステム・インテグレーションやシステム開発、アプリ
ケーション開発も行っていますので、そちらへ回ることもあります。いろいろな役
割で、お客様と接したり、パートナーと協調したりすることが、ほかの仕事にいい
面で生かされていると感じています。

―― エンジニアとして現在、テーマとしていることは何ですか?

石渡 若い人も入社してきて、チームで開発することも少なくないので、開発に関
わるマネジメントのスキルをもっと勉強したいと思っています。それと、マーケット
の動きが早く、またそれぞれが深い内容を持っていますので、全体と細部を見る
眼を養いたいですね。忙しく、とはいえ充実している毎日ですが、その一方で自
分に栄養を与えることも忘れてはいけないと感じているこの頃です。

―― ありがとうございました。

>>> アイエステクノポート
 http://www.istechnoport.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.49 2008.6.30]

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2008年7月7日 No.50


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年7月7日 No.50

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┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ 今週の事例 >>> 東レ建設株式会社
 クレーム管理システムをDelphi/400で開発
 お客様満足度の向上を実現するきめ細かな作り込み

┏ インタビュー >>>冨田 育弘 ヴィンキュラム ジャパン株式会社 
            運用プロダクト部課長 [前編]
 JOURNAL/400が絶好調、その理由は?

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┏ 今週の事例 >>> 東レ建設株式会社

 クレーム管理システムをDelphi/400で開発
 お客様満足度の向上を実現するきめ細かな作り込み
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 東レ株式会社の100%子会社として1982年に発足した東レ建設株式会社は、
ファッションから宇宙開発まで高いテクノロジーで暮らしを支える東レグループの
建設会社であり、総合建設事業(ゼネコン)と総合不動産開発事業(ディベロッ
パー)の2つの顔を併せ持つ数少ない企業です。

 その東レ建設で現在、新しいクレーム管理システムによるお客様満足度の向
上とクレームの再発防止、高品質サービス提供の取り組みが進んでいます。今
回はその事例を紹介します。

 同社では従来、お客様から建物に関するクレームが寄せられた場合、クレー
ムを受け付けた部署でクレーム管理システムへの入力を行っていました。しかし
ながら、重大クレームだけが登録対象となっており、ともすれば一部の重大なク
レームだけが登録されがちになり、すべてのクレームを管理することは実現でき
ていませんでした。

 その最大の理由は、クレーム管理システムと入力に必要な基本マスタとが連
動していなかったため、入力に大きな手間と負荷がかかっていたからです。つま
り、入力者がクレーム登録に必要な物件等の情報を参照しようとしてもシステム
上で閲覧することができず、紙のファイルを探し出し、その上で必要な情報を転
記するなどの手間がかかっていたのです。入力者からは「入力に時間と労力が
かかりすぎ、システムが非常に使いづらい」という声が上がるようになっていまし
た。

 その結果、重大クレームを受け付けてもクレーム管理システムへの入力が滞
るようになり、登録が徐々に減少するという悪循環に陥っていました。そして、す
べてのクレームを社員間で共有できていなかったため、個々のクレームへの対
応は社員個人の能力に依存するという問題も持ち上がっていました。また、別の
部門では、集められたクレーム情報を現場にフィードバックするために膨大な集
計作業と分析を行っていました。しかし、蓄積されたクレームが不定期の情報で、
かつ部分的なものも少なくなかったので、すべてのクレームに対応できていない
という問題を抱えていました。

 東レ建設では上記の問題を解決し、類似クレームの再発防止と、高品質サー
ビスの提供を実現させるため、新しいクレーム管理システムの構築を検討する
ことにしました。

 そのシステムでは、すべてのクレーム情報を容易に共有でき、蓄積したデータ
から報告書類を自動的に作成できることが要件となりました。すなわち、どの社
員でも手軽に入力でき、操作も簡単で、業務効率が向上するシステムです。そし
て、さまざまな製品を検討した結果、ミガロの開発支援ツール「Delphi/400」を採
用し、新規にシステムを開発することとしました。

 新規にシステム化した結果、お客様からのクレームをすべて入力することが実
現し、過去の検索も容易に行えるようになりました。さらに、クレーム発生時の受
け付けから担当者の対応履歴まで参照できるようになり、クレーム箇所の画像
も表示できるようになりました。

 また、重大なクレームが寄せられた場合、関係部署や関係者に対して即座に
アラートメッセージを送り、「クレーム対策会議」を自動召集できるような作り込み
も行いました。さらに、蓄積したデータから自動集計を行って分析資料を作成し
たり、クレーム防止策を定期的にメール配信する仕組みも構築されています。

 これらによって情報の共有化と作業の効率化が一段と向上し、業務の大幅な
スピードアップ化が図られています。そして、今回のシステム改築の大きな目標
であったクレームの再発防止と高品質サービスの提供、さらにお客様満足度の
向上が実現しています。

 同社 技術部技術室の大橋良之氏は、「このシステムは、これから長いスパン
でデータ蓄積・分析することによって改善効果が現れてくると期待しています」と
語っています。

■COMPANYPROFILE >>> 東レ建設株式会社
・設立:1982年
・本社:大阪市北区
・資本金:15億円億300万円
・従業員数:360名(2008年6月)
・業務内容:建築・土木工事の企画、設計、施工、監理、マンション・住宅の建設、
分譲、不動産の売買、賃貸、仲介、.不動産・建設全般のコンサルティング業務
 http://www.toray-tcc.co.jp/

◇ミガロ
 http://www.migaro.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.50 2008.7.7]

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冨田 育弘 ヴィンキュラム ジャパン株式会社 運用プロダクト部課長 [前編]
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JOURNAL/400が絶好調、その理由は?
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 ヴィンキュラム ジャパンのSystem i向けミラーリングツール「JOURNAL/400」
が好調のようです。その理由と機能の特徴を、同社の冨田育弘 運用プロダクト
部課長にうかがいます。

―― ミラーリングツールの「JOURNAL/400」が、依然として好調のようですね。

冨田 おかげさまでお問い合わせや引き合いが多く、順調に販売が伸びていま
す。

―― やはり、「事業継続」や「IT内部統制」に真剣に取り組む企業が着実に増
えているということでしょうか。

冨田 お客様やパートナー企業をお訪ねすると、そのことを強く実感しますね。
事業継続やIT内部統制は、多くの企業にとってもはや避けえないテーマである、
という認識に加えて、急いで対策を講じなければならない、といった緊迫感や切
実さをお持ちになっている企業が増えてきたと思います。

―― お客様が導入する際、JOURNAL/400のどういった特徴に目を向けられて
いますか。

冨田 多いのは「コスト・パフォーマンスのよさ」でしょうか。JOURNAL/400は、Sy
stem iのマシン・タイプによって料金を違える、いわゆる「機械別料金制」を採っ
ていないので、非常に安価に感じられるお客様が多いようです。つまり、一律の
パッケージ料金です。そして、これに伴って、メンテナンス料金も低額に抑えてあ
ります。

―― System iをもう1台用意せずに済むというのも、ユーザーとしては助かりま
すね。

冨田 はい。HAシステムの構築というと、コスト面ではその点がネックになる場
合が多いようですが、JOURNAL/400はデータをPCサーバーへ退避させますか
ら低コストで済みます。

―― 他社ツールからの「乗り換えキャンペーン」なども実施しているのですか。

冨田 はい。あまり宣伝していませんが、他社ツールから乗り換えたいというお
客様も少なくないので、そういうお客様には特別料金を設定しています。

―― ほかに、導入するお客様が注目している特徴は何でしょうか?

冨田 高機能である点と操作性のよさ、利用のしやすさでしょうか。

―― 具体的に説明いただくと、どのような内容ですか。

冨田 データの送達確認機能は、文字通りの機能ですが、こうした機能を備えて
いないミラーリングツールが多いようで、評価いただくことが多いですね。実際、
こうした機能のある・なしで、運用管理の作業内容が変わってくると思います。ま
た、ミラーリングが高速であること、ローカルジャーナルによる管理であるため本
番機の負荷を抑えつつ必要な情報のみを退避できること、ミラーサイトへ伝送す
るデータを暗号化している点なども大きな特徴になっています。

―― リアルタイムにミラーリングできるわけですね。

冨田 そうです。リアルタイムであることと、アプリケーション単位にデータを保
管・復元できるのも特徴ですね。

―― 万一、同期が取れなくなった場合のエラー情報の把握もアプリケーション
単位ですか?

冨田 ファイル単位です。ファイル単位でエラー情報の把握が可能です。システ
ムが稼働中でも、ファイル単位で同期指示が可能になっています。

―― それと何といっても、自社開発の国産ツールである点が特徴であり、ユー
ザーの要望にきめ細かく対応できる点が最大の強みですね。

冨田 弊社は、元々は企業のシステム部門から出発した会社ですから、ユー
ザーの視点で製品開発をし、ユーザーの立場に立ってサポートを行うというのが
信条です。弊社の統合運用ソリューション全体で、800社以上のSystem iユー
ザー企業にご利用いただいているという実績は、国産ツールゆえのきめ細かな
対応を評価いただけたものと考えています。[以下、次号]

>>> ヴィンキュラムジャパン
 http://www.vinculum-japan.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.50 2008.7.7]

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2008年7月14日 No.51

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年7月14日 No.51

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┏ 今週の事例 >>> 明治乳業株式会社
  スプールファイルを全面的にPDF化、ペーパレス環境に向けたインフラ整備へ

┏ インタビュー >>>冨田 育弘 ヴィンキュラム ジャパン株式会社 
            運用プロダクト部課長 [後編]
  検索・参照・分析用に特化したツール「Hybrid ANALYZER」を7月1日に発表

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┏ 今週の事例 >>> 明治乳業株式会社

 スプールファイルを全面的にPDF化
 ペーパレス環境に向けたインフラ整備
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 明治乳業では、IT利用に関して、大型汎用機、System i、Windowsサーバーが
共存する情報環境を構築しています。財務会計システム、および牛乳とヨーグル
ト製品に関する受注・出荷システムが稼働するのはIBMの大型汎用機。また牛
乳とヨーグルト以外の市販乳製品(例えば、バター・チーズ・粉ミルク・アイスク
リームなど、社内では「酪品」と呼ばれる)の受注・出荷システムはSystem i上で、
生産管理システムや販売管理システムはWindowsサーバー上で運用するという
構成です。

 System iには2台のモノクロレーザープリンタを接続し、主に受注センターで使
用する全12種類の帳票を月間約5万枚印刷していました。しかし、かねてから
ペーパレスが環境活動における大きなテーマでもあったことから、2006年にSyst
em iをモデル550へリプレースするのを契機に、大量の印刷量を少しでも解消す
る狙いで、スプールファイルのPDF化を検討することになったといいます。

「550へのリプレース時期は、ちょうど2台のプリンタを切り替えるタイミングに重
なっていました。それまではモノクロレーザープリンタを使用していましたが、PDF
のダイレクト印刷が可能なプリンタの導入を検討し、同時にSystem iのスプール
ファイルをPDF化するためのツールの選定を並行して進めることになりました」と
語るのは、情報システム部開発2グループの染矢健氏です。

 同社では後継プリンタとして、モノクロ複合機・複写機である「KM-6030」(京セ
ラ)を選定しました。主な選定理由は、PCサーバー等を経由せず、ダイレクトにP
DF印刷に対応できる点にあったといいます。

 一方、PDF化する手段としては、System i向けのPDF帳票作成変換ツールであ
る「UT/400 iPDC」(アイエステクノポート)の導入を決定しました。

「UT/400 iPDC」はスプールファイルを単純に変換するだけでなく、専用オー
バーレイを使って画像や文字フォント装飾、色、罫線、バーコードなどを付加し
たグラフィカルなPDF変換・編集が可能です。

 同社の場合、出力対象となる帳票は「納品書控え」などをはじめとするチェック
リストやエラーリストが中心でしたが、いずれもロゴマークを印字しており、またA
PWを使用して罫線の印刷を多用していました。

 こうした従来の帳票を、PDF化した後も同じようなイメージ・品質で印刷する必
要がありましたが、UT/400 iPDCであれば、専用オーバーレイ機能によってAPW
などの既存のデータ属性をインポートし、スプールファイルからPDFへ変換する
際に重ねてマージできます(ロゴマーク等も同様)。 「またPDFのファイル名だけ
でなく、文書内の文字検索なども可能であった点なども評価して、UT/400 iPDC
の導入を決定しました」と染谷氏は言います。

2006年7月に550を導入。製品選定を経て、同年12月にソフトウェアおよび新し
いプリンタを導入。2007年1月末からPDF化の新しい環境が動き出しました。
開発・準備期間は約2カ月。

 同社では出力枚数が多いため、受注センターの担当者ごとにプリンタの出力ト
レイを割り当て、自動的に出力先を切り替える必要がありました。そこで13個の
OUTQを設定。それぞれにトレイを指定し、プリンタが備えるプリンタ制御コマンド
をiPDC側でコントロールするなどのカスタマイズを実施しました。

 実際には各プリンタ単位で、複数OUTQの監視および制御を実行し、各OUTQ
単位でスプールファイルごとにプリンタ制御コマンドを管理して、自動印刷の仕組
みを実現しています。

 こうした帳票を使った受注センターでの作業は、画面に表示された受注データ
とチェックリストの内容を対比しながらデータの整合性を確認していくため、実際
の運用面ではPDF化したチェックリストの印刷を全面的に停止するのは難しかっ
たようです。作業の種類によっては印刷しなくなった帳票もあるが、今のところ大
きなペーパレス効果を確認するには至っていません。

 しかし、スプールファイルが全面的にPDF化されたことによって、別の業務で印
刷量の削減や改善効果を生み出す可能性が見えてきています。

 例えば、前述のチェックリストの一部は、取引先の確認用に先方へFAXで送信
していました。この送信作業を、PDFファイルの自動メール送信に切り替えれば、
ペーパレス効果に加えて業務改善効果を期待できます。同社ではまもなく具体
的にメール送信ツールの選定を開始する予定です。

 スプールファイルの全面的なPDF化を果たしたことで、ペーパレス化に向けた
インフラが整い、今後はさまざまな対象業務の効率化を探っていくことになりそう
です。

■COMPANYPROFILE >>> 明治乳業株式会社
・設立:1917年
・本社:東京都江東区
・資本金:336億4000万円(2008年3月)
・売上高:4783億5300万円(2007年度)
・従業員:4481名(2008年3月)
 http://www.meinyu.co.jp/

◇アイエステクノポート
 http://www.istechnoport.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.50 2008.7.7]

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冨田 育弘 ヴィンキュラム ジャパン株式会社 運用プロダクト部課長 [後編]
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検索・参照・分析用に特化したツール「Hybrid ANALYZER」を7月1日に発表
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―― 前回は、災害対策ツールとしてのJOURNAL/400について特徴をうかがい
ましたが、JOURNAL/400はBI(ビジネス・インテリジェンス)ツールのエンジンとし
ても利用できるわけですね。

冨田 そうです。本番機上の必要なデータをPCサーバーへミラーリングする機能
を持つので、必要なデータを抽出・加工し分析するためのエンジンとして利用で
きます。日々刻々と変化するデータを本番機に影響を与えることなくPCサーバー
へ送信し、PCサーバー上で加工・分析が可能です。

―― そのPCサーバー上のデータベースに、昨年、Oracleを指定できるようにな
りましたね。

冨田 お客様からの強いご要望にお応えしたものですが、従来からのSQL Serv
erに加えて、Oracleへもロードできるようになりました。Oracleをお使いのユー
ザーも、SQL Server同様少なくありませんから、JOURNAL/400の利用範囲が格
段に広がりました。

―― データ分析という点では、セキュリティツールの「Hybrid SECURITY」との連
携もありましたね。

冨田 ええ。Hybrid SECURITYが取得する監査情報を、JOURNAL/400を使って
リアルタイムに自動的にPCサーバーへ退避することができます。監査情報は大
量に発生しますので、データの退避先に安価なPCサーバーを利用すれば、ラン
ニングコストを激減できるというわけです。

―― ログデータなどの検索・参照・監視は、JOURNAL/400のビューアを利用す
るわけですね。

冨田 はい。「Integrated Viewer」を使用します。グラフィカルなインターフェー
スで非常に操作しやすい、使いやすいという評価をいただいています。

―― Hybrid SECURITYのもう1つのビューアーとして、新製品がリリースされる
と聞きましたが、どういう製品ですか?

冨田 「Hybrid ANALYZER」という名称で、JOURNAL/400の専用ビューア「Integr
ated Viewer」はJOURNAL/400のミラーリング機能などとセットですが、Hybrid A
NALYZERのほうはミラーリング機能などはなく、検索・参照・分析用に特化した
ツールです。Hybrid SECURITYのログ分析が、より安価に行うことが可能になり
ます。

―― 稼働環境は?

冨田 Windows 98以降の各Windows OSに対応しています。

―― 発売時期はいつですか?

冨田 7月1日に発表しました。リリース時期は10月を予定しています。ご期待い
ただければと思います。

―― ありがとうございました。

>>> ヴィンキュラムジャパン
 http://www.vinculum-japan.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.51 2008.7.14]

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 ・ヴィンキュラム ジャパン株式会社
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2008年7月22日 No.52


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年7月22日 No.52

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┏ 今週のTopics >>> ヴィンキュラムジャパン、ログ分析ツール「Hybrid ANALYZER」を発表
  内部統制対応の「Hybrid SECURITY」分析機能を強化!

┏ インタビュー >>>桑川正志 株式会社ウェルキャット 特販担当部長 [前編]
    検索・参照・分析用に特化したツール「Hybrid ANALYZER」を7月1日に発表

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┏ 今週のTopics >>> ヴィンキュラムジャパン、ログ分析ツール「Hybrid ANALYZER」を発表

 内部統制対応の「Hybrid SECURITY」分析機能を強化!
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 ヴィンキュラムジャパンは7月1日、セキュリティ管理ツール「Hybrid SECURITY」
の各種ログを多角的に分析するための「Hybrid ANALYZER」を発表しました。
出荷は10月の予定。

 「Hybrid SECURITY」は、System i対応のセキュリティ管理ツールで、リアルタ
イムの外部アクセス管理やデータベース監視、システム監査などの多様な機能
を持ったツールです。

 新発売の「Hybrid ANALYZER」は、「Hybrid SECURITY」が取得する大量の監
査情報を、PCへリアルタイムにミラーし、検索・抽出など分析できるツールです。

 従来は、「Hybrid SECURITY」の監査情報の参照・分析用ツールは、AS/400側
の検索・抽出などの機能のほかに、「JOURNAL/400」を組み合わせて利用するこ
とで、PC側での検索・抽出などの分析機能を提供してきました。

また、AS/400側に出力される大量のセキュリティログの退避先として、テープに
よるログ保管などの運用管理を自動化する環境を提供してきました。

 今回発表のログ分析ツール「Hybrid ANALYZER」では、「JOURNAL/400」のリ
アルタイムミラー機能を継承しつつ、PC側での分析機能をより強化しました。

「Hybrid SECURITY」と「Hybrid ANALYZER」は、内部統制で必要とされるシステ
ム要件とユーザーの運用管理も自動化する環境を提供します。

「Hybrid ANALYZER」は、「JOURNAL/400」に比べてユーザーが購入し易い安価
な価格設定になっている点も特徴です。

 今後「Hybrid ANALYZER」は、単体でも利用できるBIツールとして機能拡張し
ていく予定です。

 価格は、サーバー/クライアント1ライセンスのセット価格で100万円。
稼働環境は、WindowsXP以降の各Windows OSに対応。

>>> ヴィンキュラムジャパン
   http://www.vinculum-japan.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.52 2008.7.22]

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桑川 正志 株式会社ウェルキャット 特販担当 部長 [前編]
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好調!「リアル物流システム」、音声デバイスもラインナップ化
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 ハンディターミナルメーカーの株式会社ウェルキャットは、「リアル物流システ
ム」を軸に物流システムのシステムインテグレーションも手がけています。今週
はその特徴と最近のトピックスをお聞きします。

―― 「リアル物流システム」が好調とのことですが、理由は何だと見ていますか?

桑川 弊社は、ハンディターミナルの専門メーカーとしてバーコード対応製品やR
FID対応製品をリリースしていますが、この「リアル物流システム」は各種ハンディ
ターミナルを軸としながらも、トータルで物流システムをご提案するところが特徴
です。市場では、さまざまな物流システムやハンディターミナルが出回っています
が、この2つをトータルにご提供しているベンダーは少ないのではないかと思いま
す。そこがご好評をいただいている一番の理由だと見ています。

―― それは、物流システムの中で、ハンディターミナルなどのデバイスを組み
合わせるのが意外に難しいということですか?

桑川 そういう面もありますが、むしろ、お客様の目的や実情に即して、いろいろ
な種類があるデバイスやアプリケーションを効果的に組み合わせていくことが難
しいからではないかと思います。これは経験や実績がモノを言うところですね。

―― 確かに、さまざまなデバイスがありますね。

桑川 バーコードタイプはもちろんのこと、RFID、冷凍冷蔵庫向け、そして腕時計
のように身につけるウェアラブルタイプがあります。

―― ウェアラブルタイプのほうは、手をかざすだけで使えて、両手が自由にな
るものですね。

桑川 そうです。以上挙げたのは、弊社で開発した製品ですが、最近これに加え
て、ヴォコレクトジャパンの「Voice-Directed Distribution」という音声デバイス
製品も扱い始めています。

―― それはどういう製品ですか。

桑川 倉庫や物流センターなどの業務で、作業員が作業指示書などを見ないで、
音声による指示でピッキングなどの作業を行います。アイズフリー、ハンズフリー
の状態で作業ができるので、効率的で安全に入出荷業務を行うことができます。

―― お客様の反応はどうですか?

桑川 最近、このヴォコレクトのシステムと弊社のウェアラブル製品を組合せて
のバーコードやRFID利用の物流システムの引き合いをいただいていますが、音
声システムの生産性の高さと比較的低コストでシステム構築できる点に驚かれ
るお客様がたくさんいます。物流システムは今、正確さとスピードに加えて、作業
の手間や管理工数を削減する自動化が強く求められています。こうしたご要望
に、コストは極力抑えて、効率的で使いやすいシステムをいかにご提案するか、
ベンダーの知恵と経験が問われていると感じています。[以下、次号]

>>> ウェルキャット
 http://www.welcat.co.jp
   ヴォコレクトジャパン
 http://vocollect.com/jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.52 2008.7.22]

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2008年7月28日 No.53


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年7月28日 No.53

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┏ 今週のTopics >>> 株式会社安川電機  
  作業台にICカード/ICタグリーダライタを埋め込み、工程管理を効率化

┏ インタビュー >>>桑川正志 株式会社ウェルキャット 特販担当部長 [後編]
    ハンディターミナル市場の状況とユーザーの動向

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┏ 今週の事例 >>> 株式会社安川電機  

 作業台にICカード/ICタグリーダライタを埋め込み、工程管理を効率化
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 ロボット、モーションコントロールの開発・製造で知られる株式会社安川電機は、
ICカード/ICタグリーダライタを作業台に埋め込み、工程管理の効率化を図って
います。

 同社では、製造する製品1台1台に識別情報のICタグを入れています。そして、
そのICタグ(RFIDタグ)が埋め込まれた製品を、作業者が作業台の上に置くだけ
で、ICタグからの情報によって前工程が正しく完了しているか否かが確認できる
ようになっています。

 ICタグには、人手作業指示と電子手順書の自動切替機能、製造条件指示と自
動機プログラムの自動切替機能などが書き込まれています。

 前工程で作業正しく完了していると、モニターにデジタル化された手順書が表
示されます。作業者はそれを確認しつつ作業を進めます。また、自動機が作業
する場合は、プログラムが自動的に切り替わります。

 また、作業スタート時間、作業終了時間を取得し、工程全体を把握します。

 このICカード/ICタグリーダライタには、ウェルキャットのPC接続型のEFG-310-
01が採用されています。

 このICカード/ICタグリーダライタの導入により、作業者は「作業台に製品を置
く」ということだけで、各工程の作業に集中できるようになりました。

 さらに、ICタグからの情報がライン管理端末に集まるため、それぞれの作業進
捗が一元的にスピーディに管理できるようになりました。

 このシステムは、同社のアメリカ、イギリス、中国の製造拠点でも展開されてい
ます。こうしたICカード/ICタグリーダライタの活用により、同社の生産性向上が
図られています。

■COMPANY PROFILE  >>> 株式会社安川電機
・創業:1915年
・本社:福岡県北九州市
・資本金:230億円
・売上高:連結 3823億2700万円 単独 2196億9300万円
・従業員:連結 8347名 単独 2809名
・概要:安川電機グループは、安川電機を中核として、子会社78社および関連会
社21社により構成され、「モーションコントロール」、「ロボット」、「システムエ
ンジニアリング」、「情報」、「その他」の各部門の様々な分野で製造、販売、据付、
保守、エンジニアリング等の事業展開を行っている。
 http://www.yaskawa.co.jp/

◇ウェルキャット
  http://www.welcat.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.53 2008.7.28]

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桑川 正志 株式会社ウェルキャット 特販担当 部長 [後編]
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ハンディターミナル市場の状況とユーザーの動向
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―― バーコードリーダーRFIDリーダ/ライタの市場はどのように動いています
か?

桑川 バーコードリーダー市場は成熟市場でお客様の間に定着しています。RFI
Dリーダ/ライタ市場のほうは、今「踊り場」に差しかかっている状況ですが、そ
れでも着実に伸びています。まだまだ、これから大きく拡大していく市場ですね。

―― バーコードリーダーからRFIDリーダ/ライタへの移行なども進んでいるの
ですか?

桑川 一部の業務で、RFIDのよさを活かせるところで移行される企業が出てい
ます。例えば、製造業の製造工程では、いわゆる「カンバン」方式で作業を進め
るところが少なくありませんが、それは、バーコードを印刷した紙の指示票などを
回すことによって行われています。ただ、この方式だと、バーコード印刷した指示
票などは使い切りとなります。そこを、リライトICカードを使用して、電子カンバン
に切り替えて効率化しようという動きがあります。

―― RFIDタグに識別情報と各工程での作業指示などを書き込んで管理しよう
というわけですね。

桑川 ええ。そして、これまでと同じように指示内容やバーコードを印刷して表示
させ、さらにホストコンピュータと連携させて、製造の状況をきめ細かく管理する
という方法ですね。

―― それには、書き換え可能なRFIDタグを使用するのですね。

桑川 そうです。リライトカードを使うことによって、何回でも書き換えが可能です。

―― ユーザーの動きをどう見ていますか?

桑川 展示会周りなどをとても熱心にやっておられて、製品・技術について目が
肥えていますね。特に、求めておられるジャンルの製品・技術を集中的に見てい
て、よく比較検討もされています。

―― そうなると、要求のハードルも高くなるでしょうね。

桑川 ええ。非常に具体的で、現場の課題をハンディターミナルやバーコード、R
FIDの技術を使って、何とか改善し、生産性を高めたいという意欲を感じます。ベ
ンダーにとってはハードルが高くなっているということですが、そうしたご要望にい
かに的確に応えていけるかがベンダーに強く問われているところですね。

>>> ウェルキャット
 http://www.welcat.co.jp

[一歩先行く iメールマガジン No.53 2008.7.28]

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2008年8月4日 No.54

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年8月4日 No.54

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┏ 今週のTopics >>> HiT Software Ritmo/i .NET マネージド・プロバイダについて  
 IBM iシステム上の DB2データにアクセスするための.NET マネージド・プロバイダ

┏ インタビュー >>>川上 真 株式会社クライム ソフトウェア営業部長 [前編]
    着実に販売増:データベース間のレプリケーション・ツール「DBmoto」

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┏ 今週のTopics >>> HiT Software Ritmo/i .NET マネージド・プロバイダについて  

 IBM iシステム上の DB2データにアクセスするための.NET マネージド・プロバイダ
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 IBM iやWindows上のデータベースのデータを複製および同期化するための最
適な方法は、DBMotoの能力と柔軟性を利用することです。ただし、一部のアー
キテクチャでは、データが「サテライト・データベース」に複製されるのを待たずに、
DB2データに直接アクセスしなければならない場合があります。データにアクセス
する必要があるアプリケーションが、.NETフレームワークに基づく場合、HiT Software
の「Ritmo/i」などの100%管理された.NETプロバイダを使用するのが得策で
す。

◎.NETアプリケーションからのDB2データの読み取り、書き込みおよび変更

 Ritmo/iは、100%管理された.NETデータ・プロバイダで、SQLを使用してDB2上
のデータにアクセスします。Ritmo/iは、ADO.NETを経由するか、またはメソッドお
よびプロパティを使用して直接SQLコマンドを受け取ります。プロバイダは、IBM i
サーバーと通信して、最大のパフォーマンスでデータの読み取り、書き込みおよ
び変更を実行します。Ritmo/iは、ネイティブのIBM Optimized Database Server
を使用してDB2と通信するため、IBM iサーバー上に追加ソフトウェアをインストー
ルする必要はありません。

◎.NET開発者およびユーザをサポートするための包括的な機能

 最大のパフォーマンスを実現するために、Ritmo/iは、SQL機能(ストアード・プ
ロシージャ、複数結果セット、大量挿入、接続プーリングなど)をサポートします。
マルチスレッドのサポートにより、アプリケーションの拡張性が確保されます。
Ritmo/iは、TCP/IP接続を使用して通信します。

 DB2 for iのデータ型と.NET環境のデータ型間のマッピング、および.NET環境内
でのプロバイダの使用については、詳細なマニュアルが用意されています。内蔵
のRitmoツールボックスを使用すると、データ・ソースおよび診断用ツールを簡単
に作成および保守することができます。トレースおよびデバッグ機能は、問題を
特定し、パフォーマンスを最適化するのに役立ちます。Ritmo/iは、Windowsサー
バーまたはクライアント・プラットフォームごとにライセンス供与されます。

◎Ritmo/i 開発者版

 強力な設計ツール、コード・ウィザードおよびコマンド・エディタで構成される開
発者版を利用することもできます。さらに、開発者版は、ソース・コード例および
Microsoft SQL Server Reporting Servicesとの統合で構成されるC#ツールキットを
提供します。ユーザは、Reporting Services環境からDB2に接続するためのデー
タ・ソースとしてRitmoを選択して、レポートを作成することができます。また、開
発者版では、ユーザは、Microsoft .NET Visual Studioから、接続、SQLコマンド
およびData Adapterを対話形式で作成および管理することができます。

◎Ritmoの機能とその利点

・ADO.NETコンプライアンス → 最新の開発ツールを利用可能
・ストアード・プロシージャおよび複数結果セットのサポート → スピーディなデータ・アクセス
・マルチスレッドのサポート → パフォーマンスと拡張性
・異なるバージョンのIBMオペレーティング・システムのサポート → 柔軟な配備
・TCP/IP接続 → 標準のネットワーク・プロトコル
・2バイトのサポート → 日本語を含む各国の言語をサポート
・ネイティブのODBSプロトコルのサポート → サーバーの安定性
・完全なネイティブ・データ型セットのドキュメント・サポート → EBCDICとANSI文字セット間の変換
・接続とトレースを設定するためのツールボックス → 診断が容易
・Visual Studio .NETとC# ツールキット間の統合/開発時間の短縮

◎開発者および実行時版

 Ritmo/iは、.NET環境をベースとし、IBM iサーバー上で稼動するDB2データベー
スに高速かつ直接アクセスしなければならない製品またはプロジェクトの開発者
に特に有用です。Ritmo/i開発者版は、DB2に効果的にアクセスするのを支援す
るために、.NETアプリケーションを開発するプログラマ向けに設計されています。
Ritmo/i実行時版は、軽量で高性能のミドルウェアを使用してDB2データをリアル
タイムにアクセスする必要がある.NETアプリケーションのエンドユーザに適してい
ます。従来のクライアント/サーバー・アプリケーション、ERPアプリケーション、
Webアプリケーション、eビジネス・アプリケーション、ビジネス・インテリジェンス・
ツール、データ・ウェアハウジング、データ・マイニングおよびクエリ/レポート・
ツールは、すべてRitmo/iを使用してIBM iサーバーにアクセスすることができま
す。

>>> クライム
 http://www.climb.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.54 2008.8.4]

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川上 真 株式会社クライム ソフトウェア営業部長 [前編]
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着実に販売増:データベース間のレプリケーション・ツール「DBmoto」
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株式会社クライムは、データアクセスやデータ複製のツールを販売・サポートして
います。今回はレプリケーションツール「DBmoto」の最近の販売動向やトピック
スについてうかがいます。

―― データベース間のレプリケーション・ツールである「DBMoto」の販売が増え
ているそうですね。

川上 急拡大とはいきませんが、製品名とソリューションが知られるようになるに
伴ってお問い合わせや引き合いが多くなり、導入いただく企業も着実に増えてき
ました。

―― 簡単におさらいしておくと、DBMotoは、ソースとなるデータベース(DB)から
ターゲットのDBへレプリケーションを行うツールで、ソースおよびターゲットのDB
ともほぼすべてのRDBにはすべて対応している、というものでした。そして、3種
類のレプリケーション・モードがあり、大容量データに対応する「リフレッシュモー
ド」、リアルタイム対応の「ミラーリングモード」、リアルタイム・双方向の「シン
クロナイゼイションモード」の3タイプですね。

川上 例えば、System i上のDB2/400からWindowsサーバー上のSQLServerへ
データをレプリケーションするというような形ですね。

―― DBMotoの導入が進み始めた背景や理由は何だと見ていますか?

