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一歩先行く i メールマガジン >>> 2009年2月23日 No.75
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┏ 今週の事例 >>> ソフトバンクBB株式会社
UT/400-iPDCと@Tovasへ移行し、1日1000枚の送信時間を劇的に短縮
┏ インタビュー >>> 藤川尚志 ヴィンキュラムジャパン株式会社 運用プロダクト部 部長[後編]
新製品Hybrid ANALYZERが拓く、新しい運用管理の地平
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┏ 今週の事例 >>> ソフトバンクBB株式会社
UT/400-iPDCと@Tovasへ移行し、1日1000枚の送信時間を劇的に短縮
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ソフトバンクBBは、ソフトバンクグループの事業会社4社(ビー・ビー・テクノロ
ジー、ソフトバンクネットワークス、ソフトバンク・イーシーホールディングス、ソ
フトバンク・コマース)の合併により2003年に誕生しました。
事業の柱は大きく2つあり、1つは「Yahoo! BB 」でお馴染みのADSL、FTTH、IP
電話、無線LANなどのブロードバンド・インフラ事業。もう1つは、ソフトバンクの創
業ビジネスを継承したIT関連商材の流通を始め、eコマースなどの事業を行うコ
マース&サービス事業です。
その中核的な存在となるIT流通事業は、個人や法人向けのソフトウェアやハー
ドウェアなど約30万アイテムを超えるIT関連商材を1600社の国内ベンダーから
仕入れ、5800社の販社各社や7200店の量販店を通じて販売するもの。27年に
わたる実績と、年商約2700億円のセールスパワーを持つ、国内最大級のIT流通
事業です。
合併統合の経緯から、今もブロードバンド・インフラ事業とコマース&サービス
事業では、別系統の情報システムを利用しています。ソフトバンクが創業当時か
ら使用してきたAS/400を今も継承するのは、コマース&サービス事業。現在は
「System i 550」上で、販売管理や債権管理、入出荷管理など一連の基幹業務
システムを運用しています。また、情報系システムとしては、IT 商材のサプライ
チェーン構築に向けて、 「 IT-EXchange 」 と呼ばれる BtoB サイトをPCサー
バー上で運営しています。
同社では主に発注書などを中心に、月に約2万枚(1000枚/日)の帳票をSyst
em iの基幹情報システムから取引先および仕入先へ自動的にFAX送信していま
したが、2008年7月から、その仕組みをコクヨS&Tが提供するASPサービス「@T
ovas(あっととばす)」に移行することにしました。
@Tovasは、基幹業務を運用するSystem iへ、スプールデータをPDFに変換す
る「UT/400-iPDC」(アイエステクノポート)を導入し、帳票をPDFに自動変換した
後、コクヨS&Tの通信網を利用して、自動的にFAX送信するためのオンデマンド・
サービスです。ソフトバンクBBが自社運用のFAX送信体制から、新たなアウト
ソーシングサービスの利用に踏み切った経緯を詳しく見てみましょう。
同社が自動FAX送信ツールとして長く利用してきたのは、「IBM Fax Director fo
r Windows NT」でした。しかし、同製品は既に販売・保守を停止していることに加
え、導入から10年以上が経過し、処理容量の増大と老朽化に起因する障害が2
007年頃から多発していました。発注書に関するFAX送信の障害や送信レスポン
スの劣化は、発注・納品のタイミングに多大な影響を及ぼし、現場では業務に支
障が