川上 いくつかあると思いますが、1つは、System iのオープン化を目指している
企業が多くなっているということだろうと思います。もちろん、基幹システムや基
幹データはSystem i上にあり、今後もSystem i上で利用することを考えておられ
る企業が大半でしょうが、しかし、基幹データを利用する新しいシステムはWindows
などの別プラットフォームで構築したい、バックアップもSystem i以外で取りた
いというユーザーも少なくありません。そうしたニーズにDBMotoがジャストフィット
しているのだろうと思います。

―― 2つ目は何ですか?

川上 もう1つは、事業継続を担保するためにHAシステムを導入したいけれども
高価すぎる、技術や要因の確保も追いつかない、というユーザーがおられて、そ
れに代わるソリューションとして注目されていますね。

―― HAシステムが持つような災害時・障害時のバックアップ機への切り替えと
継続運用のような機能はないけれども、災害や障害が起きる直前のデータは保
全されている、それを利用すれば、復旧後のシステムの継続運用できるというわ
けですね。

川上 そうです。それも、ただすべてのデータをレプリケーションするのではなく、
目的に合わせて必要なデータだけをレプリケートできるわけです。運用管理の工
数も大きな負担にならないというのも評価されている点だと思います。

―― DBMotoの専用サイト(http://DBMoto.climb.co.jp/)ができましたね。

川上 弊社ではこれまで、会社全体のWebサイトと、「クライム情報センター」
「Espressシリーズ・テクニカル・ブログ」「HIT Software製品テクニカル・ブログ」と
いう3つのマイクロサイトを運営してきました。DBMotoに関する技術情報はこのう
ち、HIT Software製品テクニカル・ブログの中に入れていましたが、HIT Software
の製品も数多いので、DBMotoだけの専用サイトを作ったわけです。

―― 技術資料や評価版のダウンロードなどもできるようですね。System i(DB2/400)
からSQL Serverへのミラーリングや、System iのジャーナルの実行につい
ての技術資料などもあります。

川上 DBMotoに関する技術資料や詳細資料はこちらに統合しました。

―― DBMotoの導入企業はどんなプロフィールですか?

川上 業種業態に偏りはありませんが、中堅以上の企業が多いですね。やはり、
System i上の基幹データの活用や保全に積極的な企業と言えます。[以下、次
号]

クライム情報センター
 http://blog.goo.ne.jp/climb_soft
Espressシリーズ・テクニカル・ブログ
 http://blog.goo.ne.jp/quadbase
HIT Software製品テクニカル・ブログ
 http://blog.goo.ne.jp/hitsw

>>> クライム
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[一歩先行く iメールマガジン No.54 2008.8.4]

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◎企画/発行:一歩先行くi5活用協議会

「一歩先行くi5活用協議会」は、すべてのIBM AS/400、iSeries、i5、System iユー
ザーが必要とする情報をタイムリーに提供する目的で設立された団体です。

「一歩先行くi5活用協議会」メンバー(2008年7月現在)

 ・株式会社アイエステクノポート
 ・ヴィンキュラム ジャパン株式会社
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 ・マキシマム・アベイラビリティー日本支社
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◎編集協力:アイマガジン株式会社 i Magazine編集部 
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2008年8月25日 No.55


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年8月25日 No.55

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┏ AS/400 20年史ノート (16) IBM System JournalのAS/400特集号

┏ 今週の事例 >>> 東洋佐々木ガラス株式会社
  Delphi/400を導入し、Web受注サイトを構築。出荷リードタイムを大幅削減

┏ インタビュー >>>川上 真 株式会社クライム ソフトウェア営業部長 [後編]
  コンスタントに出荷が続く「SQL Middleware for DB2 Access」

┏ 「一歩先行くIBM i 活用セミナー」 9月9日(火)、東京・渋谷で開催

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┏ AS/400 20年史ノート (16) IBM System JournalのAS/400特集号
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 IBMには「IBM System Journal」という技術情報誌と「Journal of Research and
Development」という研究・開発誌の2つの技術雑誌がありますが、その50周年を
祝う記念号「Celebrating 50 years of the IBM Journals」が、つい先頃発行され、
Webサイト「Technical Journals」のトップページ(http://researchweb.watson.ibm.
com/journal/)に掲載されています。「Journal of Research and Development」の
創刊は1957年、「IBM System Journal」は1962年の創刊で、現在もそれぞれ発
行されています。
 
 「Celebrating 50 years of the IBM Journals」号の内容は、50年間に掲載され
た技術記事の中で節目となった記事をジャンル別にピックアップし、50年間のIB
M製品および技術の歩みを概観しようというものです。

 この中で、「Computing System Architectures」のジャンルで、1989年掲載の
「System overview of the Application System/400」(AS/400の概要)が採録さ
れています。筆者は、David SchleicherとRoger Taylorの2人。SchleicherはAS/4
00の開発プロジェクト(シルバーレイク・プロジェクト)がスタートした当初のプロ
グラミング/ソフトウェアの責任者で、Taylorはその後任です。つまり、AS/400の
開発担当者自らが執筆したのが上記の論文となります。

 この論文が掲載された1989年秋発行のIBM System Journal(Volume28、Issue
3)は、8本の論文のうち6本がAS/400関連で、AS/400特集号と呼べる内容でし
た。ちなみに各論文の題名を挙げると、次のようになります。

・「System overview of the Application System/400」(筆者:D. Schleicher、R. Taylor)
・「Design, test, and validation of the Application System/400 through early user involvement」(筆者:B. Pine II)
・「A new development rhythm for AS/400 software」(筆者:R. Sulack、R.Lindner、D. N. Dietz)
・「Application System/400 performance characteristics」(筆者:B.Clark、M.Corrigan)
・「The Application System/400 help facility-sign philosophy and considerations」(筆者:D.Charland)
・「Design rationale of the AS/400 user interface」(筆者:J.Botterill)

 各論文の末尾には筆者紹介が掲載されていて、それらを見ると、筆者らがAS/
400の開発に携わってきた現役のエンジニアであることが分かります。つまり、19
89年秋発行のIBM System Journal(Volume28、Issue3)は、AS/400発表から約1
年後にまとめられた、AS/400発表当初の姿を最も的確に伝える技術論文集と
いうことになります。

 では、AS/400発表当初、IBMが力点を置いていた特徴は何なのか。それを次
回に見てみようと思います。[以下、次号]

[一歩先行く iメールマガジン No.55 2008.8.25]

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┏ 今週の事例 >>> 東洋佐々木ガラス株式会社

  Delphi/400を導入し、Web受注サイトを構築。出荷リードタイムを大幅削減
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 東洋佐々木ガラス株式会社は、明治時代から続く老舗のガラスメーカー2
社が統合してできたハウスウェアのトップメーカーで、業務用強化グラス
から熟練したガラス職人による器まで幅広く製造販売している会社です。

 同社では統合した2002年に、旧佐々木硝子が使用してきたiSeriesの継続利
用を決定し、その上で販売・生産・会計などの基幹システムを全面再構築
しています。そしてこれに続き、受発注関連のシステムとして、電子帳票
(本稼働2006年4月)、返信用FAXサーバー(本稼働2006年12月)、受信用FAXサ
ーバー(本稼働2007年8月) などの導入を行ってきました。

 同社では、お得意先様から1日に約700枚の注文伝票がFAXで送られてきます。
それを受信用FAXサーバーで読み取って画像データとしてデータベースに保存
し、その画像を見ながら伝票入力を行い、返信用FAXサーバーから納期回答
を行うという流れで受注処理を行ってきました。

 しかしながら、注文伝票が定型でなくお得意先様ごとに注文伝票の書式が異な
るため、伝票入力に必要以上に時間がかかり、出荷指図までにかなりの時間を
要するという問題を抱えていました。また、注文前に電話で在庫確認をしてくる
お得意先様も少なくなく、その応対や回答にも時間や手間がかかるという問題
がありました。

 東洋佐々木ガラスではこれらの問題を解決するため、Delphi/400を導入し、
Web受注サイトを構築することとしました。具体的な目的は、「注文受付時の
在庫照会など、お得意先様へのサービス向上」と「出荷指図の工数削減」です。

 Web受注サイトにより、お得意先様は自身で製品の在庫照会を行うことが可能
になります。また、現在の在庫確認を行いながら即座に注文できるというリア
ルタイム処理も可能になりました。

 さらに、このWeb受注サイトでは、Delphi/400を利用することによってIBM i
上のデータをWeb上へリアルタイムに提供し、同時に画像などのIBM i以外の
データも一緒に表示することができています。お得意先様にとって使いやすく利
便性の高い画面が簡単に作成できるようになっています。また社内では、お得
意先様が入力したデータを直接IBM iに取り込むことができるので、入力から
出荷指図までの作業工数が大きく削減できています。

 同社は、来春までに目標である40社の利用を目指し、普及に力を入れています。
利用候補企業40社からの注文を、Web受注サイトから注文があったと仮定して
試算をしてみたところ、FAXで送られてくる1枚当たりの処理時間は約30秒短縮
でき、全体では受注センターのオペレーター2名分に相当するコスト削減を期待
できると予測しています。

 「今後は、受注データをCSVデータなどでお得意先様にフィードバックし、それを
お客様社内の業務システムで活用していただくことも可能となります。多様な業
務改善効果が期待できると見ています」と同社 経営管理部情報管理課 課長の
飯田 豊氏は語っています。

■COMPANYPROFILE >>> 東洋佐々木ガラス株式会社
・設立:2002年
・本社:東京都中央区
・資本金:1億円
・売上高:116億円(2007年3月期)
・従業員:510名
 http://www.toyo.sasaki.co.jp/

◇ミガロ
 http://www.migaro.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.55 2008.8.25]

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川上 真 株式会社クライム ソフトウェア営業部長 [後編]
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コンスタントに出荷が続く「SQL Middleware for DB2 Access」
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 前回(8月4日配信号)は、着実に販売数を伸ばすデータベース間のレプリケー
ション・ツール「DBmoto」について話をうかがった。今回は「SQL Middleware for
DB2 Access」などその他の製品についてうかがいます。

―― 前回は、DBMotoを中心にうかがいましたが、その他の製品はいかがです
か?

川上 「SQL Middleware for DB2 Access」がコンスタントに出ていますね。

―― これは、System i上のDB2データに高速アクセスするための製品ですね。

川上 そうです。セキュアで高速である点が特徴です。ドライバの種類によって、
「HIT OLEDB」「HIT ODBC」「HIT JDBC」「Ritmo (.NET)」の4つのタイプがあります。
このうちOLEDBとODBCの出荷が伸びていますね。

―― どういう需要でしょうか?

川上 2通りあって、1つは、AccessやExcelからSystem i上のDB2へアクセスし
データを利用する場合、もう1つは、Accessなどをベースにしたアプリケーションと
System i上のDB2とを連携させるミドルウェアとして利用されています。

―― DBMotoと同様に、これもSystem i上のDB2データを他のプラットフォーム
から利用するということで、System i環境のオープン化の動きと見ることができま
すね。

川上 その半面、JDBCドライバの需要が少ないのが、System iユーザーの1つ
の状況を映しているとも感じています。

―― System iを導入されましたが、これは検証用でしょうか?

川上 そうですね。現在は製品の稼働検証が中心です。今後、WebSphereを載
せて、J2EEに対応しているチャート/レポート・ツールのEspressChart/EspressRe
portの検証を行う予定です。

―― 今後のご予定をお聞かせください。

川上 9月に開催予定の一歩会セミナーと10月の関西UOSフェアに参加します。
積極的にイベント・セミナーに参加して、DBMotoやSQL Middleware for DB2 Acc
ess、Alloraなどの製品を広く知っていただこうと思っています。また、エンジニア
の増強も予定しています。当面、Java技術者を中心に強化していきます。

―― ありがとうございました。

>>> クライム
 http://www.climb.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.55 2008.8.25]

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┏ 「一歩先行くIBM i 活用セミナー」 9月9日(火)、東京・渋谷で開催
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 当メールマガジンを発行している「一歩先行く i5活用協議会」では、9月9日(火)、
東京・渋谷の日本IBM 新渋谷事業所で、「一歩先行くIBM i 活用セミナー」を開催
します。

 今回は、「基調講演」に日本IBM システム製品事業 理事 パワー事業部長の
武藤和博様、「特別講演」に日経BP社 経営とITサイト編集長の谷島宣之様が登場
します。

 IBM iの現在と今後を、Power Systems事業の責任者である武藤事業部長が語り、
IBM iの過去30年の歩みと今後を、ジャーナリストである谷島編集長が展望する
またとないセミナーとなります。ふるってご参加をお願いいたします。

 主なプログラムと開催概要は、次のとおりです。

◎プログラム

・「基調講演 IBM Power Systems と IBM i の魅力〜AS/からIBM i、そしてその
先へ」
 武藤和博 日本IBM システム製品事業 理事 パワー事業部長

・「特別講演 “ あの名機 ” の明日を占う」
 谷島宣之 日経BP社 経営とITサイト編集長 

・「UT/400ファミリーのご紹介」
  岩野秀幸 アイエステクノポート ソリューション営業部マネージャー

・「Hybrid SECURITY & Hybrid ANALYZERのご紹介」
 冨田育弘 ヴィンキュラム ジャパン 運用プロダクト部グループリーダー

・「『DBMoto』『Allora』のご紹介」
 川上 真 クライム マーケティング部長

・「RPGで!らくらく簡単!Webアプリ構築ツール『JACi400』のご紹介」
 岩井利枝 ミガロ RAD事業部 営業推進 主任

・「IHI建機様導入事例による音声物流システムVocollect Voiceのご紹介」
  桑川正志 ウェルキャット 特販担当 部長

・「『*noMAX』のご紹介」
 高野泰樹 マキシマム・アベイラビリティー日本支社 営業部長

◎開催概要

・日時:9月9日(火) 13:00〜17:00
・会場:日本IBM 新渋谷事業所
・参加費:無料
・お申し込み:http://www.migaro.co.jp/cgi-bin/csvmail/csvmail_Ippo.html

[一歩先行く iメールマガジン No.55 2008.8.25]

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◎「一歩先行く iメールマガジン」をお読みいただき、ありがとうございます。
 皆さまのご意見、ご批判、ご感想をお待ちしています。

◎ご意見・ご感想をお寄せください。mailto:info@all-as400.net
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◎企画/発行:一歩先行くi5活用協議会

「一歩先行くi5活用協議会」は、すべてのIBM AS/400、iSeries、i5、System iユー
ザーが必要とする情報をタイムリーに提供する目的で設立された団体です。

「一歩先行くi5活用協議会」メンバー(2008年8月現在)

 ・株式会社アイエステクノポート
 ・ヴィンキュラム ジャパン株式会社
 ・株式会社ウェルキャット
 ・株式会社クライム
 ・マキシマム・アベイラビリティー日本支社
 ・株式会社ミガロ

◎編集協力:アイマガジン株式会社 i Magazine編集部 
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2008年9月1日 No.56

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年9月1日 No.56

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┏ AS/400 20年史ノート (17) AS/400開発の4つの留意点−その1

┏ 今週の事例 >>> 株式会社セガ
  プログラム開発・配布に伴う「危険」と「問題」をS/D Manager導入で一挙に解決 

┏ インタビュー >>>山本ハツ子 株式会社ミガロ 取締役 システム部長 [前編]
            ミガロの歩みと特徴

┏ 「一歩先行くIBM i 活用セミナー」 9月9日(火)、東京・渋谷で開催

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┏ AS/400 20年史ノート (17) AS/400開発の4つの留意点−その1
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 つい最近のSystem i専門オンラインメディア「The Four Hundred」に、「iのカス
タマー・ベースは、IBMの全世界の顧客数の半分」という記述があり、驚かされまし
た。筆者は、「The Four Hundred」の発行元Guild Companies, Incの社長 兼 編集長、
Timothy Prickett Morgan氏で、長年の“System iウオッチャー”として知られてい
る人です。

 同氏の過去のコラムでは、「IBMは、自社最大のカスタマー数を誇るSystem iに対
して、どうして明確な戦略を貫かないのか」という主意の表現が多々ありましたが、
System iのカスタマー数について具体的に触れたのは初めてだろうと思います。

 それはともかく、1988年に発表されたAS/400が20年の時を経て、IBM最大の顧客
数を持つサーバー・プラットフォームに成長したのは間違いないところです。そして、
AS/400がそれ以前のマシンと異なり大きな成長を遂げた理由を、まず開発時点にさ
かのぼって見てみようというのが今回(から数回)のテーマです。

 最初に、前号で紹介した「IBM System Journal」(Volume28、Issue 3)の冒頭論
文「System overview of the Application System/400」(筆者:D. Schleicher、R.
Taylor)のポイントをメモしてみます。

 同論文では、AS/400のシステム設計を行う際に考慮した要素として、次の4つを挙
げています。

(1)カスタマーによる投資効果の最大化
(2)カスタマー・リクワイヤメント
(3)SAA
(4)新機能

 (1)は、どのようなシステムであれ、ユーザーがそれを利用する際は必ず何らか
のコストが発生しますが、AS/400では、そのコスト/メリットを最大化する設計を、
綿密な事前調査に基づいて行った、ということです。特に留意したのは、アプリケー
ションの可搬性を高めるプログラミング・インターフェースの提供と、システムの利
用と運用にかかるトレーニング・コストを最小化するような機能の実装です。

 (2)カスタマー・リクワイヤメントは、「成長性」「シンプル」「生産性」「ソ
リューション」「サポート」の5つに絞られていました。

 まず1番目の「成長性」については、次の3つのリクワイヤメントがありました。1
つ目は、システム/3xからのマイグレーションの実現。2つ目は、幅広いプロダクトレ
ンジのカバー。3つ目は、異なるプラットフォームとの連携を可能にする“水平的な
拡張性”でした。

 2番目の「シンプル」については、エンドユーザー、システム・オペレーター、ア
プリケーション・プログラマー、導入意思決定者、アプリケーション・ベンダーのそ
れぞれにとって「シンプル」であることを目指した、としています。

 4番目の「ソリューション」は、ビジネスソリューションの提供です。業種特有の
ソフトウェアからオフィス業務に共通のアプリケーションまでの提供を留意したとし
ています。

 (3)のSAAは、Systems Application Architectureの略で、40代以上の人には懐
かしい名称でしょう。そして40代未満の人には耳にしたこともない言葉かもしれませ
ん。なぜなら1980年代後半(1987年)に登場して、90年代前半のオープン化の進展と
ともにフェードアウトしてしまったアプリケーション構築体系だったからです。

 しかし、AS/400が登場した1988年は、SAAが発表された翌年ということもあり、SA
Aサポートの意義が強調されていました。本稿で紹介している論文でも、詳細にその
意義が語られています。

 SAAとは、異なるプラットフォーム間でアプリケーションの可搬性を実現するため
に、ユーザーアクセスやプログラミング・インターフェース、通信などを共通化(今
の言葉で言えば「標準化」)させたものです。標準やデファクト・スタンダードといっ
た言葉が一般化している現在では想像しにくいところもありますが、1980年代当時は
SAAのような共通仕様を定義すること自体が画期的だったわけです。

 しかし、SAA自体がIBMの世界に閉じた仕様であったため、世の中のオープン化の
流れに呼応した1992年発表のシステム構築体系「OPEN VISION」で終息してしまい
ます。ただし、このSAAによって、AS/400向けのソフトウェア/アプリケーションを
開発するベンダーにとっては、より開発しやすい環境がもたらされたことも事実です。
[以下、次号]

[一歩先行く iメールマガジン No.56 2008.9.1]

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┏ 今週の事例 >>> 株式会社セガ

  プログラム開発・配布に伴う「危険」と「問題」をS/D Manager導入で一挙に解決 
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 家庭用ゲームソフトからアミューズメント施設まで、多角的な経営を展開する株
式会社セガは、システム/38時代から一貫したIBMミッドレンジ・ユーザーとして知
られています。しかしながら、同社の歩みを振り返ると、同社ほど激しく、システ
ムの拡張と縮小、改築と変更を繰り返してきたユーザーはいないだろうと思われ
ます。

 1984年に、株式上場に備えてシステム/38を導入。1990年には東証一部への
指定替えを機に、基幹システムの抜本的な見直しと大幅な拡張に乗り出して、ホ
スト機をAS/400 2台に増強。しかしながら、この直後から会社が急成長期に入り、
システムの増強を行いながら、最終的にAS/400e 2台へアップグレードしていま
す。

 ところが、この増強も束の間、2001年にドリームキャスト事業からの撤退が決
まると、一転してシステムの縮小化へ転じ、2LPAR構成のホスト機(iSeries 820)
1台へ切り換え、さらに2006年には4LPAR構成のマシンにリプレースして、そこで
子会社のシステムも統合しています。

 同社のコーポレート統括本部 情報システム部部長の松田 雅幸氏は、「事業が
ダイナミックに変化していくのでシステムにも変化が求められ、この20年間、一時
も固まることがありませんでした。変化に柔軟に対応できる構築と運用の体制が
求められてきました」と説明します。

 しかしこの20年間、何の混乱もなく、システムの構築と運用を続けてきたわけ
ではありません。その歩みの中で「深刻な事態に陥った」と松田氏が言うのは、1
990年代前半に基幹システムを再構築した直後のことだったといいます。

 「その時は、生産管理、販売管理、在庫管理、会計などの基幹システムを一挙
に自社開発したので、ソフトウェア資産が急激に増加しました。その上、水平分
散という複雑な運用環境であったため、その後の拡張や変更の際にミスやトラブ
ルが絶えず、どうやったらプログラムを安全かつ正確に開発でき、事故を起こさ
ずに差し替えられるのか、真剣に悩みました」と松田氏は振り返ります。

 その時に同社が問題としたのが、次の4点です。

(1)ソースコードの世代管理が徹底されていないため、トラブルの原因を過去に
さかのぼって調べることが困難
(2)開発者がソースコードを自由にコピーし変更できる環境であるため、同一プ
ログラムの修正が重なった時に混乱が生じる
(3)本番機への配布を手作業で行っているため、人為的なミスが発生する。あ
るいは、そのリスクを心配しながら作業している
(4)本番機にセキュリティがかけられていないため、誰もがソースコードにアクセ
スする危険性がある

 このうち最も深刻だったのが、「本番機へプログラム配布する際の手順」でした。

 「水平分散していたためファイル管理がむずかしいということもありましたが、プ
ログラムのロード先を間違えるといった単純ミスからコンパイルの順番ミスまで、
さまざまな問題が発生していました」とコーポレート統括本部ITサービスチーム
主任の末木英明氏は説明します。

 そこで同社が選択したのが、ツール導入による解決でした。

 採用したのは、アイエステクノポートの「SD/Manager」。SD/Managerを使えば、
ソースプログラムの移行からコンパイル、オブジェクト移行、データ・コピーといっ
た一連の本番登録処理が自動化できます。また、リクエスト管理やプログラム管
理、実績ログ管理などにも対応が可能です。

 ただし、当初のSD/Managerには、水平分散構成のシステムに対応する機能
はなかったので、アイエステクノポートに要請し機能の拡張を実現しています。ま
た、その後も随時、依頼して「機能を拡張していきました」(松田氏)といいます。
そして松田氏は、「現在のSD/Managerは弊社のニーズをすべてカバーしていま
す」と高く評価しています。

 SD/Managerの導入効果としては、本番プログラムの移行に伴う人為的ミスの
可能性がほぼなくなった点が挙げられます。また、運用環境におけるオブジェク
トとソースの整合性が確保でき、さらに移行ログをプロジェクト単位に残せるので、
スケジュールや作業実績、担当者などを容易に把握できるようになりました。

 末木氏は、「導入から10年以上が経過し、プログラム開発とそのリリースに関
して何の問題も起きないところまでこぎつけました」と語ります。

 同社は今、SD/Managerをベースとしたシステム開発・運用の体制を、J-SOX
法対策で要求される「変更管理」の水準に合致させるべく、見直し作業を進めて
います。

 松田氏は、「変更管理のうち、自動化によるミスの回避やプロセスの標準化は
SD/Managerによって確立できており、問題ないと見ています。ただし、担当者・
責任者・審査者といった役割の職務分離(牽制)や、結果のモニタリングについ
ては、まだまだプロセスやSD/Managerの使い方を見直さなければいけない部分
もあり、そこをどう整備していくかが今後の課題です」としています。

■COMPANY PROFILE  >>> 株式会社セガ
・創業:1951年
・設立:1960年
・本社:東京都
・資本金:600億円
・従業員数:3050名 
・業務内容:アミューズメントマシン・家庭用ゲームメーカー、ビデオゲーム
        デジタルコンテンツなど
 http://sega.jp/

◇アイエステクノポート
「S/D Managerプロジェクト管理」の紹介ページ
 http://www.istechnoport.co.jp/sdm_prj.html
「S/D Managerオブジェクト管理」の紹介ページ
 http://www.istechnoport.co.jp/sdm_obj.html

[一歩先行く iメールマガジン No.56 2008.9.1]

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山本ハツ子 株式会社ミガロ 取締役 システム部長 [前編]
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ミガロの歩みと特徴
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 今号と次号は、ミガロの取締役でシステム部長を務める山本ハツ子 氏に、同社の
歩みと特徴についてうかがった。山本氏は、同社創業メンバーの1人。

―― 初めに、山本さんの経歴をお聞かせください。

山本 大学を卒業後、バロース(現・日本ユニシス)に入社して金融系のSEとして勤
め始めました。主な担当は、信用組合のシステムで、在職中に大阪銀行協会の手形
管理システムの開発を担当したこともあります。ちょうど金融機関の1次オン(第1次
オンライン化)が始まる時期でしたね。

―― コンピュータの知識やプログラミングのご経験は入社前にあったのですか?

山本 それがまるっきりなくて、タイピングすらできない状態でした。入社してすぐ
に箱根にある研修施設に放り込まれまして、そこで3カ月間、COBOLとタイピングを
みっちり仕込まれました。研修が終わる頃には簡単なプログラムが書けるようになっ
ていましたから、今から振り返ると、非常に優れた研修プログラムだったのだなと思
いますね。

―― RPGにはどこで出会っているのですか?

山本 バロースのほうは3年ほどで退職し、その後、個人でプログラムを書く仕事を
していました。その時にお手伝いした会社が「システム/38」を使っていて、言語がR
PGでした。

―― どのような印象でしたか?

山本 何てすぐに書ける言語なのだろう! という驚きと衝撃が最初でした。それで
RPGの勉強をし始めて仕事に生かすようになり、多い時には1日に5本の帳票プログ
ラムをRPGで書いたこともあります。とにかくRPGでプログラムを書くことが面白くて
仕方なかったですね。

―― そして、ミガロの設立となるわけですね?

山本 はい。1991年に私を含め社員4名でスタートしました。社長の上甲(將隆 氏)
も日本IBMでAS/400を担当していましたので、当初からAS/400中心のビジネスです。
初めの頃は、「X- PACK/経理」や「X- PACK/給与」をベースにした会計・経理分野
のシステムインテグレーション(SI)に力を入れていました。

―― 90年代後半にはPC分野にも進出していますね。

山本 ええ。ダウンサイジングやオープン化に注目が集まった時期で、Microsoft Ac
cessを使ったシステム開発を積極的に進めたり、「ミガロPCカレッジ」というトレー
ニングスクールを立ち上げたこともあります。PC分野に出て行った理由の1つは、Wi
ndowsの使いやすいGUIが広く普及する中で、AS/400のグリーン画面の古さが際
立ってきたからで、見やすい分かりやすいGUIを求められるお客様の要望にお応えし
ようという動機もありました。

―― そこに、AS/400のGUI化・Web化ツール「Delphi/400」を扱い始めるきっかけが
あるわけですね。

山本 そうです。ある時、若手社員の一人が「こんなツールがありますよ」とDelphi
/400を紹介しているWebサイトを報告してきたのがきっかけでした。そこからDelphi/
400を調べ採用へ向かったのですが、調べるほどに「こんなにいいツールがあったの
か」と驚きの連続でした。AS/400のマシン自体はものすごく優れたマシンなのに、グ
リーン画面には将来がないと感じていたので、Delphi/400を使えばAS/400のよさを
もっと引き出せると思いましたね。

―― 2000年に開発元のSystemObjects社と販売契約を結んでいますね。

山本 はい。その少し前から、AS/400のシステム開発案件ではDelphi/400を使い始
めていたのですが、SI事業とは別に、販売契約後にDelphi/400をパッケージとして販
売・サポートするRAD事業部を立ち上げ、Delphi/400のビジネスを本格化させました。

―― スタート当初からDelphi/400を使ったシステム開発はうまく進んだのですか?

山本 手がけたシステムはすべて、最終的には仕様書通りに動きましたが、そこに
至るまでが最初は試行錯誤と失敗の連続でした。ある時など、コーディングしてシス
テムを組んだものの画面レスポンスが3分以上もかかるというシステムがあって、何
十回とプログラムを書きなおしたこともあります。

―― 最近は、基幹システムもDelphi/400で開発することも多いようですね。

山本 Delphi/400を扱い始めた当初は、規模の小さい、基幹系以外のシステムが大
半でしたが、最近は基幹システムを手がけることが多く、自信も持っています。

―― そうした取り組みにおいて、ミガロの特徴はどういう点にありますか?

山本 1つ確実に言えるのは、ミガロでは会社設立以来、一貫してシステムインテグ
レーションを事業の柱にすえてきたということです。使用する言語は開発案件に合わ
せてRPGやCOBOL、Javaとさまざまで、ツールもパッケージのほか、AccessやVisual
Basic、Delphi/400などいろいろですが、ずっとSIを手がけ、業務システムに関する
ノウハウを蓄積してきました。業務システムも手がけたことのないシステムはない
くらい、幅広くいろいろとやってきました。ミガロが手がけるシステムの特徴を挙
げるとすると、それは、これまでのノウハウやハウツーがぎっしり詰まった経験を
踏まえて、お客様にとって使い勝手のいい、長く安心して使っていただけるシステ
ムを開発できる点にあると思います[以下、次号]。

>>> ミガロ
 http://www.migaro.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.56 2008.9.1]

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┏ 「一歩先行くIBM i 活用セミナー」 9月9日(火)、東京・渋谷で開催
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 当メールマガジンを発行している「一歩先行く i5活用協議会」では、9月9日
(火)、
東京・渋谷の日本IBM 新渋谷事業所で、「一歩先行くIBM i 活用セミナー」を開催
します。

 今回は、「基調講演」に日本IBM システム製品事業 理事 パワー事業部長の
武藤和博様、「特別講演」に日経BP社 経営とITサイト編集長の谷島宣之様が登場
します。

 IBM iの現在と今後を、Power Systems事業の責任者である武藤事業部長が語り、
IBM iの過去30年の歩みと今後を、ジャーナリストである谷島編集長が展望する
またとないセミナーとなります。ふるってご参加をお願いいたします。

 主なプログラムと開催概要は、次のとおりです。

◎プログラム

・「基調講演 IBM Power Systems と IBM i の魅力〜AS/からIBM i、そしてその
先へ」
 武藤和博 日本IBM システム製品事業 理事 パワー事業部長

・「特別講演 “ あの名機 ” の明日を占う」
 谷島宣之 日経BP社 経営とITサイト編集長 

・「UT/400ファミリーのご紹介」
  岩野秀幸 アイエステクノポート ソリューション営業部マネージャー

・「Hybrid SECURITY & Hybrid ANALYZERのご紹介」
 冨田育弘 ヴィンキュラム ジャパン 運用プロダクト部グループリーダー

・「『DBMoto』『Allora』のご紹介」
 川上 真 クライム マーケティング部長

・「RPGで!らくらく簡単!Webアプリ構築ツール『JACi400』のご紹介」
 岩井利枝 ミガロ RAD事業部 営業推進 主任

・「IHI建機様導入事例による音声物流システムVocollect Voiceのご紹介」
  桑川正志 ウェルキャット 特販担当 部長

・「『*noMAX』のご紹介」
 高野泰樹 マキシマム・アベイラビリティー日本支社 営業部長

◎開催概要

・日時:9月9日(火) 13:00〜17:00
・会場:日本IBM 新渋谷事業所
・参加費:無料
・お申し込み:http://www.migaro.co.jp/cgi-bin/csvmail/csvmail_Ippo.html

[一歩先行く iメールマガジン No.56 2008.9.1]

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◎「一歩先行く iメールマガジン」をお読みいただき、ありがとうございます。
 皆さまのご意見、ご批判、ご感想をお待ちしています。

◎ご意見・ご感想をお寄せください。mailto:info@all-as400.net
◎「一歩先行く iメールマガジン」の配信登録は次のサイトからお願いします。
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◎登録解除はこちらまで mailto:info@all-as400.net
◎記事内容に関するお問い合わせ mailto:info@all-as400.net
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◎企画/発行:一歩先行くi5活用協議会

「一歩先行くi5活用協議会」は、すべてのIBM AS/400、iSeries、i5、System iユー
ザーが必要とする情報をタイムリーに提供する目的で設立された団体です。

「一歩先行くi5活用協議会」メンバー(2008年8月現在)

 ・株式会社アイエステクノポート
 ・ヴィンキュラム ジャパン株式会社
 ・株式会社ウェルキャット
 ・株式会社クライム
 ・マキシマム・アベイラビリティー日本支社
 ・株式会社ミガロ

◎編集協力:アイマガジン株式会社 i Magazine編集部 
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◎「一歩先行く iメールマガジン」に掲載された記事は、
いかなる形式であれ許可なく転載することは禁じられています。
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Copyright(C)一歩先行くi5活用協議会

2008年9月8日 No.57

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年9月8日 No.57

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┏ AS/400 20年史ノート (18) AS/400開発の4つの留意点−その2

┏ 今週の事例 >>> 王子エンジニアリング株式会社
  IT内部統制とDR対策を同時に推進。連携性を重視し、複数のヴィンキュラム製品を導入

┏ インタビュー >>>山本ハツ子 株式会社ミガロ 取締役 システム部長 [後編]
  システムの品質に自信。JACi400ベースの開発プロジェクトが進行中

┏ 「一歩先行くIBM i 活用セミナー」 9月9日(火)、東京・渋谷で開催

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┏ AS/400 20年史ノート (18) AS/400開発の4つの留意点−その2
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 今回も、AS/400が発表になった翌年の1989年秋に刊行された「IBM System J
ournal」(Volume28、Issue 3)の冒頭論文「System overview of the Application
System/400」(筆者:D. Schleicher、R. Taylor)に触れてみます。今回は、AS/40
0のシステム設計を行う際に考慮した4つの要素のうち、4番目の「新機能」です。

 この項は、「設計テーマ」と「システム定義」の2つに大きくパートが分かれます。

◇設計テーマ
 ・レイヤード・アーキテクチャ
 ・統合的なシステム・インプリメンテーション
 ・分散プロセッシング
 ・プログラム、データ、システムの独立

◇システム定義
 ・ハードウェア定義
 ・コンピュータ処理性能
 ・システムサービス
 ・メモリ・マネジメント
 ・I/Oマネジメント
 ・PCサポート
 ・エレクトロニック・カスタマー・サポート

 このうち、最も紙幅をさいているのが「レイヤード・アーキテクチャ(階層化アー
キテクチャ)」の項です。

 IBMのマシンにおいてレイヤード・アーキテクチャが本格的に試みられたのは、
1970年代初めの次世代マシン開発プロジェクト「フューチャー・システム・プロジェ
クト」が最初でした。しかしながら、このプロジェクトは新型マシンの開発に至るこ
となく中止されてしまいます(1975年)。そして、大型・中型・小型マシンの3系統
に分かれていたプロジェクトのうち、小型マシンの開発プロジェクトが形を変えて
ミネアポリス州ロチェスターで継続され、その結果、「システム/38」としてリリー
スされます(1978年)。

 システム/38はAS/400の前身と言われることが多く、単一レベル記憶やマシ
ン・インターフェース、RDB搭載などシステム構成面で多くの共通点を持ち、レイ
ヤード・アーキテクチャに基づく構成が取られています。

 しかしながら、AS/400のシステム設計と実装において最も労力を投入したのも
レイヤード・アーキテクチャだったようです。

 (★AS/400 20年史ノートはしばらく休載させていただきます)

[一歩先行く iメールマガジン No.57 2008.9.8]

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┏ 今週の事例 >>>  王子エンジニアリング株式会社

IT内部統制とDR対策を同時に推進。連携性を重視し、複数のヴィンキュラム製品を導入
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 王子製紙株式会社の100%子会社で、紙パルプ製造設備のコンサルティング
から設計・製作、施工、サービスまでをカバーする王子エンジニアリングは、2007
年にIT内部統制への対応に着手し、2008年3月までにバックアップ機の敷設など
も含めて本番移行を終えています。

 このスピーディな移行は、同社システム担当者の精力的な活動に加えて、連携
性に優れた複数ツールの同時採用が最大の要因です。

 今回のプロジェクトは、親会社の王子製紙がグループ各社の情報システムの
開発・保守・運用面での情報システムリスクを管理するルールを内部統制および
セキュリティ管理の視点から規程として策定し、その実施をグループ各社に要請
してきたことに始まります。

 王子エンジニアリングでは1989年に、当時登場して間もないAS/400を導入し、
基幹システムを構築しました。それまでシステム/38上の会計システムがRPGで
作られていたのがAS/400採用の理由で、その後2度のリプレースを経て(eServ
er 600→iSeries 820)現在に至っています。

 基幹システムは、工事受注売上管理、仕入支払管理、工事原価管理、会計管
理、手形管理のサブシステムから構成されています。また、プログラムの総数は
RPGが621本、その他CL等を含めると総数は3351本となり、それを「すべてRPG
を使って自社開発してきた」(管理部の川上是好氏)といいます。

 プロジェクトでは最初に、基幹システムを搭載するSystem i環境の「セキュリ
ティ」「障害」「開発運用」の3項目について統制項目の洗い出し作業を行いました。

 セキュリティについては同社ではそれまで、基幹システムにアクセスするため
のユーザーIDを拠点単位に付与しており、個人別にしていませんでした。

 そこで、個人ごとにユーザープロファイルを整理し、パスワードやオブジェクトに
対するアクセス権の設定を行いました。また並行して、データベースやファイル/
データへのアクセスを制限したり、監視や監査ログを取るためのツールの選定
にも取りかかっています。

 一方、障害については、新規にSystem i 520を導入し、従来のiSeries 820を
バックアップ機とする高可用性システムの構築を決めました。これについてもHA
ツールの検討を進めています。

 ここで、同社の旺盛な行動力と選択眼が発揮されます。というのは、各ツール
の選定にあたって、スタッフ自らが足を使い、目で確かめるという方法を取った
のです。

 「カタログでは詳細が分からないので、各ツールベンダーを訪問し、実際に目で
見て話を聞いて検討しました」と管理部主任の練合純一氏は振り返ります。検討
対象は「数社の数製品」となり、うち1社については東京から大阪にまで足を伸ば
して製品の確認を行っています。

 導入するツールは、最終的にヴィンキュラムジャパンの「Hybrid SERUCIRY」「J
OURNAL/400」「MESSAGE/400」の3製品に決定しました。Hybrid SERUCIRYは
外部アクセス管理やログ取得の機能を持つ統合セキュリティツール、JOURNAL
/400はリアルタイムのデータ・ミラーリングツール、MESSAGE/400はメッセージ
監視・通知ツールです。

 1社の製品に絞ったことについて川上氏は、「IT統制の対象項目は多岐にわた
り、その個々について正確な管理と統制が要求されます。ヴィンキュラムジャパ
ンのツールは相互に自動的な連携機能を持つため、運用管理を効率化できると
考えました」と語ります。

 具体的には、Hybrid SERUCIRYとMESSAGE/400の連携により異常メッセージ
の時間外通知や外部通知が行え、Hybrid SERUCIRYとJOURNAL/400の連携に
より各種ジャーナル情報のバックアップ機へのリアルタイム退避が可能となりま
す。

 また、練合氏は「JOURNAL/400の機能の1つとして、本番環境のデータベース
や監査ログをPCサーバーへ退避できる点も評価しました。これにより本番機や
バックアップ機のディスクを圧迫する懸念がなくなり、管理工数を軽減できます」
と語ります。不採用とした他製品は、画面が英語表示になる点やシステム規模
が大きすぎる点などがマイナスの評価となったそうです。

 システムは、本番機のSystem i 520にLPARにより「本番用」と「開発用」の2区
画を設け、この2区画とバックアップ機のそれぞれにヴィンキュラムジャパンの3
製品を導入し、セキュリティと障害監視と二重化を行うこととしました。各リソース
の監査ログの退避先はPCサーバーです。

 2008年1月から各ツールの導入を進め、3月に完了し、サービスインしました。3
製品のほぼ同時期の導入でありながら、「問題はほとんどなく、スムーズに完了
した」(練合氏)といいます。また、従来は朝一番に監査ログを手動で取得すると
いうことを行っていましたが、現在は自動的にPCサーバーへ吐き出されるので
「ログを取得するという意識がなくなり、負担がなくなった」(川上氏)と評価して
います。

 同社のシステムには、関係会社4社の基幹システムも搭載されています。この4
社の基幹システムについても今年度中に、IT内部統制対応を進める計画です。
練合氏は、「今回のプロジェクトによって、IT内部統制の基盤がほぼ整備できた
と考えています。今後は、障害発生時の運用手順書の整備や、バックアップ機
への切り替えテストなども実施して問題点の洗い出しを行う予定です」としていま
す。

■COMPANY PROFILE  >>> 王子エンジニアリング株式会社
・創業:1964年
・本社:東京都中央区
・資本金:8億円
・売上高:432億円(2006年度)
・従業員数:672名(2007年3月 現在)
http://homepage.ojieng.co.jp/

◇ヴィンキュラムジャパン
http://www.vinculum-japan.co.jp/unity_solution/index.html

[一歩先行く iメールマガジン No.57 2008.9.8]

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山本ハツ子 株式会社ミガロ 取締役 システム部長 [後編]
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システムの品質に自信。JACi400ベースの開発プロジェクトが進行中
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―― 前回は、ミガロのシステム開発の特徴が、長いシステムインテグレーショ
ンの経験に基づく、お客様にとって使い勝手のいいシステムにある、とうかがい
ました。ほかに特徴を挙げるとすると、何になりますか?

山本 自信を持っているのは、システムの品質です。この点も、さまざまな開発
案件を手がける中で、1つ1つ積み上げてきたもので、プロジェクト管理の方法か
ら、文書化、プログラムの部品化、標準化などのスキルを高めてきた結果だと考
えています。現在は、アプリケーション・ライフサイクル管理ツールの「MKS Integr
ity」「と「MKS Implementer」を導入して回していますので、これまでの経験に加え
て、より効率的な管理が行えていると思います。

―― MKS IntegrityとMKS Implementerは、パッケージの販売も行っていますね。

山本 そうです。昨年から販売を開始したもので、まずはミガロ自らがユーザー
としての経験を積もうということで導入しました。

―― SI事業の最近のトピックスは何ですか?

山本 System i用Webアプリケーション開発ツール「JACi400」を使った開発プロ
ジェクトを進めています。これまでも規模の小さな案件はいくつかあったのですが、
今進めているのは、Javaベースの既存プログラムをJACi400で全面的に再構築
するという大規模なものです。そのお客様は、Javaプログラムのメンテナンスの
しにくさやメンテナンスのたびに外注コストがかさむ点に悩んでこられてきたので
すが、今後は自社でメンテナンスすることに切り替えるため、JACi400による再
構築に踏み切られました。今年はJACi400のよさを広くご理解いただきたいと
思っています。

―― 今、ミガロの18年の歩みを振り返って、どのような感想をお持ちですか?

山本 AS/400を事業の柱にすえたのはベストの選択だったと思います。今でも、
AS/400とRPGに出会った時の衝撃が残っていて、それをバネにお客様へ提案し
ている感じもあります。Delphi/400を扱い出した当初は、AS/400のGUI化・Web化
というと強い関心を持っていただきましたが、今はごく当たり前の事柄として受け
止められていると思います。システム化の流れは変化が速いですが、これからも
お客様の視線で、お客様を第一に考えてシステムを作っていきたいと考えていま
す。

―― ありがとうございました。

>>> ミガロ
 http://www.migaro.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.57 2008.9.8]

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┏ 「一歩先行くIBM i 活用セミナー」 9月9日(火)、東京・渋谷で開催
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 当メールマガジンを発行している「一歩先行く i5活用協議会」では、9月9日(火)、
東京・渋谷の日本IBM 新渋谷事業所で、「一歩先行くIBM i 活用セミナー」を開
催します。

 今回は、「基調講演」に日本IBM システム製品事業 理事 パワー事業部長の
武藤和博様、「特別講演」に日経BP社 経営とITサイト編集長の谷島宣之様が
登場します。

 IBM iの現在と今後を、Power Systems事業の責任者である武藤事業部長が
語り、IBM iの過去30年の歩みと今後を、ジャーナリストである谷島編集長が展望する
またとないセミナーとなります。ふるってご参加をお願いいたします。

 主なプログラムと開催概要は、次のとおりです。

◎プログラム

・「基調講演 IBM Power Systems と IBM i の魅力〜AS/からIBM i、そしてその先へ」
 武藤和博 日本IBM システム製品事業 理事 パワー事業部長

・「特別講演 “ あの名機 ” の明日を占う」
 谷島宣之 日経BP社 経営とITサイト編集長 

・「UT/400ファミリーのご紹介」
  岩野秀幸 アイエステクノポート ソリューション営業部マネージャー

・「Hybrid SECURITY & Hybrid ANALYZERのご紹介」
 冨田育弘 ヴィンキュラム ジャパン 運用プロダクト部グループリーダー

・「『DBMoto』『Allora』のご紹介」
 川上 真 クライム マーケティング部長

・「RPGで!らくらく簡単!Webアプリ構築ツール『JACi400』のご紹介」
 岩井利枝 ミガロ RAD事業部 営業推進 主任

・「IHI建機様導入事例による音声物流システムVocollect Voiceのご紹介」
  桑川正志 ウェルキャット 特販担当 部長

・「『*noMAX』のご紹介」
 高野泰樹 マキシマム・アベイラビリティー日本支社 営業部長

◎開催概要

・日時:9月9日(火) 13:00〜17:00
・会場:日本IBM 新渋谷事業所
・参加費:無料
・お申し込み:http://www.migaro.co.jp/cgi-bin/csvmail/csvmail_Ippo.html

[一歩先行く iメールマガジン No.57 2008.9.8]

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「一歩先行くi5活用協議会」は、すべてのIBM AS/400、iSeries、i5、System iユー
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「一歩先行くi5活用協議会」メンバー(2008年8月現在)

 ・株式会社アイエステクノポート
 ・ヴィンキュラム ジャパン株式会社
 ・株式会社ウェルキャット
 ・株式会社クライム
 ・マキシマム・アベイラビリティー日本支社
 ・株式会社ミガロ

◎編集協力:アイマガジン株式会社 i Magazine編集部 
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2008年9月16日 No.58

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年9月16日 No.58

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◎今週号と来週号は、特別号として、9月9日に開催された「一歩先行く IBM i活
用セミナー」のセミナーレポートをお届けします。通常号の企画は休載します。

┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ Seminar-1 >>> アイエステクノポート
 UT/400-iPDC新バージョンも紹介。複写伝票、ラベル印刷などに対応

┏ Seminar-2 >>> ヴィンキュラムジャパン
  内部統制時代のセキュリティ管理ツール「Hybrid SECURITY」

┏ Seminar-3 >>> ミガロ
  RPGだけでWebアプリケーションを新規開発する「JACi400」

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┏ Seminar-1 >>> アイエステクノポート

 UT/400-iPDC新バージョンも紹介。複写伝票、ラベル印刷などに対応
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 アイエステクノポートは、スプールデータ活用ツール「UT/400ファミリー」の紹介
を行いました。その中で、11月に出荷予定の「UT/400-iPDC」の新バージョン、
「V6」について解説がありました。UT/400ファミリーは初出荷から8年以上が経過
しますが、依然として継続的な拡張が続けられています。講演は、同社ソリュー
ション営業部の岩野秀幸 マネージャー。

 岩野氏は最初に、アプトプット要件の移り変わりを指摘しました。まず、従来か
ら現在まで20年来続く帳票アウトプットの形態を、次のように整理します。

・モノクロ、連続汎用用紙への印刷
・ドットインパクト・プリンタでの印刷
・複写伝票の四用
・印刷物での配布
・紙の保管

 そして、これに対する最近の要件は、以下になると言います。

・PCOMMのプリンタセッションや、5577エミュレーションROMが必要となる印刷を廃止したい
・用紙、プリンタ、複合機などの多様化への対応
・Web、メールによる配信
・バーコードやロゴなどのコンテンツの利用
・ペーパーレス化や電子文書
・セキュリティ対応
・データの再利用

 岩野氏は、「UT/400ファミリーはこれらの要件をすべて解決します」と強調しまし
た。UT/400ファミリーは次の機能を備えているからです。

・多彩なスプール変換機能(PDF、CSV、テキスト、HTML)
・配布形態を選択可能(サーバー転送、自動印刷、Web配信、メール配信)
・既存アプリケーションの修正が不要
・専用サーバーが不要(System i上で稼働)
・変換前に自動仕分などの処理が可能

 次に、岩野氏は、UT/400ファミリーのうち、System iのスプールデータを利用し
て、専用オーバーレイを用いて美しいPDFを生成する「UT/400-iPDC」について話を
進めました。

 UT/400-iPDCの特徴は、すべての処理がSystem i内部で実行されるため、外
部に専用サーバーが不要です。また、既存アプリケーションの修正が不要である
ため、導入や利用が非常に簡単という点にあります。

 岩野氏は、UT/400-iPDCの次のような特徴を紹介しました。

◎自動レイアウト調整機能
 用紙の指定サイズに合わせて、レイアウトが自動調整されます。すなわち、
「縦・横自由自在」という特徴があります。

◎帳票デザインを簡単に変更可能
 元のスプールデータはそのままで、オーバーレイ側で帳票デザインや印字位置
を自由に変更できます。

◎マルチ・オーバーレイ
 ページごとに異なるオーバーレイの設定が可能です。「UT/400-SPL」の「仕分
け・結合処理」を利用すると、ヘッダスプールと明細スプールを顧客別のスプー
ルにできます。

◎動的画像のチェンジ/しおり機能
 任意の文字列に連像して画像をチェンジできます。また、しおりを付けることも
可能です。

 次に、11月に出荷される新バージョン(V6)で実現された新機能について解説
がありました。新機能は、スプールデータは元のままで、さまざまなレイアウトが
可能になります。

 その1つが「複写伝票」で、1枚目を「控え」、2枚目を「取引先用」、3枚目を「経
理部用」といった展開が可能になります。また、「ラベル印刷」「マルチアップ」な
どの新機能が追加になりました。

 さらに岩野氏は、UT/400-iPDCがセキュリティ対策が万全であること、FAXおよ
びファイル送信(コクヨS&Tの@Tovasを利用)や、電子帳票(JFEシステムズのFil
eVolanteを利用)などへの展開が可能であることも紹介しました。

>>> アイエステクノポート
 http://www.istechnoport.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.58 2008.9.16]

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┏ Seminar-2 >>> ヴィンキュラムジャパン

  内部統制時代のセキュリティ管理ツール「Hybrid SECURITY」
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 ヴィンキュラムジャパンの冨田育弘氏(運用プロダクト部、グループリーダー)
は、内部統制時代のセキュリティ管理ツールである「Hybrid SECURITY」の概要
を詳細に語りました。

 冨田氏によれば、内部統制で求められるセキュリティ機能として、「アクセスロ
グの保管」「重要なdbの監視」「問題発生を未然に防止する機能」「外部からのア
クセス制限」を挙げ、可能なかぎりの自動化や省力化を実現しながら、日々の運
用業務の中でこれらの要件に対応する必要があると強調します。

 そうしたセキュリティ要件に対応するHybrid SECURITYの機能には、以下が挙
げられます。
 
(1)外部アクセスからの最適な管理と監視
・USRPRF作成、FTP全般、リモートコマンド、ODBC経由のアクセス、IFS経由の
制限など外部からのアクセス制限を設定
・IPアドレスによる制限や実行許可時間、利用可能なユーザープロフィールの指

(2)重要なDBの監視機能
・READやUPREAD、INSERT/DELETEなどアクセス方法ごとにユーザーグループ
を指定
・アクセス可能な時間帯の指定およびアクセス件数の上限チェックの指定

(3)問題発生時の未然防止とリアルタイム通知
・データ更新前にチェック通知し、改善を防止
・アクセス許可のないユーザーを拒否し、通知
・アクセス中の読み込み件数をリアルタイムに通知
・現在の利用状況をリアルタイムに把握

(4)現実に即したアクション機能
・範囲外の操作に対し強制的な保留・異常終了
・正常稼働のまま、責任者へ異常を通知

(5)アクセス履歴の管理
・「外部アクセス」「監査ジャーナル」「データベースアクセス」「操作履歴管理」
など4種のログ管理を実行

 またこのほかにも、同社のパッケージ製品を連携させる例として、「MESSAGE/
400」によるPCや携帯電話へのリアルタイムな外部異常通知。「JOURNAL/400」
を使って、発生したジャーナルをSystem iからPCへ転送・蓄積・分析することで
実現されるHAの構築例などがあります。

 さらに同社は、ログデータをSystem iからPCへ転送し、オブジェクトの作成・削
除などのタイプ別、日別、行動別など多様な分析を、グラフなどを使用して視覚
的に実行する新製品、「Hybrid ANALIZER」(今年10月リリース予定)の概要が、
デモを交えながら明らかにされました。

>>> ヴィンキュラム ジャパン
 http://www.vinculum-japan.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.58 2008.9.16]

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┏ Seminar-3 >>> ミガロ

  RPGだけでWebアプリケーションを新規開発する「JACi400」
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 クライアント/サーバーおよびWebの開発ツールとして著名な「Delphi/400」を
提供するミガロは、鶴巣博行氏(RAD事業部営業推進課長)が、RPGを使ってW
ebアプリケーションを新規に開発するツール「JACi(ジェシー)400」の概要を解説
しました。

 JACi400は、System i上で稼働する新規のWebアプリケーションをRPG(および
COBOL)だけで開発するツールです。開発ステップはシンプルで、「画面の作成」
「通信部分の設定」「プログラムの作成」「コンパイルと実行」の4つに分かれてい
ます。Javaなどの知識を得ることなく、RPGの既存スキルで短期間にWebアプリ
ケーションを開発できるのが特徴です。

 鶴巣氏は、JACiによるWeb開発プロセスをデモを交えながら、次のように説明
します。まず画面の作成については、DSPFの代わりに、市販のHTML作成ツー
ルを使って画面を作成します。画面が完成したら、次にSystem iとの通信情報を
設定します。「JACi400 Designer」と呼ばれる画面上で、画面とプログラム間で通
信を実行する項目や名前、データ型、フィールド長、小数点の桁数、EditCodeな
どを設定します。このあたりの操作は、DSPFの設定に似ており、あまり違和感
はありません。
 
 System iとの通信設定が完了したら、いよいよプログラムの生成です。JACi40
0では、通信設定の内容をSystem iにアップロードするだけで、Web画面とプログ
ラムがデータ通信を事項する項目に関する上記の情報に基づいて、Web画面(H
TML)とのデータ連携処理などを含んだほとんどのプログラムロジック、すなわち
データ構造体の定義をスケルトン(骨組み)として自動生成します。
 
 具体的には、JACi400の初期処理、JACi400画面送信処理および画面受信処
理の各サブルーチンが自動生成されるわけです。これが、JACi400の最大の特
徴です。自動生成の対象となるプログラムはRPG、 ILE RPG、COBOLから選択
可能です。
 
 自動生成されたプログラムに対し、後は必要なロジックを埋め込むだけです。
例えばファイルのデータを画面に表示するための転送処理などのプログラムを
記述します。そして作成したプログラムを5250画面からコンパイルすれば、ブラ
ウザからの実行が可能なWebアプリケーションが完成します。
 
 JACi400は、上記の機能をサポートする「JACi400 Development」に加え、プロ
グラミング不要で新規アプリケーションを作成する「JACi400 Generator」、ユー
ザー数に関係なく無料で提供される実行環境(ランタイム)である「JACi400 Depl
oyment」などで構成されます(いずれの製品もWebSphere Application Serverが
必要)。
 
 「JACi400 Generator」は、正確には「JACi400 Development」の機能の1つです
が、使用ファイルやフィールドを選択し、それらを関連付けする設定を行い、必
要なアクションを定義するだけでプログラムを作成できるユニークなツールです。
マスターメンテナンスや一覧画面などのプログラム作成に適しています。
 
>>> ミガロ
 http://www.migaro.co.jp/
 
[一歩先行く iメールマガジン No.58 2008.9.16]

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2008年9月22日 No.59


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年9月22日 No.59

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┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ Seminar-1 >>> マキシマム・アベイラビリティー
 リモートジャーナルを利用した「*noMAX」のリプリケーション機構

┏ Seminar-2 >>> クライム
 HiT Software製品紹介

┏ Seminar-3 >>> ウェルキャット
 IHI建機様 導入事例による 音声主導型物流システム
 Vocollect Voiceの紹介

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 □■ 【MKS Integrity/Implementer】ALMツールの決定版 ■□     
       
 ☆ 開発変更管理を完璧に実行している事を監査で明快に証明したい
 ☆ 進捗管理や要件管理の明確化により開発効率を劇的に向上させたい  
 ☆ 開発環境へのチェックアウトや本番リリース作業を効率化したい
 
 そんなお客様に 「MKS Integrity/Implemeter」をお勧めします! 
 ・ ALM(アプリケーション ライフサイクル マネージメント)のコンセプト
   に基づき、問題・ユーザー要件・各種設計書・プログラムソース・ 配布等、
   開発関連の全ての資産とイベントを相互に関連付け、一元管理します 
 ・ MKS Implementerにより、System i もオープン系サーバーと同じ仕組み
   で管理し、上記の各課題をSystem i も含め、全て解決します。
──────────────────────────────────
 ◎ System i とオープン系のソースを一緒に管理できるのはMKS だけです
──────────────────────────────────


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┏ Seminar-1 >>> マキシマム・アベイラビリティー

 リモートジャーナルを利用した「*noMAX」のリプリケーション機構

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 マキシマム・アベイラビリティー日本支社の高野泰樹営業部長からは、災害対
策/障害対策の整備が求められる時代にあって、System i専用のリプリケー
ションツールである「*noMAX」の概要と特徴が詳細に解説されました。

 System i市場に老舗のHA(ハイ・アベイラビリティ)製品がいくつも提供されてい
ますが、比較的後発であった*noMAXは後発ならではの強みを活かし、i5/OS(I
BM i)が備える最新テクノロジーをリプリケーションの仕組みとして反映していま
す。その最大の特徴が、リモートジャーナルを最大限に活かしていることでしょう。

 リモートジャーナルはi5/OSが搭載する標準機能であり、本番機で発生したDB
の変更情報をバックアップ機に転送する技術です。本番機のジャーナルから、
バックアップ機のリモートジャーナルへ直接データを転送するので、リモート
ジャーナルを使用しないHAツールに比べると、マシンインターフェースを経由した
送受信回数が少なく、処理スピードが向上するというメリットがあります。またリ
モートジャーナルを使用しない場合は一般に、本番機DBで発生した変更が、リア
ルタイムにバックアップ機側へ送られず、その変更が反映されない「遅延」という
現象が発生しがちですが、これを解消できるメリットもあります。

 高野氏は、今までの方法と比べたリモートジャーナルのアドバンテージとして、
以下を指摘します。

・本番機上のCPU負荷が少ない
・通信回線への書き込みが速い
・DBイメージがバックアップ機へリアルタイムに送信される
・i5/OS搭載マシン間での送信手段として最適である
・マイクロコード間、メモリ間の転送を実行するので通信効率が高い
・i5/OSの基本機能である(別製品/別機構ではない)

 それゆえ、リモートジャーナルを利用する*noMAXでは、確実で漏れがなく、高
速で、遅延の発生しない送受信処理が実現できるわけです。

 また*noMAXでは、大量のトランザクションを効率的に実現する独自技術として
「アプライ・グループ」を実現しています。これは並列処理方式の1つであるラウン
ド・ロビン手法を採用して、ジャーナルレシーバーが受信する大量トランザクショ
ンを並列処理するための仕組み。アプライ・グループ数は1〜5000まで設定可能
で、トランザクション処理の伸びに従って、柔軟にキャパシティを増大させること
ができます。

 さらに前述したように、データ転送の手法としてもリモートジャーナルを使用す
る(製品独自の通信プログラムなどは使用しない)ことに加え、リプリケーション
処理はすべて本番機ではなくバックアップ機上で実行し、本番機側では監査
ジャーナルを使用しないなどの工夫によって、本番機にまったく負荷をかけない
リプリケーション機構を実現していることも、*noMAXの特徴であるとしています。

マキシマム・アベイラビリティー
http://www.maxava.com/jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.59 2008.9.22]

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┏ Seminar-2 >>> クライム

 HiT Software製品紹介

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 クライムは、「HiT Software製品紹介」と題して、同社が販売する米ヒット・ソフ
トウェア社の製品を紹介しました。米ヒット・ソフトウェアは、1994年設立の米サン
ノゼに本社を置くデータベース・アクセス製品を開発・販売する会社で、世界40カ
国に3000社のユーザーを持つ、異種RDBMSのデータ転送製品のリーティング・
カンパニーです。日本国内においても、すでに数十社のユーザーがあります。

 今回のセッションでは、DB2/400およびDB2 UDBへのリード・ライトを可能にす
るアクセス製品「SQL Middleware」、XMLと異種RDBの双方向変換ツール「Allor
a」、異種データベース間のリアルタイム連携ツール「DBMoto」の紹介とデモが行
われました。

 ヒット・ソフトウェアは、IBMからDB2ワイヤプロトコルのライセンスを取得してい
る企業で、DB2/400およびDB2 UDBへアクセスするための「OLE DB」「ODBC」「J
DBC」「.NETドライバ」を提供できる唯一の企業です。

 SQL Middlewareは、ODBC、OLE DB、.NET/ADO.NET、JDBCの4種類のドラ
イバ対応版があり、それぞれWindowsへインストールして利用します。

 特徴は、ホストへのインストールが不要であるためホストに負荷を与えない点と、
複数のDB2バージョンをサポートしている点、SSL v3を備えているためインター
ネット上で安全なトラフィックを確保している点です。また、ネットワークプロトコ
ルは、TCP/IPとSNA/APPCに対応しています。

 Alloraは、どのようなRDBとXMLデータの間でも双方向のデータ変換(エクス
ポート/インポート)が可能なツールで、「Allora Mapper」と呼ぶGUIツールを使っ
て簡単にXMLスキーマ/DTDをDBへマッピングすることができます。

 また、「Allora Workflow Manager」という、設定、スケジュール、タスク実行用
のGUIツールがあり、これによりワークフローの定義が簡単に行えます。

 信頼性、スケーラビリティ、高速処理が特徴ですが、これに加えて、ユーザーア
プリケーションへ組み込み可能な点も特色と言えます。

 DBMotoは、異種のデータベースを連携させるためのツールで、約20種のデー
タベースに対応しています。

 特徴は次のとおりです。

(1)リアルタイムなデータ・レプリケーションと転送が可能
(2)Windows上で稼働
(3)ソースDBとターゲットDBがプラットフォームに依存しない
(4)ステップ・バイ・ステップのウィザードを使用してレプリケーション設定が可

(5)インストール、設定、利用が簡単
(6)複雑なレプリケーションをスクリプトとフィルタリングでコントロール

 レプリケーションには次の3つのモードがあります。

◎リフレッシュ(スナップショット)・モード:
 すべてのレコードをスキャンして、レプリケーションを実施。

◎ミラーリング・モード:ソースのログ/ジャーナル・トリガー・テーブルでレコー
ドされたトランザクションをベースに、変更があった時にのみミラーリングを実施。

◎シンクロナイゼーション・モード:双方向のミラーリング。それぞれのDBがソー
スとターゲットになる。

 この後、「DBMoto Enterprise Manager」と呼ぶGUI管理ツールの紹介があり、、
ウィザードベースで簡単に設定・定義が行えることが説明されました。
 
>>> クライム
http://www.climb.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.59 2008.9.22]

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┏ Seminar-3 >>> ウェルキャット

 IHI建機様 導入事例による 音声主導型物流システム
 Vocollect Voiceの紹介
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 ウェルキャットは、同社の物流トータルパッケージ「リアル物流」と、米ヴォコレ
クト(Vocollect)社の「Vocollect Voice」との連携ソリューションを、実際の利用
例の紹介を交えながら解説しました。

 ウェルキャットがVocollect Voiceとの連携を図ったのは、「ウェアラブル(ハン
ズフリー)の発想」からです。同社では、ウェアラブルの二次元/RFIDリーダライ
タを従来より提供してきましたが、Vocollect Voiceをシステムに取り込むことによ
り、スキャナへの読み取りトリガーを音声化することなどが可能になります。

 Vocollect Voiceを使用することの効果は、抜群の生産性の向上です。

 RFスキャナを使う場合は、

 データをロード→棚番号を見る→棚へ移動→棚番号をスキャン→数量を見る
→スキャナを納める→商品を取る→スキャナを取る→数量を確認する→数量を
入力する、

 となるところが、Vocollect Voiceでは、

 作業の選択→棚番号を聞く→棚へ移動→確認番号を言う→数量を聞く→商品
を取る→数量を確認する→数量を言う

 となり、作業者の作業工数が格段に減り、時間が短縮し、正確さが増します。

 Vocollect Voiceを利用したシステムを導入したIHI建機の紹介ビデオでは、各
作業者が口ぐちに作業効率の向上に感嘆していました。

 Vocollect Voiceを使ったシステムの特徴と利点は、次のとおりです。

(1)両手、両目が自由になる(ハンズフリー、アイズフリーの実現)
  → これにより、迅速な作業で精度も維持向上でき、荷扱い作業が迅速かつ
スムーズに行える。安全を確保できる。
(2)特許取得のマイク「ノイズキャンセリング テクノロジー」で、雑音を取り除
いた音声に応答
  → これにより、フリーザー音、モーター音などの騒音化でも確実に応答でき
スムーズに作業できる。
(3)ディスプレイがなくボタンの操作
  → 操作訓練時間が短くて済む。老若男女にかかわらず作業できる。
(4)電池の稼働が、常温12時間、マイナス30度下で8時間。
(5)出荷時の落下テスト。1.5mから45回をクリア
(6)作業者の簡単な音声登録で個人の音声アルゴリズムを解析
(7)26カ国の言語に対応

>>> ウェルキャット
http://www.welcat.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.59 2008.9.22]

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2008年9月29日 No.60

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年9月29日 No.60

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┏ 今週の事例 >>>  住友建機製造株式会社
  無線ハンディターミナルを使って誤出荷を削減

┏ インタビュー >>>  金澤廣志 株式会社アイエステクノポート 代表取締役
              石渡晶子 株式会社アイエステクノポート 
                 ソリューション営業部シニアマネージャー [前編]
  いよいよ登場! UT/400-iPDC Version6.0の新機能

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┏ 今週の事例 >>>  住友建機製造株式会社

  無線ハンディターミナルを使って誤出荷を削減
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 住友建機製造株式会社では、ウェルキャットのハンディターミナル用5250エミュ
レータ「Handy5250」を利用して、System iと直結する無線ハンディターミナル・シ
ステムを構築しています。同システムの導入目的は、補修部品の誤出荷の削減。
「◎注目-2」では、導入を担当した住友建機製造の藤原史人氏(カスタマーサ
ポート部 部品グループ 中央センター長)と、システム開発を担当したCSSクレ
セント株式会社の金子武士氏に話をうかがいました。

◎住友建機製造 藤原史人氏へのインタビュー

── 無線バーコードを導入するきっかけは何ですか。

藤原 当センターでは、「シックスシグマ」を導入して業務パフォーマンスの改善
に努めていますが、その改善目標の1つに補修部品の誤出荷問題がありました。
「配送先を間違えた」とか「異なる製品を届けた」というミスが、少なくない頻度で
起きていたのです。こうしたミスはお客様に迷惑をかけるだけでなく、信用の失
墜にもつながります。また、再発送のコストも余分にかかります。そこで、この問
題を解決するためにバーコードシステムの刷新を検討したわけです。

 弊社ではそれまで、出庫作業の後にメモリ式のハンディターミナルを使って伝
票と製品のバーコードを読み取っていました。しかし、新たに採用するやり方で
は、無線ハンディターミナルを使い、その場で伝票と製品を照合する方式を考え
ました。そのほうが照合の精度が飛躍的に高まるからです。また、入荷した製品
が本来の棚に置かれず、入庫ミスが出庫ミスにつながるということも起きていた
ので、入庫時にも無線ハンディターミナルを使い、棚に貼ったバーコードと製品
のバーコードを照合する方法を考えました。

 とはいえ、無線ハンディターミナルは「管理が煩雑」というイメージもありました。
そのため、導入する無線ハンディターミナルは運用保守に大きな負担がかから
ないものと思い探していましたが、System iに直結できる「Handy5250」を紹介さ
れて導入に踏み切ったわけです。

── 導入にあたって苦労した点は何ですか。

藤原 棚番を表すバーコードラベルを棚に貼る作業が大変でした。また、バー
コードを読むという手間が増えたため、当初は作業者から不満の声が上がりま
したが、半年もすると機器の扱いに慣れたようで、現在では特に問題は起きてい
ません。

── 導入効果について、どう見ていますか。

藤原 導入前と比べて、誤出荷を5分の1に削減することができました。とても大
きな効果を実感しています。

── 無線ハンディターミナルに対して、何か要望がありますか。

藤原 高齢者の作業者が多いので、画面サイズを大きくし、文字をより見やすく
してほしいですね。

◎CSSクレセント 金子武士氏へのインタビュー

── システム開発の経緯を教えてください。

金子 住友建機様の「シックスシグマ」プロジェクトの一環で、倉庫の作業効率の
改善や誤出荷の防止、作業の標準化などに取り組むことになり、その解決策と
して無線ハンディターミナルを提案しました。住友建機様では既にメモリタイプの
ハンディターミナルを使用していましたが、リアルタイム処理ではなかったため、
他の作業者の工程等を管理できないといった問題点がありました。

 システム構築にあたっては、費用と期間の問題から専用システムの追加はで
きないとの大前提があり、既存の基幹系システム(System i)を有効活用できる
「Handy5250」を提案しました。当社はSystem iを使用した開発経験があり、COB
OLやRPGの実績もあることから、開発期間は予定通りで、技術的な不安もなく
開発できました。

── システム開発において苦労した点は何ですか。

金子 作業者にハンディターミナルのボタンを極力押させない仕組みとし、シンプ
ルさと使いやすさを追求しました。検討段階では、細部まで作り込むことを検討し
ていたのですが、その後の現場作業者とのやり取りの中で、シンプルであること
こそ現場作業者にとって重要であると分かり、シンプルで使いやすいシステムを
実現しました。

 そのほか苦労した点としては、棚番が何万もあり、そのラベル印字に2週間も
かかり、その棚番ラベルを貼る作業に多くの時間がかかったことが、導入前に
読み切れていなかった点と言えます。

── 現在の感想は?

金子 System iと直結する無線ハンディターミナルを使ったシステム開発は、今
回が初めてでしたが、思っていたよりも簡単に開発することができました。今後
はソリューション提案の材料として活用していきたいと思っています。

■COMPANY PROFILE  >>> 無線ハンディターミナルを使って誤出荷を削減
・創業:1968年
・本社:東京都品川区
・資本金:160億円
・従業員数:40名
http://www.sumitomokenki.co.jp/

◇ウェルキャット
http://www.welcat.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.60 2008.9.29]

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金澤廣志 株式会社アイエステクノポート 代表取締役
石渡晶子 株式会社アイエステクノポート 
            ソリューション営業部シニアマネージャー [前編]
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いよいよ登場! UT/400-iPDC Version6.0の新機能
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 今週と来週の2回は、System iのスプールデータからグラフィカルなPDFを作成
する「UT/400-iPDC」の新バージョン、Version6.0の新機能について、開発・販売
元であるアイエステクノポートの金澤廣志 代表取締役と石渡晶子 ソリューション
営業部シニアマネージャーにお聞きします。

―― 最初に、UT/400-iPDCの新バージョンである「Version6.0」(以下、V6)の新
機能の概要をご説明ください。

金澤 V6は、これまでのUT/400-iPDCを大きく変える新機能をいろいろと備えて
います。列記すると、

 ・ページ複製機能(複写伝票対応-1)
 ・データ複製機能(複写伝票対応-2)
 ・マルチアップ機能
 ・複数処理機能
 ・PDFファイル名への印字データのセット機能
 ・出力フォルダ自動振り分け&自動作成機能

となります。このうち最も大きな機能追加が「複写伝票対応」です。

―― それはどういうものですか?

金澤 複写伝票とは、1枚目が「納品書」、2枚目が「受領書」、3枚目が「控え」と
いったように1ページ分のデータで複数のページを作成する機能のことですが、
現状、ページプリンタに出力する場合は、そのままでは1ページ分の印刷データ
では1ページ分しか印刷することができません。それを異なるオーバーレイを持
つ2ページ目、3ページ目として出力できるようにするのが複写伝票機能というわ
けです。

―― V6では、最大何ページまで複写印刷できるのですか?

石渡 最大5ページですので、5枚複写まで対応可能です。

金澤 「ページ複製機能」というのは、1ページのデータを5ページに印刷できる機
能を指します。もちろん、5ページそれぞれに異なるオーバーレイを付けることが
できます。そこがV6の最大の特徴です。

――  「データ複製機能」はどういうものですか?

金澤 これは1ページ分の印刷データで3ページ分の複写伝票を作成し、その3
ページ分の伝票を1ページに収めて印刷する機能です。A4判 1枚の用紙に、3種
類の伝票が印刷される形です。ここでもオーバーレイの最大数は5種類ですが、
1ページに複製できる数は、System iの1ページの表示桁数である横378ケタ、縦
255行の範囲内であれば、いくつでも複製できます。例えば、伝票のサイズが横1
00ケタ、縦10ケタであれば、75枚の伝票がA4判 1枚に複製できることになります。
まあ、一般的に使われている複写伝票は、このページ複製とデータ複製の2つで
カバーできると思います。

―― この複写伝票機能では、コベルコシステムのオーバーレイツール「FINEO
VL」(ファイン・オーバーレイ)を使っているのですか?

石渡 複製機能自体はUT/400-iPDC V6が備えているものです。FINEOVLはあく
までもオーバーレイをデザインするためのツールですね。

金澤 それと、先ほどの新機能一覧では挙げませんでしたが、今回、文字属性
を非表示にできる機能も追加しました。これによって、ある部分の文字属性を隠
し、その上でオーバーレイ機能を使って「押印欄」などを作ることが簡単にできる
ようになりました。

石渡 前バージョンのV5で開発した「文字列の移動」機能と今回の「非表示」を
組み合わせることによってレイアウト変更や再レイアウトが簡単になり、汎用的
な伝票の作成が容易になったと思います。

―― 「マルチアップ機能」はどういう機能ですか?

金澤 PowerPointなどでプリンタ用紙1枚に、複数のページを表示させて印刷す
ることがありますが、それがマルチアップ機能です。「nアップ機能」ともいいます
が、ページプリンタでは通常、プリンタ側でこれを制御しています。しかし、プリン
タ側で制御するとプリンタの負荷が高くなりパフォーマンスが落ちる難点が出て
きます。V6ではこれを解決するためUT/400-iPDCに装備したわけです。[以下、
次号]

アイエステクノポート
http://www.istechnoport.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.60 2008.9.29]

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2008年10月6日 No.61


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年10月6日 No.61

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┏ 今週の事例 >>>  米国Cenveo社
              Alloraを活用し、XMLとSystem i間をデータ変換

┏ インタビュー >>>  金澤廣志 株式会社アイエステクノポート 代表取締役
              石渡晶子 株式会社アイエステクノポート 
                 ソリューション営業部シニアマネージャー [後編]
  いよいよ登場! UT/400-iPDC Version6.0の新機能−その2

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┏ 今週の事例 >>>  米国Cenveo社

  Alloraを活用し、XMLとSystem i間をデータ変換
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◇バックグラウンド:
 Cenveo社は、商品の受注から入金管理業務をデザインからのワンストップ・
サービスを提供する北米で有数の企業です。提供するサービスは、封筒、オフ
セットとデジタル印刷、ラベルとビジネス・ドキュメントなど多様な製品です。従業
員は約1万人、製造拠点は80カ所で、データセンターはシカゴにあります。

◇プラットフォーム:
 AS/400、iSeries、Windows 2000サーバーなどが80カ所にあります。

◇問題解決:
 Cenveoは北米最大手のヘルスケアー・サービス会社から3200万ドル(約32億
円)の契約を受注しました。この契約では、xCBL (Common Business Language)
XML スタンダードを使用して、受発注処理をWebカタログにインターフェイスする
必要が出てきました。このWebカタログは、SAPベースの購入システムです。

 しかしながら社内にはJavaベースのプログラマーが不足していました。外部コ
ンサルタントの利用も検討し、System iでWebSphereを稼働させ、実験的な作業
も行ってみました。しかし、どれも結果はうまく行きませんでした。

 そこで、簡単で柔軟性のあるソリューションを探しました。一番の問題点はXML
とSystem i間のデータ変換でした。それで、HiT Softwareの「Allora」を評価してみ
ました。結果は非常によく、外部のサポートや無駄な出費が必要なく、インター
フェイスできることを確信しました。Alloraのウィザードは社内で使用していたBorl
andのJBuilderと利用できました。

◇Alloraの活用概要:
 Alloraを使用して構築したアプリケーションはシンプルで、強力なものになりまし
た。まず。最初のプロセスで顧客からのXMLトランザクションを暗号解読し、リネ
イムし、ネットワーク・フォルダに蓄積します。それから作成したJavaプログラム
が定期的にトランザクションをチェックし、Alloraが自動的に顧客の注文書をSyst
em iのデータベースにインポートするようにトリガーします。一日に一度、Alloraの
エクスポート機能を使用して、XML 請求書を顧客にFTPします。SAP xCBL スタ
ンダードやARIBA cXMLをサポートしても、インターフェイスの構築にはほとんど
時間がかかりません。今後はAlloraを使用して、JMSやWebサービスを活用する
予定です。

◇総合評価:
・Java未経験者にとってもAlloraは容易なものでした。Alloraウィザードを利用して
ビジュアルにマッピングファイルとJavaクラスを作成できました。初歩のプログラ
ミングのみ必要でした。
・小さなITグループが、外部の力を借りずにこのプロジェクトを成功させたことは
大きな自信になりました。

◇Alloraの詳細
http://www.climb.co.jp/soft/allora/index.html

◇クライム
http://www.climb.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.61 2008.10.6]

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金澤廣志 株式会社アイエステクノポート 代表取締役
石渡晶子 株式会社アイエステクノポート 
            ソリューション営業部シニアマネージャー [後編]
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いよいよ登場! UT/400-iPDC Version6.0の新機能−その2
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――  「複数処理機能」とはどのようなものですか?

金澤 従来のUT/400-iPDCでは、1つのスプールファイルを作って「自動印刷」と
すると、自動印刷して完了、「サーバーへ転送」と指定するとサーバーへ転送して
完了でした。つまり、1つのスプールファイルに対して1つの処理しか指定できな
かったのですが、V6では1つのスプールファイルに対して複数の条件を設定して
複数のPDFを作成できるようにしました。

石渡 例えば、先ほどの複写伝票の例では、納品書と受領書は取引先に渡す
ので印刷したいけれども、控えは保管用なのでデータとして取っておけばよい、と
いうような処理ができるようになりました。

―― 最大いくつまで処理を指定できるのですか?

石渡 最大10処理です。印刷処理したデータを、データとして保管しておくとか、
メール送信したデータを印刷するなど、さまざまな処理を同時に設定することが
できます。使い勝手のよい機能だと思いますね。

―― 設定はどうやるのですか?

石渡 自動処理するための登録画面があり、そこで最大10まで処理を設定でき
ます。

金澤 次の「PDFファイル名への印字データのセット機能」ですが、これは従来、
スプール名や作成日、ユーザー名といったスプールの属性に依存していたPDF
のファイル名を、実際の印字されているデータから取得することを可能にしたも
のです。例えば、請求書の場合、請求書番号や顧客番号をファイル名にすると
管理が非常に楽になりますが、従来これを実現するにはアプリケーションに手を
入れる必要がありました。今回のV6では、こうしたファイル名の指定を柔軟に行
えるようにしたわけです。

―― 次の「出力フォルダ自動振り分け&自動作成機能」はどういうものです
か?

金澤 これは、「PDFファイル名への印字データのセット機能」とも関係していて、
従来は出力先のフォルダは固定となってましたが、V6では印字データから取得
して自動的にフォルダを作成する機能を追加しました。例えば、請求書フォルダ
の下に日付(月日)ごとのフォルダを作成する指定をしておくと、請求書の発行日
に「08/01/02」という年月日が記入されていれば自動的に「080102」というフォル
ダを作成します。それ以外にも、スプール作成日や処理日の内、年のみ、年月
のみなど柔軟な設定が可能となります。

―― そのほかには、どのような新機能がありますか?

金澤 PDFの作成後に自動印刷やサーバー転送を利用し、処理が終了した時
点で、IFS内のPDFファイルをどう処理するかと指定できる「PDFの後処理機能」
が追加されました。PDFファイルの削除、別フォルダへの移動などを指定できま
す。

―― V6の価格はどうなっていますか?

金澤 従来通り、System iの機械グループ別料金体系ですが、V6のリリースに
合わせて「Light版」も作りました。Light版はV6の新機能では、「PDFファイル名へ
の印字データのセット機能」と「文字の非表示属性」にのみ対応し、そのほかの
機能は搭載していません。

―― 例えば、P10ではどのような価格ですか?

金澤 通常版が135万円で、Light版が85万円です。現行のV5は105万円でした
ので、Light版は機能を限定した代わりに価格を下げました。また、保守契約を
結んでいる現行のユーザーには無償でV6が提供されます。Light版のユーザー
が通常版へ切り替える際は、差額のみで可能です。UT/400-iPDCが非常に身
近にご利用いただけるようになったと思います。

アイエステクノポート
http://www.istechnoport.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.61 2008.10.6]

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2008年10月16日 No.62


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年10月16日 No.62

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┏ 今週の事例 >>>  株式会社モトックス
  リアルタイム在庫管理システムをDelphi/400で構築

┏ インタビュー >>>  冨田 育弘 ヴィンキュラム ジャパン株式会社 運用プロダクト部課長 [前編]
iSUCでは「次世代の統合運用ソリューション」を展示・紹介

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┏ 今週の事例 >>> 株式会社モトックス

 リアルタイム在庫管理システムをDelphi/400で構築
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 大阪に本社を置く酒類専門商社、株式会社モトックスは、フランス・イタリアと
いう伝統的なワイナリーはもちろん、チリ・南アフリカなどのニューワールドを含
む世界十数カ国から、「テイスト」「スタイル」「バリュー」にこだわったワインを
輸入・販売する会社です。また、日本各地の日本酒・焼酎・泡盛なども扱ってい
ます。

 同社では以前より、システムを変更する必要性を抱えてきました。理由の1つ
は、約10年前に開設した東京オフィスと大阪本社との間で情報を共有する必要
が生じていたこと、もう1つの理由は、全国各地を回っている営業マンから「出張
先で もリアルタイムな情報がほしい」という要望が上がっており、これに対応する
必要があっためです。

 従来、同社のシステムは、System i(IBM i)でない他社のオフコンと、エミュレー
ター搭載の1〜2台のPCを全員で共有するという構成をとっていました。そのた
め、出張中の営業マンがワインなどの在庫数を知りたい時は、本社に電話をし、
PCの近くにいるスタッフに在庫システムを立ち上げてもらい数量を確認してもら
う方法しかありませんでした。しかし、電話で確認をしている最中にも出荷が行
われることがあり、また事前に商品を仮押さえすることもあるので、厳密な在庫
管理が行えていない状況だったわけです。

 そこで同社では、ハードウェアをSystem i(IBM i)へ切り替え、さらに、誰でも
簡単に使えるビジュアル画面を備えた、リアルタイムの在庫管理が行えるシステ
ムの導入を決め、その開発ツールにDelphi/400を採用することにしました。

 Delphi/400で構築した新システムの概要は、次のような内容です。 まず、取引
先である小売店舗からの発注は、EDIの仕組みを使って、IBM i(基幹システム)
上の出荷・売上管理システムへデータを取り込み、次にそのデータに基づいて出
荷指示を行えば、配送会社に自動的に依頼メールが送信される仕組みとしまし
た。それまで、こうした受発注処理はExcelで管理されてきましたが、それでは小
売店舗や店舗担当者への割り当て本数をスピーディに把握できない問題があり
ました。それが、Delphi/400による新システムによって瞬時に把握できるようにな
りました。

 Delphi/400によるシステム改築を行ったことにより、必要な情報を必要な時に
把握できるようになりました。これにより、売上機会の損失の減少や、効率的な
営業が実現できています。現在は、基幹システムのデータを活用したWebサイト
(http://www.mottox-wine.jp)の公開なども行っています。メーカーへの実績報
告が迅速に行えるようになるなど、機能向上による効果が現れてきていると、同
社では評価しています。

■COMPANYPROFILE >>> 株式会社モトックス
・設立:大正4年
・本社:大阪府東大阪市
・資本金:3000万円
・売上高:82億円(2007年実績)
・従業員:114名
 http://www.mottox.co.jp/index.html

◇ミガロ
 http://www.migaro.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.62 2008.10.16]

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┃イ┃ン┃タ┃ビ┃ュ┃ー┃>>>
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冨田 育弘 ヴィンキュラム ジャパン株式会社 運用プロダクト部課長 [前編]
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iSUCでは「次世代の統合運用ソリューション」を展示・紹介
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 iSUCが10月22日〜24日、福岡国際会議場で開催される。今週と次週のインタ
ビューでは、出展の準備を進めるヴィンキュラム ジャパンの冨田 育弘氏に、出
展の内容と狙いについてうかがった。

―― System iユーザーのためのイベント「iSUC」の開催が迫ってきましたが(10
月22〜24日)、今回はどのような展示内容になりますか?

冨田 前回までは、統合運用ソリューションの全体をご紹介する内容でしたが、
今回は「次世代の統合運用ソリューション」というタイトルで、従来の運用管理製
品の今後を中心にお見せしたいと考えています。統合運用ソリューションは、こ
の先、こんなふうに変わっていきます、という内容ですね。

―― 今年それを打ち出すのは、どういう理由からですか?

冨田 これまで、System iにはレガシーのイメージがあったかと思います。そのS
ystem i上で稼働する弊社の統合運用ソリューションも同様で、レガシーなイメー
ジがありました。しかし、System iがPower Systemsに名称を変え、System iの
良さを残しつつ新しい段階に入っているように、弊社の製品もそれに呼応して、
新しい方向へ踏み出しています。それを今回ご紹介しようというわけです。

―― AUTO/400やMESSAGE/400といった製品は変わっていくのですか?

冨田 まず、「xx/400」としてきた統合管理ソリューションの名称を、「Hybridシ
リーズ」というブランド名称へ変更します。AUTO/400は「Hybrid AUTO」、MESSA
GE/400は「Hybrid MESSAGE」という名称になります。個々の製品も、従来の機
能を継承しつつ大きく変わっていきますが、今回iSUCでご紹介するのは、その開
発意向表明になります。

―― Hybrid・・・というと、昨年発表された統合セキュリティ製品の「Hybrid SEC
URITY」がありますが、Hybrid SECURITYは、Hybridシリーズの先駆けというわけ
ですか?

冨田 そうです。Hybridシリーズの準備は、すでに数年前から始めていまして、そ
の第1弾としてHybrid SECURITYとして出し、今回のiSUCでは第2弾となる「Hybri
d ANALYZER」を詳しくご紹介します。

―― Hybrid ANALYZERについては次回に詳しくうかがうとして、Hybridシリーズ
の特徴は何になりますか?

冨田 従来の統合運用ソリューションはSystem iを対象としていましたが、Hybrid
シリーズはPower Systemsになります。ですから、System iも対象ですが、これに
System p、つまりAIXの環境が含まれてきます。そして、System xも含まれてき
ます。それらを対象に、統合的な運用管理ソリューションを提供するシリーズへ
変わっていきます。[以下、次号]

[一歩先行く iメールマガジン No.62 2008.10.16]

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 ・ヴィンキュラム ジャパン株式会社
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2008年10月20日 No.63


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年10月20日 No.63

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┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ 今週の事例 >>> 株式会社CFSコーポレーション
  288店舗への帳票配布に、UT/400を活用

┏ インタビュー >>>  冨田 育弘 ヴィンキュラム ジャパン株式会社 運用プロダクト部課長 [後編]
iSUC出展の目玉は、「統合ビューア」と「Hybrid ANALYZER」

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┏ 今週の事例 >>> 株式会社CFSコーポレーション

288店舗への帳票配布に、UT/400を活用
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 神奈川、静岡、東京、千葉、山梨の各都県に、263のドラッグストア(店名は
「ハックドラッグ」「ハックエクスプレス」)と20のスーパーマーケット(店名は
「キミサワ」)、5つのコンビネーションストア(店名は「ザ・コンボ」)など計288
店舗を展開するCFSコーポレーションは、2004年に「ITプロジェクト」を立ち上げ、
営業系システムの全面的な再構築に着手しました。

 同社は、1993年にハックイシダとキミサワの2社が対等合併して「ハックキミサ
ワ」となり、さらに1998年にハックキミサワとウイステリアが対等合併し現在の「C
FSコーポレーション」(社名変更は2003年)になっています。この間、対等合併の
都度、ACOSやオフコンなどの他システムをSystem i(AS/400)に統合してきた
が、既存システムへの追加・拡張で統合を行ってきたため、抜本的な改築が必
要になっていました。

 「担当者としての気持ちをいえば、すべてのシステムを再構築したいところでし
た。しかし、人的リソースも限られているので、まずは急を要する営業系システム
の改築に取り組みました」と IT推進部長の杉田雅彦氏は説明します。

 対象となったのは、商品マスタ、販促管理、売場管理、受発注などの店舗を支
援する営業系の各システム。これらを急ぎ改築する必要があったのは、スー
パーマーケット系のシステムが本部主導の集中管理型、ドラッグストア系システ
ムが店舗に軸を置く分散型という違いがあり、それらがシステム的に整理されな
いまま混在して運用され、かつ老朽化が目立っていたからです。

 再構築にあたり、基本方針として、本部集中型とし、できるだけ店舗にシステム
を置かずにWeb対応するためのインフラの見直しから行いました。ネットワーク
は、各店舗をつなぐ足回りから幹線まで見直し、回線容量を大幅に増強。Syste
m iは、270店舗に分散するウインドウズサーバーの機能を System i1台で対応で
きるよう大幅に増強した上で、自社設置からハウジングに切り替えて、NTTコミュ
ニケーションズのデータセンターへ移設しました。

 また、全店舗のレジをすべて入れ替えてPCレジ化するとともに、商品のバー
コードを読み取るハンディターミナルを無線LAN対応機種に入れ替え、問い合
わせを店舗サーバーからWAN経由で、System iに変更して、店舗システムを
サーバーからPCに変更するものです。

 このように今回のシステム再構築はかなり大がかりに行われましたが、本稿で
紹介するのはその一環として取り組まれた、Web対応での店舗への帳票配布シ
ステムの改築です。

 帳票配布システムは当初、緊急で確認が必要な帳票類についてはFAXで、そ
れ以外は商品と一緒にトラック配送する運用形態をとっていました。しかし、FAX
は小さくない通信コストがかかり、トラック便では日数がかかるため、新たに本部
側にPCサーバーを導入し、System iからPCサーバーへFTPで、データ送信して、
店舗側PCから照会・印刷するクライアントサーバー型の帳票管理システムを6
年前に導入し、改善を図りましたが、FAXは緊急用として残していました。

 そして、この形態で約6年間運用してきましたが、途中、店舗数の増加によりP
Cサーバーを2台に増設しましたが、本部担当者にとっては、照会したい店舗が、
2つのPCサーバーに分散されたため、1つを閉じて、もう1つにアクセスしなけれ
ばならないなど、手間のかかるシステムになっていました。また、System iからP
Cサーバーへデータを転送する際に、同じデータをピーク時に送信するとデータ
が欠落するというトラブルも起き始めていました。

 そこへ、さらなる店舗数の増加により3台目のPCサーバーが必要になったこと
から、全体的な改築に取り組むことになったものです。

 同社がその解決策として採用したのは、System i上で稼働するアイエステクノ
ポートの帳票運用管理ツール「UT/400」です。構築したシステムは、次のように
なりました。

 まず、店舗宛ての帳票データがスプールファイルとして生成されると、「UT/400
-SPL」によって店舗別に自動仕分けされ、さらに「UT/400-SDP」または「UT/400
-iPDC」によってPDFファイルに変換されて店舗側に自動配信されます。その際、
緊急かつ確認を求める帳票については店舗側プリンタに強制的に出力し、それ
以外は店舗側のPC画面に着信を表示して、照会・印刷をしてもらう仕組みとしま
した。店舗側プリンタに自動出力する「自動強制印刷機能」は、UT/400のカスタ
マイズで対応しました。

 これにより、帳票配布に関わるすべての処理をSystem i上で行えるようになっ
たため、2台あったPCサーバーとFAX機を撤廃し、PCサーバーの専任者も不要
になりました。また、「店番と店名を入力すると、その店舗専用のフォルダーが自
動的に作られ、仕分け・配信が自動的に行われる作り込みを行った」(常駐でサ
ポートを担当する有限会社i-COM 代表取締役の山本克栄氏)ため、新たに店
舗が追加されても、スムーズに運用できる体制が整備されました。

 杉田氏は、「従来のシステムは、ユーザーがアクションを起こして帳票出力する
形態だったので、緊急の送付にはFAXを使わざるを得ませんでした。今回のシ
ステムにより、店舗から見た場合、強制印刷は、FAXが送信されたのと同じであ
り、そのFAX分のコストは削減できています。それに加えて運用をSystem i上に
一元化でき、新規店舗の追加にも簡単に対応できる仕組みにしたので、帳票配
布の基盤を整備できたと考えています」と評価しています。

 今後は、FAXでの帳票送付がすべて切り替わっていないため、「早期に対応す
る」(杉田氏)予定としています。 

■COMPANYPROFILE >>> 株式会社CFSコーポレーション
・設立:1923年
・本社:神奈川県横浜市
・資本金:64億100万円
・売上高:1442億800万円
・従業員:4151名
 http://www.cfs-corp.jp/

◇アイエステクノポート
 http://www.istechnoport.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.63 2008.10.20]

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┃イ┃ン┃タ┃ビ┃ュ┃ー┃>>>
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冨田 育弘 ヴィンキュラム ジャパン株式会社 運用プロダクト部課長 [後編]
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iSUC出展の目玉は、「統合ビューア」と「Hybrid ANALYZER」
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―― 明後日(10月22日)から始まるiSUCへの出展では、何が目玉になります
か?

冨田 「統合ビューア」と「Hybrid ANALYZER」の2つです。統合ビューアは、以前
から提供しているものですが、「次世代の統合運用ソリューション」の中では以前
にも増して、その重要性を高めていきます。今回は、統合ビューアを中核に、今
後バージョンアップされる各製品がどのような役割を担っていくのかをご覧いた
だきます。

―― Hybrid ANALYZERについては、一歩会メールでも以前に触れたことがあ
りますが(No.52)、検索・参照・分析用に特化したツールということでしたね。

冨田 そうです。今年7月に発表しましたが、予定どおり、いよいよリリースされま
す。

―― 検索・参照用ツールとしては、これまでJOURNAL/400専用のビューア「Int
egrated Viewer」がありましたが、これとの違いはどのようなものですか?

冨田 「Integrated Viewer」は、JOURNAL/400のミラーリング機能などとセットに
なっていますが、Hybrid ANALYZERのほうはミラーリング機能などはなく、検索・
参照・分析用に特化したツールになります。また今後、単体でも利用できるBI
ツールとして機能拡張されていく予定です。

―― 特徴は何ですか?

冨田 機能が第一ですが、それ以外に挙げるとすると、お求めやすい価格という
ことでしょうか。「JOURNAL/400」に比べてユーザーが購入し易い安価な価格設
定になっています。

―― 稼働環境は何になりますか?

冨田 WindowsXP以降の各Windows OSに対応します。

―― iSUCの展示会場で、「次世代の統合運用ソリューション」を詳しく拝見した
いと思います。ありがとうございました。

[一歩先行く iメールマガジン No.63 2008.10.20]

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2008年10月27日 No.64

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年10月27日 No.64

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◎今週号は、10月22日〜24日に開催されたiSUCのモールに出展した各社の
  展示内容をレポートします。

┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ iSUC-1 >>> ┏ iSUC-1 >>> アイエステクノポート
  バージョンアップされたばかりの「UT/400-iPDC V6」を展示

┏ iSUC-2 >>> ヴィンキュラムジャパン
  「次世代統合運用ソリューション」を紹介。Hybrid ANALYZERなど新製品も

┏ iSUC-3 >>> ミガロ
  「JACi400」に高い関心。RPG・COBOLの知識だけでWebアプリケーション開発

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┏ iSUC-1 >>> アイエステクノポート

  バージョンアップされたばかりの「UT/400-iPDC V6」を展示
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 アイエステクノポートは、システム運用管理ツール「S/D Manager」、アプリケー
ション開発支援ツール「SS/Tool-㈼」、スプール運用管理ツール「UT/400」ファミ
リーを展示しましたが、ハイライトは、リリースされたばかりのSystem i PDF化
ツール「UT/400-iPDC V6.0」です。

 同製品は、今回のバージョンアップで大幅に機能強化し、複写伝票機能や自
動処理機能などに対応しました。主な拡張点は次のとおりです。

(1)ページ複製機能(複写伝票対応) 
 1ページ分のスプールファイルで最大5種類の異なるページを作成できる機能で
す。紙の複写伝票のように、1枚目が「納品書」、2枚目が「受領書」、3枚目が「控
え」となるような複製が可能で、複製する各ページに異なるオーバーレイを付け
ることによって実現しています。

(2)データ複製機能(複写伝票対応)
 1ページ分のスプールファイルで複数のページを作成し、それらを1ページに収
めて表示する機能です。1ページに複製できる数は、System iの1ページの表示
桁数である横378ケタ、縦255行の範囲内であればいくつでも可能で、伝票のサ
イズが横100ケタ、縦10ケタであれば、75枚の伝票をA4判 1枚に複製できます。

(3)マルチアップ機能 
 PowerPointなどでプリンタ用紙1枚に複数のページを集約して印刷する機能が
ありますが、それに相当する機能です。ページプリンタではプリンタ側で制御する
のが一般的ですが、パフォーマンスが落ちる難点があります。V6では、これを回
避するためUT/400-iPDCに実装しています。

(4)複数処理機能 
 1つのスプールファイルに対して最大10処理までの条件を設定でき、PDFを作
成する機能です。これにより、1つのスプールファイルで自動印刷とサーバー転
送などを同時に設定できます。

(5)PDFファイル名への印字データのセット機能
 柔軟なファイル名の付け方を可能にする機能です。

(6)出力フォルダー自動振り分け&自動作成機能
 作成したPDFの管理を容易にする機能です。

(7)文字の非表示属性
 スプールファイルの任意の部分の文字データを隠す機能です。これと、「ページ
複製機能」や「データ複製機能」などのレイアウト変更機能を組み合わせることに
より、ページのある部分の文字データを隠し、その上でオーバーレイ機能を使っ
て「押印欄」などを簡単に作ることができます。

 また、UT/400-iPDCは今回の新バージョンから「通常版」と「Light版」の2つのリ
リースが設けられました。Light版は、一部の機能が利用できませんが、そのぶ
ん低価格となっており、用途に合わせて多様な選択ができるようになっています。

◇アイエステクノポート
 http://www.istechnoport.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.64 2008.10.27]

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┏ iSUC-2 >>> ヴィンキュラムジャパン

  「次世代統合運用ソリューション」を紹介。Hybrid ANALYZERなど新製品も
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 ヴィンキュラムジャパンは、「次世代統合運用ソリューション」をテーマに、同社
の今後の製品展開とソリューションを展示しました。

 それによると、同社の各統合運用プロダクトは、今後のバージョンアップ時に、
新登場の「Integrated View & Operation」と呼ばれる統合ビューアーの下で管
理・運用できる機能を備えていき、さらに他の製品との連携性を強化していきま
す。そして、統合ビューアーにより、一元的な運用・管理環境が提供されていきま
す。

 これは、ますます複雑かつ高度になるシステム運用オペレーションと、それに
対する負荷軽減や自動化ニーズへの同社の今後に向けた回答であると言いま
す。

 同社ではこの考えに基づき、従来「xx/400」と銘打ってきた製品シリーズを、
「Hybrid xx」という名称へ変更します。自動化・スケジューリングツールAUTO/40
0は「Hybrid AUTO」に(2009年10月リリース予定)、メッセージ連携ツールMESSA
GE/400は「Hybrid MESSAGE」に(2009年3月リリース予定)、リソース管理ツー
ルRESOURCE/400は「Hybrid RESOURCE」に(2009年3月リリース予定)、それ
ぞれ改称される予定です。
 
 「Hybrid xx」の名称では、昨年、その第1弾としてセキュリティ製品の「Hybrid
SECURITY」をリリースしていますが、今回の展示では、第2弾として「Hybrid ANA
LYZER」を展示・紹介しました。

 Hybrid ANALYZERは、情報をリアルタイムに監視・分析できる次世代型BIツー
ルです。展示では、Hybrid SECURITYおよびJOURNAL/400のログを取得し、Hy
brid ANALYZER上でデータ変換を行い、さまざまなグラフをリアルタイムに表示
する様子が紹介されていました。

 同社では、「企業ごとのニーズに沿ったドリルダウン分析も可能なので、BIツー
ルや可視化ツールとしてだけでなく、企業の“戦略ツール”としてHybrid ANALYZ
ERを利用できます」と説明しています。

◇ヴィンキュラムジャパン
 
[一歩先行く iメールマガジン No.64 2008.10.27]

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┏ iSUC-3 >>> ミガロ

  「JACi400」に高い関心。RPG・COBOLの知識だけでWebアプリケーション開発
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 ミガロは、System iのGUI化・Web化ツール「Delphi/400」と、RPG・COBOLの知
識でWebアプリケーションを開発できる「JACi400」の2製品を展示しました。

 Delphi/400は、すでに600社を超えるユーザーを獲得し、System i用のGUI化・
Web化ツールとして高い評価を得ている開発ツールですが、まだ5250のグリーン
画面で業務を行っているユーザーも多く、展示内容を熱心に見入る来場者も少
なくありませんでした。

 このうち特に反応の大きかったのはJACi400のほうであると、同社の展示説明
担当者は話していました。

 JACi400は、System i上で稼働する新規のWebアプリケーションを、RPGまたは
COBOLだけで開発するツールです。開発ステップは非常にシンプルで、「画面の
作成」「通信部分の設定」「プログラムの作成」「コンパイルと実行」の4つを行う
だけです。Javaなどの知識はまったく不要で、RPGの既存スキルだけで短期間
にWebアプリケーションを開発できるのが特徴です。

 JACi400では最初に画面を作成します。これはDSPFの代わりに、市販のHTM
L作成ツールを使って行います。画面が完成したら、次にSystem iとの通信情報
を設定します。「JACi400 Designer」と呼ばれる画面上で、画面とプログラム間で
通信を実行する項目や名前、データ型、フィールド長、小数点の桁数、EditCode
などを設定します。このあたりの操作は、DSPFの設定によく似ています。
 
 System iとの通信設定が完了したら、次はプログラムの生成です。JACi400で
は、通信設定の内容をSystem iにアップロードするだけで、Web画面(HTML)と
のデータ連携処理などを含むほとんどのプログラムロジックを自動生成すること
ができます。

 自動生成されたプログラムに対し、後は必要なロジックを埋め込むだけです。
例えば、ファイルのデータを画面に表示するための転送処理などのプログラムを
記述します。そして、作成したプログラムを5250画面からコンパイルすれば、Web
ブラウザからの実行が可能なWebアプリケーションが完成します。
 
 同社は今年、JACi400の普及にも力を入れており、すでに複数のユーザーを獲
得していますが、現在、基幹システムの再構築をJACi400で行う取り組みが進ん
でいるとのことです。
 
◇ミガロ
 http://www.migaro.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.64 2008.10.27]

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2008年11月4日 No.65

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年11月4日 No.65

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┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ 今週の事例 >>> 日信電子サービス株式会社
  開発ツールのオブジェクト変更管理を重点に
  Hybrid SECURITYを選定・導入 

┏ インタビュー >>> 桑川 正志 株式会社ウェルキャット 特販担当 部長 [前編]
  携帯電話経由でSystem iに接続。無線ハンディ「XITシリーズ」に新機能

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┏ 今週の事例 >>>  日信電子サービス株式会社

  開発ツールのオブジェクト変更管理にHybrid SECURITYを選定・導入 
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 日信電子サービスが展開する事業の柱は2つあります。

 1つは親会社である日本信号が製造・販売する各種製品の保守サービス。即
ち、ATCなど鉄道信号や交通情報システム、自動改札機や自動券売機といった
各種の駅務自動化システムです。そしてもう1つは、クライアントPCからサーバー、
ネットワークおよびセキュリティ製品など広範なOA機器を対象にした保守サービ
ス、いわゆる「独立系サードパーティ・メンテナンス」となります。

 今春、このOA機器に関する保守サービスを支援する新システム「SAFE(Servi
ce Assist system for Field Engineer)」が本稼働を迎えました。

 これは全国のサービス拠点を対象に、保守業務の受付から見積もりの作成、
保守契約の締結、受注処理、作業計画の策定、現場でのサービス情報の入手
や報告書の作成、そして売上・原価の確定など、保守の現場で発生するさまざま
な業務を支援するためのシステムです。

 このシステムの開発に対し、Javaフレームワークである「intra-mart」(NTTデー
タイントラマート)を採用し、同社初のJavaアプリケーションとして完成させていま
した。順調に稼働しており、現在は取引先への作業依頼データをインターネット
経由でやり取りするための機能追加が進められています。

 2年かがりの大規模プロジェクトを完了した経営情報システム部が現在取り組
んでいるのは、J-SOX法への対応作業です。同社では2007年3月に経理部主導
でJ-SOX法プロジェクトが発足しており、経営情報システム部では、整備状況の
評価方法の1つであり、内部統制プロセスの最初から最後までを通して評価する
ウォークスルーテストを実施するなど、2009年3月期決算に向けて山場を迎えて
います。

 また今年7月には、アクセスログ管理やオブジェクトの変更管理を目的に、セ
キュリティ管理ツール「Hybrid SECURITY」(ヴィンキュラムジャパン)を導入し、
セキュリティ体制を整備しました。経営情報システム部では2007年末からセキュ
リティ製品の導入検討を開始したといいます。

 J-SOX法では財務諸表の適正性を確保するのに必要な監査証跡、つまりデー
タベースの更新トランザクションといった操作ログの一元管理・分析が求められ
ますが、同社ではこの監査証跡に必要なデータとして、売上・売掛金・棚卸資産
の3種類のデータを定義しました。

 そしてこれらのデータを処理するシステムとして、財務会計システム、販売管理
システム、在庫管理システム、サービス支援システムの4つをログ管理の対象シ
ステムとしました。

 このうち財務会計システムについては、Windowsサーバー上で財務会計パッ
ケージ「SuperStream」を利用。販売管理および在庫管理システムは5年ほど前
に、開発ツールとして「LANSA」(ランサジャパン)を使って開発しました。現在は
System i(9406-520)上で運用しています。そして前述したように、サービス支援
システムはintra-martを使いJavaアプリケーションとして構築し、別のSystem i(9
406-550)上で稼働しています。

 ちなみに同社にはこれら2台に加え、開発用マシンとして、System i(9406-51
5)を導入しており、合計3台のSystem iが稼働中です。

 セキュリティ製品の要件としては、以下の点が検討されました。

 財務会計システムについてはSuperStreamというパッケージ製品自体がログ
管理機能を備えているので、導入予定のセキュリティ製品の対象から外す、
サービス支援システムはintra-martが基本的なログ管理機能を備えるのに加え、
開発要件としても独自にセキュリティ機能を盛り込んでいたのでアクセス管理に
ついては問題ない、しかしオブジェクトの変更管理には対応できないので、導入
予定のセキュリティ製品でサポートすることとする、というものです。

 そして最も重視されたのが、LANSAで開発された販売・在庫管理システムに関
するデータベースの操作ログおよびオブジェクトの変更管理でした。

 「当初、どのセキュリティ製品を導入しても、LANSAのオブジェクト変更に関す
る部分については何らかのカスタマイズが避けられないと判断していました。そ
こでこのシステムの開発を支援したエス・イー・ラボに相談したところ、Hybrid SE
CURITYの導入を提案されました」と語るのは、経営情報システム部の皆上秀樹
部長です。

 LANSAおよび販売・在庫管理システムの内容を熟知するエス・イー・ラボとヴィ
ンキュラムジャパンが協力して、対応を進めることで、同社はHybrid SECURITY
の導入を決断したといいます。

「LANSAオブジェクトへの対応に加え、実際のところHybrid SECURITYの導入価
格が他製品に比べて半分以下であったことも採用理由になりました」(経営情報
システム部 市川善康課長)

 導入決定は2008年4月です。 「ログを取得するタイミングを決定するため、必
要とするイベントを定義する導入準備を2〜3カ月で終え、7月にはログ取得を開
始しました」(経営情報システム部 番場修治氏)

 現在は1カ月に1回、ログ分析の帳票を出力していますが、運用ルールや規定
の詳細については今後決定していく方針です。J-SOX法の事実上の本番となる
2009年3月期末に向けて、同社も最終離陸体制に入っているようです。
 
■COMPANYPROFILE >>> 株式会社CFSコーポレーション
・設立:1967年
・本社:東京都台東区
・資本金:8億3320万円
・売上高:151億5964万円(2008年3月)
・従業員数:952名(2008年3月)
 http://www.open-nes.co.jp/

◇ヴィンキュラムジャパン
http://www.vinculum-japan.co.jp/unity_solution/index.html

[一歩先行く iメールマガジン No.65 2008.11.4]

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桑川 正志 株式会社ウェルキャット 特販担当 部長 [前編]
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携帯電話経由でSystem iに接続。無線ハンディ「XITシリーズ」に新機能
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今週と次週は、ウェルキャットの桑川正志氏に、同社の無線ハンディターミナル
「XITシリーズ」の新機能と、最近の市場動向についてうかがいます。

── 最初に、5250エミュレータを搭載できる無線ハンディターミナル「XITシリー
ズ」の新機能についてご紹介ください。

桑川 無線ハンディターミナルは従来、構内作業で利用されてきました。つまり、
ハンディターミナルからの電波をアクセスポイントで受けて、それをLAN経由でSy
stem iへ受け渡すという仕組みです。XITシリーズの新機能では、無線ハンディ
ターミナルからの電波を携帯電話で受けて、それを携帯電話網を経由してSyste
m iへ伝送することができるようにしました。

── つまり、屋外でも利用できるということですか?

桑川 そうです。構内作業と屋外作業を1台のハンディターミナルで実現しました。

── 無線ハンディターミナルと携帯電話の間の伝送方式は何ですか?

桑川 Bluetoothです。正確に言えば、携帯電話やPHSを介してダイヤルアップ
接続するためのプロファイルであるBluetooth DUN(Dial-up Networking Profile)
を使って接続します。これによって、Bluetooth対応の携帯電話であればメーカー
や機種を問わず利用できます。

── 対応する機種は?

桑川 XIT-100-BRとXIT-120-BRです。

── どのような用途を想定していますか?

桑川 構内や屋外での入出荷検品作業や、ドライバーによる貨物の集荷・配達
業務に向くのはもちろんですが、移動が伴う店舗販売や催事などの臨時店舗に
おける端末としても威力を発揮すると思います。

── 携帯電話経由であれば、導入・運用コストもほとんどかかりませんね。

桑川 ええ。構内通信は無線LAN、モバイル通信は携帯電話経由ですから、コ
ストを抑えたシステム導入が可能です。また、システムの開発はSystem i側で行
えますから、モバイルアプリケーションも簡単に導入ができます。

── 携帯電話の変更や新たな通信サービスの登場にも柔軟に対応できるとい
うわけですね。

桑川 はい。業務プログラムと通信回線とハンディターミナルが分かれています
から、新機種や新サービスにも柔軟に対応していけます。

── ホスト側で対応するのはSystem iだけですか?

桑川 Windowsベースで稼働するWeb対応統合ミドルウェア「WebGlider-X」にも
対応します。

◇ウェルキャット
http://www.welcat.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.65 2008.11.4]

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2008年11月10日 No.66


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年11月10日 No.66

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┏ 今週の事例 >>> 日立バルブ株式会社
  ICタグを使い、建築設備用バルブの製造管理を実践

┏ インタビュー >>> 桑川 正志 株式会社ウェルキャット 特販担当 部長 [後編]
  最近の市場動向。UHF対応、RFID、ウェアラブル

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┏ 今週の事例 >>> 日立バルブ株式会社

ICタグを使い、建築設備用バルブの製造管理を実践
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 日立バルブ株式会社では、建築設備用バルブの製造管理にRFタグ ハンディ
リーダライタ「RHT-100-02」とICカード/ICタグ リーダライタ「EFG-300」を利用し
ています。同製品の導入に携わった管理センターの千葉公裕 氏に、導入の経
費をうかがいました。

── RFIDシステムを導入するきっかけは何でしたか?

千葉 当社では以前、製造管理の組立決定作業を行う過程で多数の書類が存
在しました。その中で、ペーパーレス化できる書類は、「補足書」「仕様書」「検査
書」の3つでしたが、補足書1つを取ってみても、「塗装が違います」「銘板が違い
ます」など、さまざまな細かい業務に分かれていて、それぞれに書類があります。
同様に、仕様書についても現場に関係ない書類も含まれているなど多岐にわ
たって存在していました。これらの書類を何とかペーパーレス化したいとの思い
から新システムを検討し、ICタグの採用に至りました。

── ICタグを使って書類をモニター画面で確認できるシステムを構築したわけ
ですね。

千葉 そうです。ICタグを利用することにより、無駄な紙やバーコードラベルを発
行する手間が減り、さらにリアルタイムで作業工程の把握が可能になります。

── 具体的に説明いただくと、どのようになりますか。

千葉 例えば、作業工程では、ICタグの情報をキーにして、モニター上に「仕様
書」のデータを表示できますし、誰が何の作業を行っているか、リアルタイムで把
握できるようになりました。また以前、部材の入出庫管理にバーコードを利用し
ていましたが、入出庫の度にラベルを発行し、それを何枚も貼り重ねたり、現場
いの油汚れで不鮮明になるなどの経験がありましたが、1枚のICタグで1部材の
入出庫を管理することが可能になりました。

── ICタグなら、再利用もできますね。

千葉 その点も、採用の大きな理由です。機器にに関しては、ウェルキャットさん
のデモを拝見して決定しました。

── 導入にあたって苦労した点は何ですか。

千葉 当初は、コイン式のICタグを検討しました。しかし、現場で扱うことや、コス
ト面から見てシートタイプのほうが安価であったので、シートタイプを採用しました。
ICタグは、色の違うフィルムで加工することで、一目で用途が識別できるような工
夫をしています。

── 導入後のメリットと省力・省人化の効果はいかがですか。

千葉 部材の入出庫管理にラベルを発行する手間がなくなり、ラベルプリンタも
不要になりました。また、作業工程の進捗をリアルタイムに把握できるため、トラ
ブル時に書類では追跡しきれなかった状況に迅速に対応できるようになりました。
ICタグは多くの情報が書き込め、1枚のタグを読ませるだけで作業の進捗管理
が行えます。また、データの書き換えも可能なので無駄がありません。

── 何か要望はありますか。

千葉 現在は、最後の梱包検査を終了した段階で、ICタグを回収して再利用して
います。今後は、部品の検査や組み立て県債の情報を製品に付けて出荷するこ
とになるだろうと思います。ICタグの単価がさらに下がることを望みます。

■COMPANYPROFILE >>> 日立バルブ株式会社
・設立:1987年
・本社:三重県三重郡
・資本金:2億5000万円
・従業員数:220名
 http://www.hitachi-valve.co.jp/

◇ウェルキャット
http://www.welcat.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.66 2008.11.10]

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桑川 正志 株式会社ウェルキャット 特販担当 部長 [後編]
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最近の市場動向。UHF対応、RFID、ウェアラブル
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── 最近の市場をどう見ていますか?

桑川 無線製品を使ったデジタルピッキング分野で動きが活発です。特にUHF帯
ですが、技術改良が進んで精度が向上したのと、もう1つは従来と比べて利用し
やすくなったことが要因として挙げられると思います。

── 従来は、利用するのに申請・登録が必要だったわけですね。

桑川 そうです。応用例としては、UHF帯対応のRFIDタグを付けた荷貨物がゲー
トを通ると、一度にチェックを行えるゲート管理などがあります。

── RFID分野でそのほかに目立った動きはありますか?

桑川 文書管理への適用でしょうか。重要文書をすぐに取り出す必要がある業
務などで、文書にRFIDタグを付して管理する動きが進んでいます。

── 市場としては、すでにRFIDへの移行が進んでいるのですか?

桑川 大勢は依然としてバーコードです。バーコードは今後も主流であり続けると
思いますが、その一方、ICタグの有用性が認知されて普及していくと見ています。
2010年頃にRFID導入の動きが、一段と活発になるのではないかと思います。

── ウェルキャットが一歩先を行っている「ウェアラブル」の分野はいかがです
か?

桑川 これも、ハンドフリー(両手が使える)を必要とする分野で着実に導入が進
んでいます。製品にICタグを埋め込んで、両手を使って製品を運搬する時に、
ウェアラブルのリーダライタで管理を行うというやり方です。また、音声認識装置
「Vocollect」(ヴォコレクトジャパン)とウェアラブルのリーダライタとの組み合
わせによるソリューションにも多くのお客様から高い関心をいただいています。ご
利用の用途に合ったバラエティに富んだターミナルが、今後ますます普及してい
くと見ています。

◇ウェルキャット
http://www.welcat.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.66 2008.11.10]

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2008年11月17日 No.67

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年11月17日 No.67

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┏ 今週の事例 >>> ASL Modena(イタリア国営ヘルプサービス会社)
  DBMotoを使用し、AS/400とSQL Server間のリアルタイム・レプリケーションを実現

┏ 今週の解説 >>>IBM iからSQL Serverへのデータ移行アプローチ[前編]
  DBMotoの特徴と利点

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┏ 今週の事例 >>> ASL Modena(イタリア国営ヘルプサービス会社)

  DBMotoを使用し、AS/400とSQL Server間のリアルタイム・レプリケーションを実現
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 イタリアの国営ヘルプサービス会社「ASL Modena」は、病院間で患者データを
伝送するサービスを提供していますが、これまで、そのデータ転送を改善する必
要に迫られていました。

 同社のシステムは、1台のAS/400と9つのSQL Serverで構成されています。そ
して、データ転送の改善には、AS/400とSQL Server間のデータ転送の改善が不
可欠ということになり、AS/400とSQL Server間をデータ・レプリケーション/ミ
ラーリング経由でリンクさせるプロジェクトがスタートしました。

 最終的には、HiT Softwareのデータベース連携ソリューション「DBmoto」が採用
されますが、その導入前に、さまざまな方法を試行しました。

 最初は、FTPです。これは、パフォーマンスには問題はありませんでしたが、リ
アルタイムにデータ配信を行えないなどの問題がありました。

 次に、あるレプリケーション・ツールを採用してみましたが、データ転送量を柔
軟にコントロールできない、データがレプリケーションできなかった場合、エラーを
返信できない、データ連携の部分を手動でプログラミングする必要があるなど、
いくつか問題がありました。

 そこでASL Modenaでは、これらに代わるツールを検討しましたが、最終的にD
BMotoが、リモート・サイトと中央病院間のデータ・フローの管理に適していると発
見しました。同社の担当者は、「Microsoft VB-Scriptと組み込みの転送機能に
よる強力なカスタマイズにより、パフォーマンスを劣化させることなくデータ・レプ
リケーションを改善できました」と言います。そして、アプリケーションにDBMotoを
統合することにより、効果的に患者データを転送することができるようになったと
評価しています。

 今回のASL ModenaでのプロジェクトにおけるDBMotoの優位点は、次のように
まとめることができます。

・リアルタイム・ミラーリング(OS/400 ジャーナル・ベース)
・完全なリフレッシュ・リプリケーション
・IBM i(IBM i) SQL Server、Oracleデータベース・プラットフォームのそれぞれでプログラミングが不要
・Microsoft VB-Scriptとイベント・ドリブン環境でフル・カスタマイズが可能
・カスタム・機能定義による組み込まれた転送機能
・SQL ServerとOracleにおけるターゲット・テーブルの自動作成
・リモート・マシンでのEnterprise Managerツールの稼働可能性
・拡張性のあるログ・ファイル・レポート
・ソースとターゲット・データベースに対するオブジェクト・オリエンテッドなダータ・アクセス
・Windows上からのレプリケーション・プロセス全体へのコンフィグレーションと管理
・ユーザー・フレンドリーなグラフィック・ツールとプラットフォーム

◇クライム
http://www.climb.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.67 2008.11.17]

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┏ 今週の解説 >>>IBM iからSQL Serverへのデータ移行アプローチ[前編]

  DBMotoの特徴と利点
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 今週と次週の2回は、IBM i上のDB2と別システム上のSQL Serverを連携させ
る際に強力なソリューションとなる「DBMoto」について解説します。DBmotoは、D
B2とSQL Server以外にも、さまざまなタイプのデータベースを連携させることが
できる“データベース・レプリケーション”ツールですが、IBM i環境においてSQL S
erverの導入が進む昨今、DBmotoによるDB2とSQL Serverの連携に注目が集
まっています。

◎はじめに

 1990年代、Windowsは、IBM i システム上のDB2に格納されているデータにアク
セスするためのクライアント、またはクライアント/サーバー環境として受け入れら
れるようになりました。そして、Microsoft ODBCやOLE DB、最近では.NETデー
タ・プロバイダなどのデータ・アクセスに関するデファクト・スタンダードを利用す
るために、数多くのアプリケーション(カスタムおよびパッケージの両方)が開発さ
れてきました。

 さらに近年では、IBM i上のDB2を企業データベースとして使用する企業の多く
は、それとは別に、中間またはサテライトのデータベースとしてMicrosoft SQL Se
rver(以下、SQL Server)を利用するようになりました。すなわち、業務の根幹の
データはDB2に残しておきますが、ビジネス・アプリケーションの必要に応じて、S
QL Serverにデータを移して利用するというわけです。

 このアプローチの利点は、まず、データのセキュリティです。データは、SQL Se
rverインターフェースによって保護されます。また、SQL Serverをインストールす
るための購入および保守に伴う総所有コストが低いということも利点として挙げ
られます。さらに、SQL Server は、強力なGUIを備えているため、インストールと
管理が容易です。

 本稿では、IBM iからSQL Serverへデータを移行するためのアプローチの1つ
である、HiT Softwareのレプリケーション・ツール「DBMoto」を使用する手法につ
いて解説します。

 DBMotoの利点は、以下のとおりです。

・プログラミングが不要
・レプリケーションの設定および実行プロセスに柔軟性があり、異なるDBMSに使用可能
・レプリケーションの設定で、ソースおよびターゲットの両方のデータベースを変更可能
・直観的なグラフィカル・ユーザー・インターフェースにより、レプリケーションの設定が容易
・DBMotoが完全に非侵入型であるため、IBM iの安全は確保される

◎DBMotoについて

◇IBM iからSQL Serverへデータを複製するのに最適

 信頼性のあるデータの複製が困難なために、e-ビジネスの実現やCRM、およ
びビジネス・インテリジェンス・アプリケーションやクライアント・サーバー技術の
採用に支障をきたす場合があります。例えば、IBM i環境内にある企業データを、
SQL Serverなどのよりアクセスしやすいデータベースに複製しなければならない
場合などがあります。

◇データ・レプリケーション・ソリューション

 多くの企業は、レプリケーション・プロセスを社内で開発していますが、ネット
ワークやサーバーのパフォーマンスに意図しない影響を与えたり、利用可能な
データが前日のデータだけに限られたりする場合があります。また、すべての
データが必要でない場合でも、データベース全体が複製されたり、複製された
データが期限切れであったりする場合もあります。

◇DBMotoソリューション

 HiT SoftwareのDBMotoは、初めてIBM i専用に作成されたレプリケーション・
ツールです。DBMotoは、リアルタイムのインクリメンタル・データ・レプリケーショ
ンをサポートして、企業データとエンタープライズ・アプリケーション間の効果的な
チャネルを作成することによって、複製データの更新スケジュールの制限を解消
します。

 DBMotoを使用することにより、IBM i上のデータに対する変更は、SQL Server
に即座に反映されます。DBMotoは、非常に柔軟性が高いため、使用中の環境
に合わせてカスタマイズすることができます。また、直観的なウィザードベースの
インターフェースにより、レプリケーションのルールやスケジュールを瞬時に設定
することができます。[以下、次号]

◇DBmotoのページ
http://dbmoto.climb.co.jp/
◇クライム
http://www.climb.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.67 2008.11.17]

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2008年11月26日 No.68

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年11月26日 No.68

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┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ 今週の事例 >>> 株式会社ロゴスコーポレーション
  運用部間にサプライズをもたらしたDelphi/400

┏ 今週の解説 >>> IBM iからSQL Serverへのデータ移行アプローチ[後編]
              DBMotoの特徴と詳細機能

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┏ 今週の事例 >>> 株式会社ロゴスコーポレーション

  運用部間にサプライズをもたらしたDelphi/400
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 大阪に本社を置く株式会社ロゴスコーポレーションは、スポーツ用品、アウトド
ア用品(キャンプ用品、登山用品、海水浴用品)の製造販売を行っている会社で
す。最近のヒット商品である「エコココロゴス・シリーズ」は、不要物のヤシガラを
原料として有効利用した環境燃料であり、森林を伐採しない、カーボンオフセット
組み込み商品として発売するなど環境保護活動を行っています。

 同社では以前より運用部門から、基幹システムのIBM iに対してかなりの情報
処理拡張要求があり、またシステム部門では、グリーン画面での処理環境に限
界を感じていました。

 単純にグリーン画面をブラウザするだけでは、運用部門の情報処理拡張要求
を満たすことができません。そこで、IBM iのデータベースとビジネスロジックのRP
Gプログラムを継承しながら、自由度の高いインターフェースと情報処理を最適
化できる開発環境を構築することにしました。その結果、IBM iとの親和性(IBM i
専用コンポーネントが豊富)などが高く評価され、Delphi/400が採用されました。

 Delphi/400の導入にあたって同社のシステム担当者は、まず、関連書籍でDelp
hi/400の基礎的な文法をマスターし、具体的な利用方法はインターネット上にあ
るサンプルを利用したり、また不明点は、Delphi/400の販売元であるミガロのテ
クニカルサポートを活用して、開発を行っています。

 最初に手がけたシステムは、お客様向けの商品提案書の自動化でした。具体
的には、営業課員がおのおお手作りしていた得意先向けの提案書を、品番のみ
の入力で画像やスペックなどの製品情報を自動的に作成し、Excelに出力するも
のです(保存したExcelデータは、再度Delphi/400に読み込み編集も可能です)。

 これまでの提案書は、営業マンそれぞれの商品提案に微妙な違いがあったり、
提案資料に使用している画像も個々に管理し保存場所が統一化されていなかっ
たため、商品提案書の作成に多大な工数が必要でした。今回のシステム化によ
り商品のセールスポイントや画像データが一元管理され、商品提案書の統一
フォーマット化と作成を自動化することが実現できました。そして、営業本来の業
務に集中できるようになりました。

 次に、売上予算実績照会を作成しました。これは、売上の予算/実績を、営業
所別、担当者別、得意先別、商品別に構成し、1画面にグラフや表で、大分類の
営業所別から商品別にドリルダウンしながら照会できるようにしたシステムです。
1画面で表示できるようにした結果、問題分析を的確に行えるようになり、予算等
の修正も迅速に行えるようになりました。

 続けて、商品情報照会を作成しました。これは、商品コードの一覧から任意に
商品を選択することにより、その商品の品番マスター情報、画像、倉庫別の在庫
情報、発注残(国内、海外)、受注残、地域別の予算と実績などを表示でき、さら
に倉庫コードを選択することにより、その倉庫の受払情報(時系列入出荷情報)
といった多様な情報を1画面で表示することが可能です。

 グリーン画面でこれだけの情報を得るには、少なくないメニューの切り替えが
必要ですが、Delphi/400による新システムでは1画面で済むようになりました。

 これにより、受注受付の窓口担当者は、画面を何回も切り替えることなく、お客
様に即座に応答することが可能になり、受注受付後の修正等も少なくなりました。
商品デリバリー部門でも、商品在庫の適正な配置が可能になり、不要な商品の
倉庫間移動に伴う運賃や工数が削減されました。

 今後も、現行のグリーン画面を単にオープン系画面に切り替えるだけでなく、
業務に最適なユーザー・インターフェースを備え、スピーディな業務判断が可能と
なるアプリケーションの構築や、Webサービスをアプリケーションに組み込み、従
来とはまったく違った情報処理環境の構築も計画されています。最終的には、単
独のアプリケーション開発から、サブシステム単位での照会系やエントリー系を
組み合わせたDelphiシステムの構築や、Delphi/400を使用したWeb化への着手
も検討しています。

■COMPANYPROFILE >>> 株式会社ロゴスコーポレーション

・創業:1928年(昭和3年)
・設立:1953年(昭和28年)
・本社:大阪市住之江区
・資本金:4億3398万円
・事業内容:スポーツ用品製造および販売
 http://www.logos-co.com/

[一歩先行く iメールマガジン No.68 2008.11.26]

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┏ 今週の解説 >>>IBM iからSQL Serverへのデータ移行アプローチ[後編]

  DBMotoの特徴と詳細機能
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 先週に引き続き、IBM i上のDB2と別システム上のSQL Serverを連携させる際
に強力なソリューションとなる「DBMoto」について解説します。DBmotoは、DB2と
SQL Server以外にも、さまざまなタイプのデータベースを連携させることができる
“データベース・レプリケーション”ツールですが、IBM i環境においてSQL Server
の導入が進む昨今、DBmotoによるDB2とSQL Serverの連携に注目が集まって
います。

◎主な特徴

・スナップショット・レプリケーション(リフレッシュ)
 選択されたレコードをすべて走査し、複製する

・リアルタイムのインクリメンタル・レプリケーション(ミラーリング)
 DB2ジャーナルおよびSQL Serverトランザクション・ログに基づく

・シンクロナイゼーション
 各システムがソースとターゲットの両方になるリアルタイムのインクリメンタル・
レプリケーション

・使いやすさ
 レプリケーション・プロセス全体の設定にウィザードを使用、レプリケーションの
スケジューリング、実行および監視にはEnterprise Managerグラフィカル・ユー
ザー・インターフェースを使用

・アクセスしやすさ
 DBMotoはWindows上で実行され、Enterprise Managerはリモート・システムから
実行できるため、レプリケーションの設定と管理が容易

・IBM i とは独立
 IBMサーバー上でのプログラミングが不要、DB2内にプロプライエタリ・ネーミン
グおよび予約フィールドが不要

・カスタマイズ可能
 Microsoft’s VB.NET技術と、 DBMotoによって生成されるレプリケーション・イ
ベントを使用することによって、レプリケーション・プロセスをカスタマイズするス
クリプトを作成可能

・柔軟性
 DB2とSQL Server間だけでなく、すべての大規模なデータベース間のレプリ
ケーションにもDBMotoを使用可能。

◇レプリケーションのためのデータの選択

・ユーザーの定義に従ってテーブル全体、またはテーブルの一部に対してレプリ
ケーション(スナップショットまたはインクリメンタル)を適応可能。レプリケーショ
ンごとに、Replicationウィザードでデータを選択(複製する列のマッピング)
・式を使用してデータをフィルタリング
・レプリケーション中にデータのフィルタリングまたは修正を行うスクリプトを作成

列のマッピング例
・「コード」と「説明」の列のみ
・「社会保障番号」、「電話番号」、「ファックス番号」の列のみ
・「コード」、「パスワード」、「電子メール」の列のみ

フィルタ基準の例
・小売り製品のみ
・オンラインサービスにアクセスした顧客のみ
・ヨーロッパの代理店のみ

◇スナップショット・レプリケーション
 スナップショット・レプリケーションは、ソース・テーブルから(マッピングとフィ
ルタリングで指定された)すべてのデータを読み取り、ターゲット・テーブルに転送
します。スナップショット・レプリケーションは、メニューから直接開始するか、ま
たはユーザーが指定するインターバルでスケジューリングすることができます。
一般に、スナップショット・レプリケーションは、レプリケーション・プロセスの最
初の段階で1回だけ実行され、その後は、インクリメンタル・レプリケーションが実
行されます。

◇インクリメンタル・レプリケーション
 変更があったレコードだけを複製可能。リアルタイムのインクリメンタル・レプリ
ケーションは、DB2ジャーナルとSQL Serverトランザクションを調べて、最後のレ
プリケーション以降にデータベースの変更があったかどうかを確認した後、変更
だけをターゲット・データベースに複製します。通常、ログは1分ごとに読み取られ
ますが、ユーザーはこの間隔を調整することができます。

・リアルタイムのレプリケーション
・IBMサーバーおよびSQL Serverを実行するサーバーの作業負荷が最小限

◎Microsoft VB .NET環境

 DBMotoは、スクリプト作成環境を提供する唯一のリアルタイム・レプリケーショ
ン・ツールです。DBMotoには、VB .NET環境が組み込まれており、これを使用す
ることによって、ユーザーは、関数、プロシージャおよび変数を定義することがで
きます。VB .NET関数は、次の2つの方法で使用することができます。

 − マッピング・ルール
 − レプリケーション・イベント

 レコードに対するINSERT、UPDATEまたはDELETE操作の後、DBMotoは、VB .
NETイベントを生成します。このイベントは、VB .NETコードによって管理できます。

 DBMotoには、いくつかの組み込み関数が用意されていますが、ユーザーは、
必要に応じて、企業データを管理するためのカスタム関数を定義することができ
ます。DBMotoは、ストアード・プロシージャの開発、またはプロプライエタリ構文
の適合を必要としません。

◇ジャーナルとログ
 DB2ジャーナルおよびトランザクション・ログは、DB2およびSQL Serverデータ
ベース内で発生した変更をインターセプトするためのネイティブ・ツールを提供し
ます。

 各INSERT、UPDATEおよびDELETE操作は、ジャーナルまたはログに記録され
ます。DBMotoは、ジャーナル、ログおよびレシーバの変更を自動的に管理しま
す。

◇パフォーマンス
 しばしば、ジャーナルを使用すると、システムのパフォーマンスに影響があるの
ではないかと考えられます。これは、初期バージョンのAS/400については当ては
まりますが、DB2 for i5/OSバージョンは、ログを無効にできないSQL Server、ま
たはその他のデータベースと同様、トランザクションを効果的に管理します。

 Commit and Rollbackコミットとロールバックジャーナルおよびログの使用は、ト
ランザクション・セキュリティを提供します。最新世代のIBM i プログラムは、Begi
n Transaction、Commit、RollbackおよびEnd Transactionなどの一般的なコマンド
を使用してトランザクションをサポートします。DBMotoは、トランザクション管理を
完全にサポートし、ターゲット・データベースは、トランザクションの最終ステータ
スに関わらず、常に、ソース・データの忠実なコピーを意味します。

◇DBMotoの使いやすさ
 レプリケーションの直観的な設定が可能です。実際の設定ウィザードで説明し
ます。

[1]レプリケーションのメタデータを設定します。

[2]ソース・データベースに対する接続を設定します。

[3]ターゲット・データベースに対する接続を設定します。

[4]必要に応じて、ターゲットのテーブルを作成します。

[5]レプリケーションを設定します。

・レプリケーションの開始時期を決定します。
・レプリケーションの詳細(テーブル、フィールドおよび転換ファンクション)を設定します。
・レプリケーションに関連づけられるスクリプトを定義します。
・レプリケーションを実行します。

◇結論
 DBMotoを使用してIBM iとSQL Server等のデータベース間とレプリケーションを
非常に簡単に構築が可能になります。これによりIBM iのデータをリアルタイムに
他のシステムにリプリケーションし、新たな活用が可能になります。さらに早期の
ビジネス決定と利益の出る経営を必要とする経営者にデータを提供できます。

◇DBmotoのページ
http://dbmoto.climb.co.jp/
◇クライム
http://www.climb.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.68 2008.11.26]

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す。

「一歩先行くIBM i活用協議会」メンバー(2008年8月現在)

 ・株式会社アイエステクノポート
 ・ヴィンキュラム ジャパン株式会社
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 ・マキシマム・アベイラビリティー日本支社
 ・株式会社ミガロ

◎編集協力:アイマガジン株式会社 i Magazine編集部 
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2008年12月1日 No.69

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年12月1日 No.69

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┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ 今週の事例 >>> 株式会社グリーンズ
  FAX送信サービスへの切り替えで
  発注業務のスピードアップと管理工数の削減を実現

┏ インタビュー >>>青木規雄 株式会社ミガロ RAD事業部マーケティンググループ [前編]
  Delphi/400が拓く新しい世界を知っていただきたい

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┏ 今週の事例 >>> 株式会社グリーンズ

 FAX送信サービスへの切り替えで
 発注業務のスピードアップと管理工数の削減を実現
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創業から50周年を迎えた株式会社グリーンズでは、早い時期から日常の領域
で利用するエコノミー(ビジネス)ホテルに着目して、ミッドクラスやバジェット
クラスを独自の経営戦略のもとに全国展開しています。独自の戦略として、顧
客のニーズを先取りする複数ブランド展開があります。

 1つは「シティホテル」「ホテルグリーンパーク」「グリーンホテル」「ホテルエ
コノ」など、東海・北陸エリアで地域に密着した展開をしていくグリーンズホテルズ
事業。もう1つは、全国展開型として世界第2位のホテルチェーンであるチョイス
ホテルズインターナショナル社とマスターフランチャイズ契約を締結し、その主要
ブランドの中で主に「コンフォート」「クオリティ」のブランドを全国展開するチョ
イスホテルズ事業です。また、ホテル事業と並行して、レストラン、バンケット(宴
会)、ケータリングなどの事業も拡大させてきました。

 この間、同社の事業を支えてきたのは、一貫してIBMのミッドレンジ機です。シ
ステム/36からAS/400へ、そしてSystem i5へと移行し、今年3月にモデル720(O
S/400 V4R3)から520(i5/OS V5R4)へ切り替えています。全社のシステム構成
としては、システム導入当初は各ホテルにサーバーを配置する分散型でしたが、
1990年代初めにAS/400へ移行した時から1台の大型サーバーによる集中型へ
変更しています。そして、今年3月のサーバー切り替え時には、発注システムの
改築と売掛システムの部分的な改修を行っています。

 同社はそれまで、各ホテル・レストランから仕入先への発注に日本IBMのFAX
サーバー「FAX Director」を利用してきました。各ホテル・レストランの担当者がS
ystem iの画面から仕入先宛てに発注処理を行うと、PCサーバー上のFAXサー
バーへデータが送られ、公衆回線を経由して仕入先のFAX機に打ち出される仕
組みでした。

 ところが、このシステムにはいくつかの問題がありました。1つは、FAX送信用
の回線が4本でしたので、午前中の早い時間帯に69店のホテルが一斉に発注作
業を行うとFAXサーバーの処理が追いつかなくなってしまい、大幅な遅延が起き
ていたことです。「仕入先にFAXが届くのが夕方になるということもありました」と
電算部統括課長の赤塚太志氏は振り返ります。

 もう1つの問題は、FAX Directorがすでに販売中止となりサポート切れとなって
いたために、「万一、FAXサーバーがトラブルを起こしてしまうと、対応できる人
がどこにもいない。全店の業務に重大な支障が生じる」(電算部係長の金川浩
士氏)という“爆弾を抱えた”状況にあったことです。

 そこでFAXサーバーに代わる仕組みを探しましたが、その時の考え方は、「コ
ストがかからず、簡単に手直しができる」(金川氏)というものでした。

 検討の結果、採用したのは、アイエステクノポートのUT/400-iPDC(System i上
に配置)を経由して直接FAXを相手先に飛ばすコクヨS&TのインターネットFAX
サービス「@Tovas」です。製品ではなくサービスを選択した理由について金川氏
は、「従来と同じように、System iとは別にFAX送信用サーバーを立てるとイチか
ら構築しなければならず、時間的にそのような余裕はありませんでした。また、A
SPサービスであれば運用について工数をかけずに済むと考えました」と説明しま
す。

 @Tovasを利用する新システムでも、発注業務の工程に大きな変更はありませ
ん。System i上の発注画面から仕入先へ発注処理を行うと、仕入先のFAX機か
ら注文書を兼ねた「納品書」と「納品書控え」がプリントアウトされます。そして仕
入先業者から納品され検品が済むとSystem iに入力処理され、それを月末に一
括処理して支払う仕組みです。

 しかし、大きな導入効果がありました。かつて送信終了まで7〜8時間もかかる
ことがあったのが、「30分以内に完了」するようになりました。「以前は、早めに発
注してくださいと都度都度、注意を促していましたが、そうした心配がなくなりまし
た」と金川氏は言います。

 また、相手先にFAXが届かなかった場合の不達通知が、@Tovasではメールで
担当者に返ってきます。それまでは、不達を確認するにはFAX Directorのところ
へ行ってコンソールを確認する必要があったので、「管理面の負荷が軽減され
た」といいます。

 同社では今後、@Tovasを使った仕入先PCへのファイル送信も検討する予定で
す。また、現在はSystem iから@Tovasへのデータの受け渡しを仲介しているUT/
400-iPDCを使い、発注データのPDF保存を進める計画でいます。「現在はス
プールに残しているので、いつでもPDF化ができますが、管理体系を整備して取
り組みたいと考えています」と赤塚氏は抱負を語ります。

■COMPANYPROFILE >>> 株式会社グリーンズ

・創業:1957年
・設立:1964年
・本社:三重県四日市市
・資本金:1億円
・売上高:180億円
・従業員数:2058名
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[一歩先行く iメールマガジン No.69 2008.12.1]

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┃イ┃ン┃タ┃ビ┃ュ┃ー┃>>>
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青木規雄 株式会社ミガロ RAD事業部マーケティンググループ [前編]
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Delphi/400が拓く新しい世界を知っていただきたい
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 今週と来週の2回は、ミガロでマーケティングを担当する青木規雄氏に話をうか
がいます。青木氏は、かつて在籍した銀行のシステム部門においてAS/400上で
稼働するシステムを構築した経歴があり、現在、その経験を生かして、ミガロ製
品のマーケティング・プロモーションやセミナー講師など幅広く活躍されています。

── 最初に、経歴をお話ください。

青木 大学を卒業後、都銀に入行しまして、ほどなく情報システム部門の配属と
なりました。そして、そこに約18年間在籍して、海外系や外為系システムの保守・
改善、再構築プロジェクトなどを担当しましたが、海外系システムのメインサー
バーがAS/400でした。その後、外資系のICカード会社へ転職しましたが、もう一
度、AS/400の仕事がしたくなり、ミガロに入社しました。

── 青木さんが銀行に在籍されていた頃は、もう2次オン(第2次オンライン化)
も終わって、業容の変化に合わせて個別システムを作っていく時代ですね。

青木 はい。銀行再編の走りのような時期で、私が在籍した銀行も海外系システ
ムでは、合併前の一方の銀行がシステム/36、他方がシステム/38を利用してき
ていて、それを統合するということをやりました。また、シンガポールに2年ほど赴
任し、現地システムの面倒をみたりもしました。それもAS/400でしたね。

── 開発と運用・保守のぜんぶを担当されていた?

青木 主に担当したのは、システムの設計とテストです。いわば、システム開発
の“頭と尻尾”の部分ですね。

── ミガロに入社されて、今度はユーザーからベンダーの立場に変わったわ
けですが、Delphi/400についてはどのような第一印象でしたか?

青木 銀行時代は「SYNON」(サイノン)というCASEツールを使っていました。こ
れは、データ中心設計(DOA)のツールで、マスターを構築する時などにとても有
効なツールですが、システム開発に先立って正規化されたデータを定義していく
ので、まどろっこしい部分が少なくありません。これに対して、Delphi/400に初め
て触れて驚いたのは、その柔軟性の高さです。つまり、開発者が意図することを
難なく実現できてしまうのですね。だから、開発の作業が楽しくなります。Delphi/4
00は、モチベーションが上がるツールなんだと思いました。

── そのほかに感じたことはありますか?

青木 奥が深い、ということでしょうか。Delphi/400は開発ツールですから、一定
程度、学習する必要があるのですが、知れば知るほど、使えるようになればなる
ほど、いろいろな顔を見せてくれるツールだという気がしています。これは弊社の
エンジニアたちも同じような感想を言いますね。

── Delphi/400については、どういう点を特に知っていただきたいと思っていま
すか?

青木 5250のグリーン画面をGUI化すれば見栄えがよくなるわけですが、Delphi/
400によるGUI化の本当のメリットは、業務の生産性が格段に上がるということで
す。従来IBM i から取りこぼしていた入力業務が、Delphi/400によりIBM i で一元
管理可能になる点は見落とされがちかと思います。5250画面と比較して、1画面
あたりの情報量は多くなりますし、基幹データをExcelに展開するなどが容易にな
り、操作性も上がります。「GUI化はこんなものだろう」という先入観を捨てていた
だいて、Delphi/400が拓く新しい世界を見て知っていただきたいですね。

── 「Delphi/400無料体験セミナー」の講師もやっておられるのですね。

青木 東京と大阪で交互に、毎月開催していまして、12月は大阪で開催されます
(12月9日開催)。1回3時間の少人数制コースで、セミナーの後半では参加者に
実際にプログラムを作ってもらっています。Delphi/400の面白さ、楽しさを感じて
いただき、その威力を知っていただくのを主眼にしています。[以下、次号]

◇ミガロ
http://www.migaro.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.69 2008.12.1]

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2008年12月8日 No.70

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年12月8日 No.70

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◎連載「AS/400 20年史ノート」は休載します。

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┏ 今週の事例 >>> オカモト株式会社
  基幹システムから工場のOracleへリアルタイムにレプリケーション

┏ インタビュー >>>青木規雄 株式会社ミガロ RAD事業部マーケティンググループ [後編]
  MKS IntegrityとMKS Implementerに注力。ユーザーとしても利用

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┏ 今週の事例 >>> オカモト株式会社

  基幹システムから工場のOracleへリアルタイムにレプリケーション
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 避妊具の製造・販売で海外にも広く知られるオカモト株式会社は、今は事業を
大きく多角化させ、プラスチックフィルムや建装・産業資材などの産業用製品と
医療品・日用品・シューズ・衣料などの生活用品を生産する総合メーカーへ変身
しています。その同社が、2006年5月から2008年5月まで取り組んだ他社メインフ
レームからSystem iへの移行に伴うデータ連携システムの構築が、本稿のテー
マです。

 同社では従来、他社のメインフレームとミッドレンジ機を使用してシステムを構
築・運用してきました。当初はミッドレンジ機を、静岡、茨城、福島の各工場に配
置し、運用も各工場のシステム要員による分散体制で行ってきましたが、ネット
ワーク回線が広帯域化し低料金になってきたことから各ミッドレンジ機を本社
サーバールームに移設し、集中管理してきました。

 これで運用管理の負荷は、以前と比べてかなり軽減されたものの、「メインフ
レームの運用コストがふくらみ、これへの対処が必要になったことと、メインフ
レームベンダーのサポート力、技術力に疑問と不安を感じていたため」(情報シ
ステム室の松井秀則主任)、システムの抜本的な変更を検討することになりまし
た。

 これには、同社が利用するプログラム総数約4000本の約半分を占めるCAPE
という4GL(第4世代言語)で開発されたプログラム(残り半分はCOBOL)のメンテ
ナンスに問題を抱えており、「これをCOBOLに置き換えるのなら、システムを作り
変えるのと同じ」(松井氏)という判断も働いたといいます。

 そして検討の末、ハードウェア・プラットフォームをSystem iへ全面的に切り替
えることにしました。「安定性と信頼性に定評があり、他社メインフレームからCO
BOLプログラムの移行などに実績がある点を評価しました」と松井氏は語ります。

 プログラムは、他社システムで稼働していたCOBOLをSystem i用のCOBOLへ、
CAPEで開発されたプログラムもSystem i用のCOBOLへコンバージョンすること
とし、支援業者にコンバージョンプログラムを開発してもらい、移行を行いました。
JCLプログラムなど「すんなりとコンバージョンできない」ものについては改めて開
発したといいます。

 ところで、同社ではそれまで、個々の製品の製造現場で使用する生産管理系
システムは、各工場の現場担当者が開発する体制としてきました。その理由は、
「製品ごとに扱うデータが異なり専門性の高いシステムとなるため、現場のニー
ズに即したシステムを作るには現場担当者が担当したほうがよい」(松井氏)とい
う考えからですが、その体制は新システムへの切り替え後も継続することとしま
した。

 そこで課題となったのが、新システムへの移行に伴う製造現場への影響をい
かに最小限に抑えるか、という点でした。その時の経緯を、情報システム室の吉
田哲雄氏は次のように語ります。

 「従来、各工場の生産担当者は端末(PC)を利用して本社の工場系基幹デー
タを取り込み、各生産管理システムに展開して利用していました。新システムで
も、この環境に極力変更がかからないように考慮し、仕組みを検討することにし
ました」

 その結果、採用したのがヴィンキュラムジャパンのリアルタイム・ミラーリング
ツール「JOURNAL/400」です。吉田氏は、「基幹システム上の工場系データをJO
URNAL/400のレプリケーション機能を使って各工場のサーバーに複製し、それ
を現場担当者が利用すれば従来と同様の環境にすることができます。これによ
り工場ユーザーへの影響を最小限に抑えることが可能です。また、レプリケー
ションサーバーを各工場に配置することにより本社−工場間のネットワーク負荷
を軽減でき、工場のユーザー端末から本社システムへの直接アクセスをなくすこ
とにより、セキュリティも確保できると考えました」と採用の理由を説明します。

 基幹システムから各工場のサーバーへのレプリケーションは、次のような流れ
で行われます。

(1)本社業務により工場系基幹データに変更が発生すると、その変更分の
   ジャーナルデータを基幹システム(System i)上のJOURNAL/400が各工場のレ
   プリケーションサーバー(JOURNAL/400が稼働)へ送信する。
(2)各工場のレプリケーションサーバーは、ジャーナルデータを受け取ると、その
   当該のフィールドを変更し、さらにOracle DBのデータを変更するためデータを送
   信する。
(3)Oracle DBが稼働するレプリケーションサーバーは、JOURNAL/400よりデー
   タを受け取るとDBの内容を変更し、フィールド名称を変更したビュー(VIEW)を工
   場ユーザーに提供する。
(4)工場ユーザーは、ODBC接続でOracle VIEWへアクセスする。

 レプリケーションの対象となっているのは60〜80テーブルほどで、サービスイン
から約5カ月を経過しましたが、「まったく問題なく、スムーズに運用できている」
と松井氏は評価しています。工場側ユーザーも、基幹プラットフォームのリプレー
スという大きな変更があったにもかかわらず利用環境にほとんど変化がないた
め、「従来どおりに利用している」といいます。

 レプリケーションツールの選定にあたっては、JOURNAL/400のほかにも検討し
ました。しかし、その製品は「基幹システムの大きな改修が必要になるのと、日
本語対応に難点があり」(松井氏)見送ったといいます。JOURNAL/400は、基幹
システム側に手を入れる必要がない点を評価しました。これが結果的に、短期
移行とシステム変更に伴うユーザーへの影響を最小限に抑えるところにつな
がっています。

 同社では、システム部門の方針として「運用管理は極力、自動化と外部委託で
回すこととし、開発に専念する」(松井氏)ことを掲げています。そして、「エンド
ユーザーに対して積極的にシステムを提案していく考え方」と松井氏は言います。
レプリケーションの自動化を実現するJOURNAL/400は、同社のシステム運用方
針に合致した製品でもあったわけです。

■COMPANYPROFILE >>> オカモト株式会社

・創立:1934年
・本社:東京都文京区
・資本金:130億4763万円
・売上高:754億3500万円
・従業員数:892名(2008年3月)
http://www.okamoto-inc.co.jp/

◇ヴィンキュラムジャパン
http://www.vinculum-japan.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.70 2008.12.8]

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┃イ┃ン┃タ┃ビ┃ュ┃ー┃>>>
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青木規雄 株式会社ミガロ RAD事業部マーケティンググループ [後編]
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MKS IntegrityとMKS Implementerに注力。ユーザーとしても利用
─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・

── アプリケーション・ライフサイクル・マネジメント ツールのMKS Integrityと
MKS Implementerにも力を入れているそうですね。

青木 はい。私自身が過去に、ユーザーとしてシステム開発に携わっていたこと
もあり、開発自体の効率化やセキュリティ、コンプライアンスの重要性がいっそう
高まっていることを感じるからです。

── ユーザーの開発の状況をどう見ていますか。

青木 例えば、開発の承認を得るためにロータスノーツを使ってワークフローを
構築したり、エビデンスや履歴を残す取り組みがなされていますが、やや応急処
置的じゃないかと思います。システム部門全体をカバーしているか、開発・保守
のすべてを網羅しているか、というと、抜け落ちている部分も少なくないと感じま
す。こうしたことは、後々の開発や保守に響いてくるものですから、開発・運用・
保守の全体を見直す時期に来ているのではないかと思いますね。

── MKS Integrity/MKS Implementerのどういう点をアピールしたいですか。

青木 管理ツールとしてよりも、1つのシステムとして理解していただきたいと考え
ています。つまり、開発自体を効率化し、セキュリティやコンプライアンスを実現
するためのシステムということです。MKS Integrity/MKS Implementerを導入す
ることによって、開発・保守は従来とは異なる次元へ移行できます。それまで不
足していた管理機能を補完するという意味合いとは、まったく異なるということで
すね。内部統制への対応も完璧ですが、そのようなどちらかというと「外圧」の
ニーズだけでなく、情報システム部門の開発生産性向上によって十分な費用対
効果を得られるということを訴えたいと思っています。

── ミガロ自体がMKS Integrity/MKS Implementerを導入し、ユーザーとして
使っているそうですね。

青木 ええ。Delphi/400もそうですが、実際のプロジェクトで使用し、その特質や
良さを見極めた上でお客様にご提案していこうという考え方です。弊社の開発の
ほうでは、MKS Integrity/MKS Implementerをベースにプロジェクトを進めてい
ます。

── テクニカルセミナーもご担当と聞いていますが、近々に第3回のセミナーが
開催されますね。

青木 東京が12月10日(水)、大阪が12月18日(木)で、日本IBM 飯倉事業所と
日本IBM大阪事業所でそれぞれ開催されます。今回は、先ごろ実施した「第1回
Migaro Technical Award」の表彰式もあり、その最優秀賞受賞者の記念講演も
あります。また、10月に発刊したばかりの「Migaro Technical Report No.1」もご来
場者様全員にお配りいたしますので、ぜひご参加いただければと思っています。

── どうも、ありがとうございました。

◇ミガロ
http://www.migaro.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.70 2008.12.8]

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「一歩先行くIBM i活用協議会」は、すべてのIBM AS/400、iSeries、System i、IB
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す。

「一歩先行くIBM i活用協議会」メンバー(2008年8月現在)

 ・株式会社アイエステクノポート
 ・ヴィンキュラム ジャパン株式会社
 ・株式会社ウェルキャット
 ・株式会社クライム
 ・マキシマム・アベイラビリティー日本支社
 ・株式会社ミガロ

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2008年12月15日 No.71


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2008年12月15日 No.71

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┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ 今週の事例 >>> トヨクニ電線株式会社
  「リアル物流システム」導入により
  倉庫内の在庫管理・入出庫作業を大幅に効率化・精度向上

┏ インタビュー >>>岩野秀幸 株式会社アイエステクノポート ソリューション営業部 マネージャー[前編]
  販売好調なUT/400。「コスト削減」効果に注目と期待が集まる

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┏ 今週の事例 >>> トヨクニ電線株式会社

 「リアル物流システム」導入により
 倉庫内の在庫管理・入出庫作業を大幅に効率化・精度向上
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 住友電工グループの1社として、光通信ケーブル、光ネットワーク部品を含む
光機器、住宅・ビル配線システムを製造・販売しているトヨクニ電線株式会社で
は、ウェルキャットのWMSパッケージ「リアル物流システム」を導入し、倉庫内の
作業を効率化させています。

 「リアル物流システム」の導入前は、メモリ式のハンディターミナルを使用してい
ました。しかし、時間的なロスが多く、出庫まで欠品確認ができないなどの問題を
抱えていました。

 そこで、在庫切れなどの機会損失や作業コストなどの課題を解決し、上位シス
テムとの連携や、在庫をリアルタイムに把握し、お得意様へ短納期かつ確実な
納品を実現するために、「リアル物流システム」の導入を決めました。

 「リアル物流システム」の特徴は、基幹システムとの連携機能を標準装備し、
無線ハンディターミナルだけでリアルタイム処理できる点が挙げられます。

 また、さまざまな作業の進捗状況を、管理用PC側でメニューを選択するだけで
即座に確認でき、タイムリーな対応ができる、情報の「見える」化を実現している
点も特徴の1つです。

 さらに、イレギュラーな入出庫作業にもリアルタイムに対応できる「強制入庫」
「強制出庫」などの機能も標準装備しています。あらゆる状況にフレキシブルに
即応できる点が「リアル物流システム」の特徴です。

 トヨクニ電線では「リアル物流システム」導入の効果として、次の点を挙げてい
ます。

・「リアル物流システム」の機能に沿った倉庫レイアウトの変更と無線ハンディ
ターミナルの導入により、作業効率の向上を達成

・倉庫内巡回による在庫確認の廃止を実現

・作業指示書の印刷・配布と用紙使用量の削減を実現

・在庫精度の向上により、発注および在庫量の適正化

・年に2回実施している棚卸作業の時間短縮と在庫精度の向上を実現

■COMPANYPROFILE >>> トヨクニ電線株式会社

・創業:1915年(大正4年)
・設立:1939年(昭和14年)
・本社:東京都文京区
・資本金:6億6000万円
・従業員数:単体317名、連結658 名(2008年3月)
 http://www.toyoden.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.71 2008.12.15]

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┃イ┃ン┃タ┃ビ┃ュ┃ー┃>>>
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岩野秀幸 株式会社アイエステクノポート ソリューション営業部 マネージャー[前編]
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販売好調なUT/400。「コスト削減」効果に注目と期待が集まる
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 今週は、アイエステクノポートの岩野秀幸氏に登場いただき、UT/400のビジネ
スの状況などについて話をうかがいます。[後編]は1月19日(月)の掲載となりま
す。

── 最近のビジネスの状況はいかがですか?

岩野 UT/400は、年間を通してコンスタントに出荷してきていますが、10月末に
福岡で開催されたiSUCの後に、ファミリー製品で一括導入される大型案件が続
き、好調をキープしています。

── 導入の理由は、どのような内容が多いのですか。

岩野 従来利用してきたドットプリンターがリプレース時期を迎えて、次にどのよ
うなプリンティング環境を構築しようかという時に、コスト削減が重い要件としてあ
り、それに対応できるソリューションとして選択されているケースが多いですね。
つまり、ドットプリンターの置き換えとして、カット紙を利用できる低価格のレー
ザープリンターがあり、そこへSystem i(IBM i)からダイレクトに出力できるUT/40
0ファミリーがあるというわけです。

── ドットプリンターは、小型のものでも1台数十万円もしますからね。ページプ
リンターのほうが割安感がある。これが、数十台、数百台ともなると、入れ替えだ
けで相当なコストになりますね。

岩野 ええ。今回導入が決まったあるお客様などは、約200台という規模です。そ
れに今は、複合機やカラープリンターを設置済みの企業も少なくないですから、
それらを使ってカラーで打ち出したいというご要望もありますね。

── UT/400ファミリーはこれまで、スプール処理のしやすさだとか、多様な帳
票を美しく表現できるといった機能面にフォーカスが当てられてきましたが、コス
ト削減を実現するツールとしても注目が集まっているわけですね。

岩野 はい。最近とくに、コスト削減を導入の理由に挙げられるお客様が増えて
いますね。それは、ドットプリンターにかかる費用の節減だけでなく、運用コストま
で視野に入れた、トータルなコスト削減です。

── UT/400の持つ、スプール処理・加工・保管・PDF作成・管理などのさまざま
な機能を利用することによって、それまで印刷の運用にかかってきた工数を大き
く削減できるということですね。

岩野 そうです。それに加えて、UT/400(UT/400-iPDC)は今、連携モジュールを
介して、コクヨS&TのFAX送信サービス「@Tovas」やJFEシステムズの電子帳票
システム「FileVolante」などへ直接、PDFデータを送り出すことができますから、そ
うした面での運用工数の削減にも注目が集まっています。[以下、次号]

◇アイエステクノポート
  http://www.istechnoport.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.71 2008.12.15]

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2009年1月13日 No.72


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2009年1月13日 No.72

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 読者の皆様、明けましておめでとうございます。
 本年もご愛読をよろしくお願い致します。

 「新春スペシャル号 〜 一歩会メンバー各社に聞く2008年/2009年」を
 お届け致します。

 本年より、本メールマガジンを隔週でお届け致します。次号は、1月26日(月)
の配信となります。よろしくお願い致します


┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ Question-1 >>> 2008年はどのような年でしたか?

┏ Question-2 >>> 2008年にIBM i関連で力を入れたこと、ハイライト、トピックスは何ですか? 

┏ Question-3 >>> 2008年のIBM i市場について、お気づきの点や、印象に残っている点は?

┏ Question-4 >>> 一歩会の2008年はどのような年でしたか?

┏ Question-5 >>> 2009年の抱負は何ですか?

┏ 回答者一覧  >>> アンケートへのご回答者

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┏ Question-1 >>> 2008年はどのような年でしたか? 一言でどうぞ。
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◎前半は好調でしたが、後半から雲行きが怪しくなってきました[クライム]
◎前半は順調、後半になるにつれて厳しい状況でした[ヴィンキュラムジャパン]
◎ふんばりどころ[ミガロ]
◎やはり、厳しい年でありました[ウェルキャット]
◎安定期[アイエステクノポート]

[一歩先行く iメールマガジン No.72 2009.1.13]

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┏ Question-2 >>> 2008年にIBM i関連で力を入れたこと、ハイライト、トピックスは何ですか? 
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◎Delphi/400技術者向けご支援体制の強化
  ・テクニカルセミナーの開催(東京・大阪で年間計4回開催)
  ・テクニカルアワードの創設(技術者の方々の日々の努力・創意工夫を顕彰)
  ・テクニカルレポートの創刊(132ページの技術論文集の発刊)[ミガロ]

◎UT/400-iPDC機能拡張。複写伝票対応など多くの機能を追加しただけでなく、
PDF利用のオプション連携も強化し、よりお客様のニーズに応えられる製品と
なった。ユーザーからの反応も上々で、さらなる拡張や応用範囲の拡大の可能
性が見えた[アイエステクノポート]

◎(1)ソリューションビジネス
    パッケージに関連したコンサルティングが順調に立ち上がりました。
  (2)新製品開発
    BIツール「Hybrid ANALYZER」を開発し、販売スタートしました。
  (3)ビジネスパートナー協業
    「Hybrid SECURITY」のOEM供給がスタートしました。
    「JOURNAL/400」バンドルモデル販売スタートしました。
    「AUTO/400」連携パッケージ「SysJnet for AUTO/400」販売スタートしまし
た。[ヴィンキュラムジャパン]

◎無線ハンディターミナル「XIT-100-BR」にDUN(ダイヤルアップ)接続機能を搭
載。これにより、訪問先など外部環境から携帯電話の公衆回線を使いSystem i
ホストに接続が可能になりました。
 欧米でSystem iに接続実績の多い、音声物流システム「ヴォコレクト」にウェル
キャット製ウェアラブルRFIDリーダーライター「WIT-150-T」が接続認定されました。
今後は、バーコードリーダー「WIT-120-T」とともに「ヴォコレクト」音声物流シス
テムでの使用実績を作っていきたいと思います[ウェルキャット]

◎System iを社内に設置し、サポート体制を許可しました。
  DBMoto関連でSystem iユーザーを増やすことができました[クライム]

[一歩先行く iメールマガジン No.72 2009.1.13]

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┏ Question-3 >>> 2008年のIBM i市場について、お気づきの点や、印象に残っている点は何?
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◎当社の製品を使用しているお客様の多くはSystem iユーザーでもあります。先
日、医療系のお客様に年末のご挨拶した際に、「当社はAS/400を十数年前から
ホストコンピュータとして使用しているが、その安定性の良さは抜群であり、他へ
の切り替えは全く考えていない」とおっしゃっていました。当社もHandy5250(ハン
ディターミナル5250エミュレータ)のさらなる機能アップを図っていきます[ウェルキャット]

◎ユーザーは、今後のIBMのi戦略に非常に関心を持っているように感じました
[クライム]

◎市場としては縮小傾向にあるようで残念だ。System pとのハードウェア共通化
が、System iにとってデメリットでなくメリットとなるような販売戦略の必要性を感
じながらも実現できなかったことに、IBMをはじめiを取り巻く各社が歯痒い思いを
していたのではないかと思う[アイエステクノポート]

◎System iとSystem pの融合がIBMの戦略ですが、具体的なものが見えてきて
いない気がします。当社としては、今後AIXやWindowsへの対応も進めていきま
すが、IBMの中で、iの市場もpの市場も分かる人がいないのではないでしょう
か? 現状では、BOXが統合化されただけという印象です。IBMのこれからの具
体的な変革に期待します[ヴィンキュラムジャパン]

◎AS/400誕生20周年という記念すべき年に「IBM iマニフェスト」を発表しようと
奔走したことが印象に残っている。市場としては堅調に推移した1年であったかと
思う[ミガロ]

[一歩先行く iメールマガジン No.72 2009.1.13]

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┏ Question-4 >>> 一歩会の2008年はどのような年でしたか?
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◎活動内容としては、セミナーとメルマガ配信などの活動が中心でした。お客様
にとってセミナーは情報収集の場として有効的ではありますが、マンネリ化して
おり、少し違った企画が必要ではないかと感じています。今後の活動の中で新し
いプログラムを検討していきたいと思います[ヴィンキュラムジャパン]

◎9月9日の渋谷での一歩会セミナーは成功したと思います[クライム]

◎9月9日に日本IBM渋谷事業所で開催した一歩会セミナーでは、56社72名のお
客様が参加され盛況に実施はできたものの、それ以外の活動に対しては少し物
足りなさが残る1年であった[ミガロ]

◎セミナー一辺倒ではマンネリ化してしまう。また、そのセミナーも、各社の集客
努力などに極端な偏りがあり協調性が問われる結果となっている。IBM i市場が
縮小していく中でのお客様の取り合い的な戦略ではなく、一歩会として市場拡大
につながるような新規顧客の模索が必要なのではないか[アイエステクノポート]

◎ユーザーに「一歩会」という存在を認知されるような活動ができればよかった
のですが、当社はあまり貢献できなかったかなと思っています[ウェルキャット]

[一歩先行く iメールマガジン No.72 2009.1.13]

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┏ Question-5 >>> 2009年の抱負は何ですか?
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◎IBM i市場の活性化。弊社独自でも、できることからやっていきたい[アイエス
テクノポート]

◎さらにIBM iユーザーを獲得したいと考えています。IBM i用のソフトウェアの拡
充を図りたいと考えています[クライム]

◎当社はRFID製品を製造・販売しています。今年はRFIDの市場がさらなる拡大
を遂げると予想しています。ウェアラブルRFIDリーダーライター「WIT-150-T」など、
当社ならではのユニークな製品の導入事例を紹介していければと思っています
[ウェルキャット]

◎さらなる「強いミガロ」を目指し、社員全員がそれぞれ自分の長所・得意分野
を理解し、それを伸ばしていくことを2009年のスローガンにしている[ミガロ]

◎2009年は新製品の投入とソリューションビジネスの拡大がテーマとなります。
  第1番目に、新製品としては「Hybrid MESSAGE」「Hybrid INTERFACE」「Hybri
d AUTO」を考えております。既存製品のバージョンアップとともに製品名を「Hybri
dシリーズ」に統合化していきます。新製品ではAIXやWindows対応を進めていく
ことで、製品の幅を広げていきます。
  第2番目に、ソリューションビジネスは、パッケージを提供するだけではなく、
各企業の多様な運用形態にマッチしたコンサルティング作業を加えることで、さ
らなる売上の底上げを目指したいと思います。また、少人数の情報システム部
門の方々向けにきめ細かなサポートサービスを提供することで、顧客満足度の
向上を目指します。当社のソフトウェア製品のみならずサポート・サービスも気に
入っていただけるように頑張る所存です[ヴィンキュラムジャパン]

[一歩先行く iメールマガジン No.72 2009.1.13]

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┏ 回答者一覧  >>> アンケートへのご回答者(会社名・50音順)
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◇株式会社アイエステクノポート >>> 金澤廣志 代表取締役
◇ヴィンキュラムジャパン株式会社 >>> 冨田育弘 運用プロダクト部 グループリーダー
◇株式会社ウェルキャット >>> 桑川正志 バーコード営業部 特販担当部長
◇株式会社クライム >>> 川上眞 ソフトウェア事業部 部長
◇株式会社ミガロ >>> 上甲將隆 代表取締役社長

[一歩先行く iメールマガジン No.72 2009.1.13]

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2009年1月26日 No.73


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2009年1月26日 No.73

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┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ 今週の事例 >>> HMVジャパン株式会社
  DBMotoを使い、データウェアハウス用データを
  System iからWindowsサーバー上のMS SQLへレプリケーション

┏ インタビュー >>>岩野秀幸 株式会社アイエステクノポート ソリューション営業部 マネージャー[前編](再掲)
  販売好調なUT/400。「コスト削減」効果に注目と期待が集まる

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┏ 今週の事例 >>> HMVジャパン株式会社

 DBMotoを使い、データウェアハウス用データを
 System iからWindowsサーバー上のMS SQLへレプリケーション
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 日本のミュージックシーンにおいて、米国にルーツを持つCD・DVDショップの果
たしている役割には非常に大きなものがあります。

 1つは、ワールドワイドの音楽ムーブメントの振動や鼓動をダイレクトに日本市
場へ伝えることと、もう1つは日本のミュージックを海外へ送り出す有力なチャネ
ルになっていること、さらには、日本の若者カルチャーの創造・交流の場になって
いるからです。

 この中で、HMVの洗練されたショップ作りやセレクションのよさは、とりわけ大き
な影響を与えてきました。

 そのHMVジャパンは、従来より、IBM i(System i)を基幹サーバーとして、各種
業務システムを構築してきていますが、今回、データウェアハウスの構築にあた
り、クライムのデータベースレプリケーションツール「DBMoto」を導入しました。導
入の経緯等を、同社システム開発課 課長の望月一磨氏に、ミニ・インタビューし
ました。

−− DBMotoの導入前に抱えておられた問題点は何ですか?

望月 社内データウェアハウスの構築にあたり、基幹系システム(System i)の
データベースとのつなぎ込みが必要となり、当初は、ODBC接続を使って運用し
ていました。しかし、パフォーマンスが狙い通りに出せず、リアルタイムで情報を
取り込むことが非常に困難だったわけです。

−− DBMotoは、どのようにして見つけたのですか? 

望月 何かいいツールがないかと思い、インターネット上で探索している中で知り
ました。そして、DBMotoのお試し版をダウンロードしたのがきっかけですね。

−− 最終的に、DBMotoを採用された理由は何ですか?

望月 一度DBを構築してしまえば、日々のメンテナンスの必要がないことと、何
よりもリアルタイムな情報がストレスなく取り出せることが、採用を決めた理由で
す。

−− 現在のシステム構成は?

望月 6台のSystem i上にそれぞれDB2/400があり、データウェアハウス用サー
バーのWindows Server2003にMS SQLを搭載しています。この間を、DBmotoが
つないでいるわけです。

−− 今後のご予定は?

望月 お客様向けのシステム(KIOSK)にも利用していきたいと考えています。

■COMPANYPROFILE >>> HMVジャパン株式会社

・設立:1990年
・本社:東京都港区
・資本金:2億5000万円
https://www.hmv.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.73 2009.1.26]

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岩野秀幸 株式会社アイエステクノポート ソリューション営業部 マネージャー[前編](再掲)
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 販売好調なUT/400。「コスト削減」効果に注目と期待が集まる
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 今週のインタビューは、昨年12月15日号に掲載した、アイエステクノポートの岩
野秀幸氏の項の[前編]を、[後編]までに間が空いてしまいましたので、再掲いた
します。[後編]は、次号に掲載いたします。

── 最近のビジネスの状況はいかがですか?

岩野 UT/400は、年間を通してコンスタントに出荷してきていますが、10月末に
福岡で開催されたiSUCの後に、ファミリー製品で一括導入される大型案件が続
き、好調をキープしています。

── 導入の理由は、どのような内容が多いのですか。

岩野 従来利用してきたドットプリンターがリプレース時期を迎えて、次にどのよ
うなプリンティング環境を構築しようかという時に、コスト削減が重い要件としてあ
り、それに対応できるソリューションとして選択されているケースが多いですね。
つまり、ドットプリンターの置き換えとして、カット紙を利用できる低価格のレー
ザープリンターがあり、そこへSystem i(IBM i)からダイレクトに出力できるUT/40
0ファミリーがあるというわけです。

── ドットプリンターは、小型のものでも1台数十万円もしますからね。ページプ
リンターのほうが割安感がある。これが、数十台、数百台ともなると、入れ替えだ
けで相当なコストになりますね。

岩野 ええ。今回導入が決まったあるお客様などは、約200台という規模です。そ
れに今は、複合機やカラープリンターを設置済みの企業も少なくないですから、
それらを使ってカラーで打ち出したいというご要望もありますね。

── UT/400ファミリーはこれまで、スプール処理のしやすさだとか、多様な帳
票を美しく表現できるといった機能面にフォーカスが当てられてきましたが、コス
ト削減を実現するツールとしても注目が集まっているわけですね。

岩野 はい。最近とくに、コスト削減を導入の理由に挙げられるお客様が増えて
いますね。それは、ドットプリンターにかかる費用の節減だけでなく、運用コストま
で視野に入れた、トータルなコスト削減です。

── UT/400の持つ、スプール処理・加工・保管・PDF作成・管理などのさまざま
な機能を利用することによって、それまで印刷の運用にかかってきた工数を大き
く削減できるということですね。

岩野 そうです。それに加えて、UT/400(UT/400-iPDC)は今、連携モジュールを
介して、コクヨS&TのFAX送信サービス「@Tovas」やJFEシステムズの電子帳票
システム「FileVolante」などへ直接、PDFデータを送り出すことができますから、そ
うした面での運用工数の削減にも注目が集まっています。[以下、次号]

◇アイエステクノポート
  http://www.istechnoport.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.73 2009.1.26]

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「一歩先行くIBM i活用協議会」は、すべてのIBM AS/400、iSeries、System i、IB
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す。

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 ・ヴィンキュラム ジャパン株式会社
 ・株式会社ウェルキャット
 ・株式会社クライム
 ・マキシマム・アベイラビリティー日本支社
 ・株式会社ミガロ

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2009年2月9日 No.74


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2009年2月9日 No.74

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┏ 今週の事例 >>> 日本梱包運輸倉庫株式会社
  JACi400による自社開発でWebアプリケーションの開発工数を削減

┏ インタビュー >>> 藤川尚志 ヴィンキュラムジャパン株式会社 運用プロダクト部 部長 [前編]
  xx/400シリーズを、Hybridシリーズへ名称変更。運用管理の変化に対応

┏ インタビュー >>> 岩野秀幸 株式会社アイエステクノポート ソリューション営業部 マネージャー [後編]
  注目が集まるUT/400-iPDCとの連携による各種ソリューション

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┏ 今週の事例 >>> 日本梱包運輸倉庫株式会社

 JACi400による自社開発でWebアプリケーションの開発工数を削減
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 日本梱包運輸倉庫株式会社は、自動車、住宅関連メーカー、プラント関連を中
心に調達・工場物流や国際物流などを一貫してサポートする複合物流業者です。
国内事業拠点数80箇所、国内関連会社25社、海外関連会社12社をもち、国
内外問わずグローバルに事業を展開しています。

 同社では、各取引先向けに在庫照会やオーダー入力のWEBアプリケーション
を複数提供しています。WEBアプリケーションは、5250画面からコンバージョンで
WEB画面を生成するツールにより構築していましたが、プログラムのメンテナン
ス効率が悪く、開発にも時間がかかる、という問題点がありました。またWEB
サーバーも老朽化しており、これ以上このサーバーで運用を継続することが難し
い状況となっていました。

 同社は、既存のWEBアプリケーションを更新するための新しいツールを検討し
た結果、㈰開発から導入まで短期間で行えること、㈪自社で開発が行えること、
㈫HTMLに詳しくなくても開発が可能、との理由により、新規開発ツールとしてJA
Ci400を採用しました。

 開発作業においては、以下のポイントや工夫により開発効率を高めました。

(1)開発の分業体制
 各自の得意分野に基づきHTML担当とRPG担当に別れて開発を実施しました。
JACi400 Designer の機能により、HTMLとRPGの受渡し項目はRPGに自動的に
記述されるため、RPG開発を効率化できました。また、JACi400 Designer の定
義がHTMLの入出力制御に反映されるため、HTML開発も効率化できました。

(2)RPGの開発
 HTMLを基に自動的に生成されるスケルトンプログラムは、処理単位でサブ
ルーチン化されるので、記述パターンの理解に最初少し手間取りましたが、WEB
サーバーとの通信部分は自動的に生成されるため業務ロジックの記述に専念で
き、1本開発した後はスムーズにプログラミングできました。

(3)開発環境の整備
 本番用と開発用のWEBサーバーを分離したことにより、本番業務に影響を与
えず開発モジュールの入れ替えができるようになりました。

 また、システムを構築する上で、数々の工夫を行い、新しいノウハウを得ました。

(1)外部ファイルやJavaScriptの組込み
JACi400で使用されるHTMLを工夫することで、JACi400にプラスαの機能を試
みました。例えばJavaScriptを独自に組み込むことで、画面動作のカスタマイ
ズを行い、またWebサーバ上の外部ファイルを取り込むなど、HTML自体を工
夫してJACi400の標準動作以上の機能も実現することができました。

(2)セキュリティ
 ワンタイムパスワードツールのSECUREMATRIXを採用しました。SECUREMAT
RIXのポータルサイトからJACi400のアプリケーションを呼び出すことにより、強固
なセキュリティを実現することができました。

 今回の在庫照会/オーダー入力システムでは、約50画面のWEBアプリケー
ションを構築しましたが、以前のツールでは約12人月(3人×4ヶ月)だった開発
が、JACi400では6人月(2人×3カ月)と半減することができました。本システム
は、随時本番へ展開中です。取引先よりWEBでオーダー入力したいという要望
が増加しており、同社では、今後もJACi400を活用して取引先ニーズに素早く対
応していく予定です。

■COMPANY PROFILE   >>> 日本梱包運輸倉庫株式会社
・設立:1950年
・本社:東京都中央区
・資本金:113億1,661万円(2008年3月末時点)
・従業員数:4,112名(2008年3月末時点)
・業務内容:
   完成車(自動車・バイク)や住宅機器・重量物の輸送、流通加工、定温倉庫
業、普通倉庫業、物流コンサルティング、航空貨物、海上貨物フォワーディング、
引越業務 等
・http://www.nikkon.co.jp/

◇ミガロ
  http://www.migaro.co.jp/

[一歩先行く iメールマガジン No.74 2009.2.9]


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     一歩会メンバーも賛同する IBM iパートナー71社の共同宣言! 

                 IBM iマニフェスト

◎本日の日本経済新聞 朝刊にメッセージ掲載 ◎http://www.iforum.ne.jpに詳細
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藤川尚志 ヴィンキュラムジャパン株式会社 運用プロダクト部 部長 [前編]
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 xx/400シリーズを、Hybridシリーズへ名称変更。運用管理の変化に対応
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 IBM i(System i)の統合運用ソリューションとして、デファクト・スタンダード
的地位を築いているヴィンキュラムジャパンの「xx/400」シリーズが、「Hybridシ
リーズ」へ名称を変更し、大きく変貌を遂げようとしています。開発の指揮をとる
同社運用プロダクト部の藤川尚志 部長に、Hybridシリーズの狙いと概要をうか
がいました。

── これまで「AUTO/400」や「JOURNAL/400」などの製品名で開発・販売して
きた「xx/400」シリーズを、「Hybrid xx」へ変更していくとお聞きしましたが、そ
の狙いと目的は何ですか。

藤川 1つは、統合運用ソリューションの変化への対応と、もう1つはマルチプラッ
トフォームへの対応です。

── 統合運用ソリューションでは、どういう変化が起きているのですか。

藤川 従来、統合運用ソリューションに求められていたのは、システムの安全で
効率的な運用です。具体的には、自動化できる部分は最大限自動化し、人手を
介さずに安全かつ安定した運用を継続することでした。これらは、主として情報
システムに限られたテーマだったと言えます。ところが最近、経営面からコンプラ
イアンスや事業継続、内部統制に対する要請が高まり、それらを可能にする手
法の1つとして、いわゆる「見える化」が重要なテーマになってきています。この
「見える化」というのは、企業の中を流れているデータを、誰でも、いつでも、求め
るタイミングで把握でき、分析できるようにすることです。しかし、よくよく考えて
みれば、そうしたことは、これまで統合運用管理として実施してきたことと非常に
近い世界であることが分かります。「xx/400」シリーズを「Hybrid xx」シリーズへ
変更するのは、経営の要請に応え得る世界へ「xx/400」シリーズをグレードアッ
プさせようという狙いですね。

── 情報システム部門がこれまで行ってきたログの取得や分析、セキュリティ
といった運用管理業務は、企業のコア業務になる、というわけですね。

藤川 そうです。そうなると、これからの運用管理ソリューションは、企業で使用さ
れるすべてのプラットフォームへの対応が求められます。「xx/400」シリーズは、
名が体を表しているようにAS/400時代に開発され、拡張やバージョンアップが
あってもIBM iのみに対応させてきました。今後は、IBM i以外のOS・プラット
フォームにも対応させていきます。「Hybrid」という名称には、さまざまなプラット
フォームのいいところを持ち合わせる、という意味を込めています。

── 具体的に、どのようなOSに対応させていくのですか。

藤川 当面は、Power Systems上で稼働するAIX、そしてWindowsとなりますが、
ゆくゆくはIBMメインフレームのz/OSにも対応させようと考えています。

── 既存の「xx/400」シリーズは、どのような順番でHybrid化していくのですか。

藤川 今年3月に「Hybrid ANALYZER」と「Hybrid MESSAGE」をリリースします。
その他の「JOURNAL/400」や「RESOURCE/400」などは今年秋、自動スケジュー
ラ「AUTO/400」は抜本的にアーキテクチャを変更する予定ですので、2010年に
なるかと思います。[以下、次号]

◇ヴィンキュラムジャパン
  http://www.vinculum-japan.co.jp/unity_solution/

[一歩先行く iメールマガジン No.74 2009.2.9]

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岩野秀幸 株式会社アイエステクノポート ソリューション営業部 マネージャー [後編]
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 注目が集まるUT/400-iPDCとの連携による各種ソリューション
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── 前号で、他社のツール/サービスとの連携に触れていただきましたが、こ
れも増えているようですね。

岩野 はい。例えば、コクヨS&Tの「@Tovas」との連携では、UT/400-iPDCを使っ
てIBM i(System i)上でPDFを生成し、それを直接、@Tovas側へ引き渡します。
設定に基づいて自動で渡すので、運用のための手間がかからず、しかもIBM iと
@Tovasの間に専用サーバーなどが不要というわけです。そして、@Tovas側の機
能を使って高度な配信管理やトレーサビリティなどが可能になります。今、この
仕組みに特に注目されているのは、これまでFAXサーバーを使ってIBM iの帳票
データを外部送信してきたユーザーですね。

── 日本IBMが以前販売していたFAXサーバーは、とうにサポート切れになっ
ていますしね。

岩野 ええ。最近顕著なのが、IBMのFAXサーバーを長年使ってこられたユー
ザーが導入されるケースです。サポート切れになったまま、運用でカバーして何
とかやってきたけれども、やはり外部配信のための基盤はきちんと整備しなけれ
ばならないとなって導入されています。

── そのようなケースでは、特にどういう点が評価されていますか?

岩野 外部に専用のFAXサーバーを設けなくていい、IBM iから直接データを送
出できて、しかも@TovasがSaaS型のサービスであるということですね。それと圧
倒的な送信パフォーマンスです。今までFAX送信に7〜8時間かかっていたケー
スが@Tovasでは30分程度で送信完了しています。

── 今さらFAX専用サーバーを立てて、その運用管理まで行いたくない、という
わけですね。

岩野 ええ。FAX送信に関する装置・技術的なインフラ面は、UT/400-iPDCと@T
ovas側で吸収してしまいますから、ユーザーは、何をどのようなタイミングで送る
かというFAXの内容そのものに集中できるわけです。それと、最近は、FAX配信
ではなく、メール送信を利用されるユーザーも増えています。

── インターネット経由のメール送信なら、通信コストをほぼゼロに抑えること
ができますね。

岩野 送信先のお客様の同意や受入体制が不可欠ですが、UT/400-iPDCと@T
ovasならFAXからメール送信への切り替えもすぐに可能です。

── もう1つの連携としては、JFEシステムズの電子帳票システム「FileVolante」
がありますね。

岩野 こちらも、電子帳票化するメリットを評価するお客様が増えて、着実に導
入が増加しています。

── やはりコスト削減がキーワードでしょうか?

岩野 それが最大の理由ですが、その中身を見ると、紙そのものを使わなくなる
ことによるコスト削減のほかに、紙に出力することに関わる運用管理コストに着
目しているユーザーが多いようです。紙に出力する場合、プリンタに紙をセットし、
それがジャムらない(トラブルでプリント停止にならない)ように監視し、プリント
の間中、待機し、出力されたら仕分けるなどの作業や時間が必要になりますが、
UT/400-iPDCとFileVolanteの連携なら、IBM iからのアウトプットを自動的に処理
し、保管できるわけです。この省力化効果、効率化は絶大と言えます。そうしたメ
リットが浸透してきたということですね。

── ありがとうございました。

[一歩先行く iメールマガジン No.74 2009.2.9]

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2009年2月23日 No.75


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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2009年2月23日 No.75

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┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ 今週の事例 >>> ソフトバンクBB株式会社
 UT/400-iPDCと@Tovasへ移行し、1日1000枚の送信時間を劇的に短縮

┏ インタビュー >>> 藤川尚志 ヴィンキュラムジャパン株式会社 運用プロダクト部 部長[後編]
 新製品Hybrid ANALYZERが拓く、新しい運用管理の地平


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┏ 今週の事例 >>> ソフトバンクBB株式会社

 UT/400-iPDCと@Tovasへ移行し、1日1000枚の送信時間を劇的に短縮
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 ソフトバンクBBは、ソフトバンクグループの事業会社4社(ビー・ビー・テクノロ
ジー、ソフトバンクネットワークス、ソフトバンク・イーシーホールディングス、ソ
フトバンク・コマース)の合併により2003年に誕生しました。

 事業の柱は大きく2つあり、1つは「Yahoo! BB 」でお馴染みのADSL、FTTH、IP
電話、無線LANなどのブロードバンド・インフラ事業。もう1つは、ソフトバンクの創
業ビジネスを継承したIT関連商材の流通を始め、eコマースなどの事業を行うコ
マース&サービス事業です。

 その中核的な存在となるIT流通事業は、個人や法人向けのソフトウェアやハー
ドウェアなど約30万アイテムを超えるIT関連商材を1600社の国内ベンダーから
仕入れ、5800社の販社各社や7200店の量販店を通じて販売するもの。27年に
わたる実績と、年商約2700億円のセールスパワーを持つ、国内最大級のIT流通
事業です。

 合併統合の経緯から、今もブロードバンド・インフラ事業とコマース&サービス
事業では、別系統の情報システムを利用しています。ソフトバンクが創業当時か
ら使用してきたAS/400を今も継承するのは、コマース&サービス事業。現在は
「System i 550」上で、販売管理や債権管理、入出荷管理など一連の基幹業務
システムを運用しています。また、情報系システムとしては、IT 商材のサプライ
チェーン構築に向けて、 「 IT-EXchange 」 と呼ばれる BtoB サイトをPCサー
バー上で運営しています。

 同社では主に発注書などを中心に、月に約2万枚(1000枚/日)の帳票をSyst
em iの基幹情報システムから取引先および仕入先へ自動的にFAX送信していま
したが、2008年7月から、その仕組みをコクヨS&Tが提供するASPサービス「@T
ovas(あっととばす)」に移行することにしました。

 @Tovasは、基幹業務を運用するSystem iへ、スプールデータをPDFに変換す
る「UT/400-iPDC」(アイエステクノポート)を導入し、帳票をPDFに自動変換した
後、コクヨS&Tの通信網を利用して、自動的にFAX送信するためのオンデマンド・
サービスです。ソフトバンクBBが自社運用のFAX送信体制から、新たなアウト
ソーシングサービスの利用に踏み切った経緯を詳しく見てみましょう。
 
 同社が自動FAX送信ツールとして長く利用してきたのは、「IBM Fax Director fo
r Windows NT」でした。しかし、同製品は既に販売・保守を停止していることに加
え、導入から10年以上が経過し、処理容量の増大と老朽化に起因する障害が2
007年頃から多発していました。発注書に関するFAX送信の障害や送信レスポン
スの劣化は、発注・納品のタイミングに多大な影響を及ぼし、現場では業務に支
障が生じ始めていたため、早急な対応が求められていたといいます。そこで新た
なFAX送信の仕組みを検討することになったわけです。

 自動FAX送信をサポートする10社以上の製品を比較検討し、自社運用型の製
品とASPサービスである@Tovasの2つに絞り込み、詳細に両者を検討しました。
情報システム本部でIT流通事業のシステム全般を統括する松田恭典部長(C&S
システム統括部C&Sシステム企画部)は、その選定過程を次のように指摘します。

「主にコスト、送信パフォーマンス、稼働開始時期、拡張性やセキュリティなどの
点を中心に検討しました。とくに業務の効率性に直接的に影響する送信時のパ
フォーマンスについては慎重に検討を重ねました」

 松田氏によれば、最終的に@Tovasに決定した理由は、やはり送信パフォーマ
ンスにあったようです。主に午前中に集中して発生する、1日当たり約1000枚の
帳票送信に必要な送信時間は、@Tovasの場合、約30分。自社導入・運用型の
製品を導入した場合は80分です(ちなみに以前のシステムでは420分)。同等の
パフォーマンスを自社運用型の製品で実現する場合は、相当数の回線を自社
費用で増強する必要があり、結果的には導入・運用コストが肥大することになり
ます。

 さらに「開発作業が不要で短期間で本稼働できる点や、障害発生時も迅速な
対応が期待できる点、さらに@TovasであればFAXだけでなく、セキュアなファイ
ル送信など拡張オプションが豊富である点なども評価しました」と語るのは、情
報システム本部の小林由味課長(C&S システム統括部C&Sシステム企画部C&
Sシステム企画1課)です。

 同社では、業務システムの運用をアウトソーシングサービスに移行させた経験
はかつてなく、サービスレベルについての不安もあったといいます。しかし「サー
ビス提供事業者がコクヨであることも、@Tovas選択の大きな理由になりました。
以前からグループ会社との協業など企業同士の信頼関係があり、また同じ頃、
@Tovasサービス自体の再販というSaaS事業の連携が活発化していたことが後
押しになりました」(松田部長)

 導入決定から約2か月を経て、本稼働は2008年7月。まずSystem i上にPDF変
換と連携モジュール(UT/400-iPDCと@Tovas連携ソリューション)を導入。出力さ
れたスプールファイルをPDF変換してから@Tovasサーバーへ送信。そこから取
引先へFAX送信し、送信結果をフィードバックします。そして送信結果を、画面上
で確認するという仕組みです。一連の導入作業や、対象帳票のオーバーレイ作
成、送信状況の参照・再送指示画面の作成、System iとの連携といった準備作
業は、ソフトバンク・テクノロジー株式会社が担当しました。
   
 連携モジュールでは、標準で送信状況の参照・再送指示画面等のインター
フェースを用意していますが、システムの変更による利用ユーザーへの影響を
最小限にすべく、既存業務アプリケーション側でカスタマイズを実施しました。

 @Tovas導入後は、システム障害が一切解消され、また1日1000枚の送信時間
がそれまでの420分から30分へと劇的に短縮されるなど、その業務改善効果が
現場では高い評価を得ているようです。

 同社ではしばらくFAX送信の運用を続けた後、PDF化されたドキュメントの新た
な利用方法なども模索していきたいと考えています。

■COMPANY PROFILE   >>> ソフトバンクBB株式会社
・設立:2003年
・本社:東京都港区
・資本金:1203億100万円
・従業員数:5500名
http://www.softbankbb.co.jp/

◇アイエステクノポート
http://www.istechnoport.co.jp
 
[一歩先行く iメールマガジン No.75 2009.2.23]

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     一歩会メンバーも賛同する IBM iパートナー71社の共同宣言! 

               IBM iマニフェスト

◎本日の日本経済新聞 朝刊にメッセージ掲載 ◎http://www.iforum.ne.jpに詳細
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藤川尚志 ヴィンキュラムジャパン株式会社 運用プロダクト部 部長[後編]
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 新製品Hybrid ANALYZERが拓く、新しい運用管理の地平
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── Hybrid ANALYZERというのは、「xx/400」シリーズになかった製品ですね。

藤川 はい。これは、Hybridシリーズの各製品が持っている運用管理情報をリア
ルタイムに可視化するBIツールです。「Integrated View & Operation」という新し
い統合ビューアと一体になったツールで、Integrated View & Operationの機能に
よって複数のHybrid製品が持つ情報を同時に1画面に表示でき、かつ個々の運
用管理データは個別に動的に変化していく、といった環境を提供します。リッチク
ライアント機能にはAdobe AIRを採用しました。

── 連携するHybridシリーズの製品は、どれでも自由に組み合わせることがで
きるのですか。

藤川 まったく自由です。というよりも、これまでの運用管理製品は、ジョブ・スケ
ジューリングには「AUTO/400」、メッセージ監視には「MESSAGE/400」といったよ
うに個々に独立した製品を開発してきたわけですが、Hybridシリーズでは、より
大きなソリューションへ向けて、製品を連携させて利用することを前提に製品を
開発しています。もちろん、各製品を単体でもお使いいただくことができます。ま
た、今後は、Hybridシリーズ以外の業務アプリケーションなどもHybrid ANALYZE
Rと連携させ、分析・可視化ができるようにする計画です。

── Hybrid ANALYZERを中心に、「xx/400」シリーズが抜本的に再構築され、
再編されるような印象ですね。それに、業務アプリケーションの分析なども加わ
わってくると、前回うかがった業務の可視化・見える化へ向かっていることが理
解できますね。

藤川 繰り返しになりますが、業務データの可視化は、企業が今、実際に何を
行っているのか、それは当初の目的通りに進んでいるのか、目標から外れてい
るのか、はたまた、企業の本当のコアコンピタンスは何かなどを、具体的に示す
手段になるわけです。そうしたことを可能にする機能を、Hybridシリーズでは備え、
提供していきたいと思っています。

── 3月にリリースされる「Hybrid MESSAGE」は、IBM i版が最初ですか。

藤川 それとPC版が同時に出ます。そして、今秋にAIX版とPCサーバー版という
予定です。

── ありがとうございました。

◇ヴィンキュラムジャパン
  http://www.vinculum-japan.co.jp/unity_solution/

[一歩先行く iメールマガジン No.75 2009.2.23]

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2009年3月9日 No.76

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    一歩先行く  i メールマガジン    >>>   2009年3月9日 No.76

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┃C┃O┃N┃T┃E┃N┃T┃S┃

┏ 今週の事例 >>> ヤマハリビングテック株式会社
 System iとWindowsをINTERFACE/400を使い、緊密に連携

┏ インタビュー >>> 桑川正志 株式会社ウェルキャット バーコード営業部 特販担当 部長 [前編]
抜群の低価格と高機能な「Pet mio」。流通現場に向く洗練されたデザイン

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┏ 今週の事例 >>> ヤマハリビングテック株式会社

 System iとWindowsをINTERFACE/400を使い、緊密に連携
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 人造大理石(マーブルクラフト)を使ったおしゃれで気品にあふれる高機能シス
テムキッチンなどのリビング製品で知られるヤマハリビングテックは、2007年に
実績系システムと会計システムを新たに構築しましたが、その中で、個々のシス
テムは用途に見合う最適なサーバーを選択し、システム全体は連携ツールを
使って有機的に連動させるという意欲的な取り組みを行いました。

 同社は、1991年にヤマハ株式会社の住宅設備部門が独立して設立された会
社です(ヤマハが100%出資)。設立当初は、親会社ヤマハでシステムの運用を
行っていましたが、1997年に独自の情報システム部門を設置し、1999年にAS/4
00を導入して生産・物流システム(1999年)や見積・受発注システム(2003年)な
どを構築してきました。

 今回の実績系および会計システムの前身となるシステムも、それまでは親会
社ヤマハのメインフレーム上で運用されていたものです。しかし、そのメインフ
レームがダウンサイジングされ別システムに代わることになったため、ヤマハリ
ビングテックとして独自の実績系システムと会計システムを構築することになりま
した。ただし、財務会計については連結会計の観点から継続して親会社のシス
テムを利用し、管理会計の部分のみを独自に構築することとしました。

 会計システムについては、SuperStreamを採用し、Windowsサーバー上で稼働
させることにしました。SuperStreamにはSystem iで動くSuperStream/400もあり
ますが、Windows版を選択した理由について、経営管理部情報システムグルー
プの刑部博行グループ長は、「確かに、基幹システムが載るSystem i上でSuper
Streamを稼働させたほうが、連携の仕組みを作る上では技術的に楽だろうと考
えました。しかし、会計システムは技術的には枯れた安定したシステムでもあり、
将来のより柔軟な展開を考えるとWindowsベースのほうがよいと判断しました」と
説明します。

 また、同社ではそれまで、PCサーバー上で利用するデータベースはSQL Serv
erを標準としてきましたが、SuperStreamがOracleにしか対応しないのにもかか
わらず、採用を決めています。技術よりは、同社の業務に合ったソリューションを
選択したということです。

 一方、実績系のシステムもWindowsサーバーをプラットフォームに選択しました。
この理由について刑部氏は、「実績系のシステムでは、年間数百万件のトランザ
クションが発生します。そして、蓄積されるデータ量は相当なボリュームに達しま
す。これをSystem i上で保持するのはリソース面とコスト面で難しいと判断し、Wi
ndowsサーバーを選択しました」と語ります。

 ここで、次の課題となるが、System i上の既存システムとこれらWindowsベース
の新システムとの連携です。ところが、新システムの実際の設計と構築が始まっ
た2006年3月の段階になっても、「いい解決策が見当たらない」(刑部氏)という状
況だったといいます。

 「要件としては、System i上の受発注システムや生産システムでデータが変更
になったら、それをトリガーにしてWindows側の実績系システムや会計システム
が起動し、処理が終わったら、その結果をSystem i上の各システムに戻すという
ような、密な連携を可能にするツールでした」(刑部氏)

 そして、実績系と会計の個々のシステムで構築が進んでいったが、その途中
段階でAUTO/400の開発・販売元であるヴィンキュラムジャパンから「System iと
PCサーバーの間でスケジュール連携できる機能が開発できました」という案内
が入ったことから、一気にその連携ツールである「INTERFACE/400」の採用に動
くことになりました。

 この背景には、同社が1999年に生産・物流システムを構築した際にヴィンキュ
ラムジャパンのAUTO/400を導入し、ジョブ連携を実現していたことが挙げられま
す。これも元をたどれば、分社化前のヤマハ時代にメインフレーム上でA-AUTO
を使い、精密なジョブ連携を構築していたことに行き着きますが、要するに、同
社がこのジョブ連携について豊富な経験と高い見識を持っていたということです。

 「当初、PCサーバー側にスケジュールソフトを入れ、ホスト側(System i)と連携
させる仕組みも検討しました。しかし、その方式で安定した連携システムを作る
には、連携に関して数多くの管理の仕組みを作る必要があり、運用が大変にな
ります。これに対してAUTO/400を使えば、そうした管理の工数を減らすことがで
きます。System i上のシステムの連携ではAUTO/400を使って実績と経験があり
ましたので、AUTO/400の延長で一体となって動くものがあれば、それに越したこ
とはないと考えました」と刑部氏は振り返ります。

 実績系システムと会計システムをWindowsベースで今回構築しました。INTERF
ACE/400は、基幹システム側で各種データが変更になると、それをトリガーにし
て実績系システムや会計システムのジョブを起動し、そして実績系と会計システ
ムのデータが更新されると、それらを基幹システムへ反映するように働きます。

 運用・監視体制としては、サブシステムごとに担当者をアサインしてスケジュー
ル管理を実施。夜間は無人運転とし、トラブル発生時にはベルコールを発信す
る仕組みとしています(1999年の生産・物流システムの構築時に導入)。

 カットオーバーから1年以上が経過していますが、「スケジューラーの不具合に
よるトラブルはまったく起きていない」と刑部氏は言います。安定性と確実性につ
いては「高く評価している」(刑部氏)とのことです。

 今後は、顧客管理システムの拡充などを計画していますが、そこにおいても「P
CサーバーとSystem iとの密なる連携が不可欠になるだろう」と見通しを語ってい
ます。

■COMPANY PROFILE   >>> ヤマハリビングテック株式会社 
・設立:1991年
・本社:静岡県浜松市
・資本金:5億円
・売上高:452億円
・従業員数:977名(2008年4月)
 http://www.yamaha-living.co.jp/

◇ヴィンキュラムジャパン
 http://www.vinculum-japan.co.jp/unity_solution/index.html
 
[一歩先行く iメールマガジン No.76 2009.3.9]

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桑川正志 株式会社ウェルキャット バーコード営業部 特販担当 部長 [前編]
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 抜群の低価格と高機能な「Pet mio」。流通現場に向く洗練されたデザイン
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 今回と次回の2回は、先進的なハンディターミナルを開発・販売するウェル
キャットの新製品を紹介します。今回は、同等クラスの製品と比較すると、40〜5
0%も安い低価格と、高機能・洗練されたデザインが特徴のバーコードハンディター
ミナル「Pet mio」です。

── 最初に、1月末にリリースされたバーコードハンディターミナル「Pet mio」
(ペット ミオ)からご紹介をお願いします。かわいらしいネーミングですね?

桑川 いろいろな特徴がありますが、デザインにも特に配慮し洗練された仕上が
りにしました。

── おしゃれな携帯電話みたいな外見ですね。カラーの配色も、とても洗練さ
れています。

桑川 流通・小売現場の雰囲気にも違和感なく溶け込むようにしました。女性で
も握りやすいラウンドフォルムになっていますし、ポケットにも入れやすいフラット
な形状です。携帯性に優れ、片手で楽に操作できるので、あらゆる場面でご利
用いただけますね。

── そのほかの特徴はどういうものですか。

桑川 抜群の低価格であることと、それにもかかわらず高機能である点です。価
格は7万9800円としましたが、他社の同等機能の製品と比較すると、40〜50%は
安い価格設定にしました。機能は、高機能のバーコードハンディターミナルと遜
色がまったくありません。

── 「業界トップレベルの読み取り性能」とパンフレットにありますね。

桑川 100スキャン/秒を実現する高性能レーザースキャナ搭載で、複写伝票等
の印字が薄いバーコードでも楽に読み取れます。メモリも32MBと大容量ですの
で、マスターファイルも余裕で格納できますね。

── 「GS1 DataBar(RSS)」に完全対応、とありますが、これはどういうもので
すか。

桑川 簡単に言いますと、流通や医療業界をはじめとしてさまざまな業界で今後
普及が見込まれる省スペースのバーコード・シンボルに完全対応しているという
ことです。

── さきほどから「流通業界」の名前を挙げられていますが、Pet mioは流通業
界を意識した製品ですか。

桑川 はい。弊社はこれまで、製造や物流分野に強みを持ち、製品を普及・浸
透させてきました。今後は流通分野へも積極的に進出していこう、と考えた最初
の製品がPet mioです。流通業界を十分に意識していますね。

── Bluetoothを標準搭載し、ネットワークでダイレクト通信が可能です。また、
Bluetoothモバイルプリンタにも対応しているわけですね。

桑川 ええ。サトー、新盛インダストリーズ、東芝テックといった各社のモバイルプ
リンタに対応しています。このほか、Pet mioのボディの各面(6面)を各5回、コン
クリートに落下させても問題ない耐久性を備えていること、EU(欧州連合)の有害
物質規制「RoHS指令」にも対応していることなど、安心してご利用いただける機
能・性能を備えています。

◇Pet mioの紹介ページ
  http://www.welcat.co.jp/products/barcode/pet100m/
◇ウェルキャット
  http://www.vinculum-japan.co.jp/unity_solution/

[一歩先行く iメールマガジン No.76 2009.3.9]

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About 2009年03月

2009年03月にブログ「all-as400.net」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

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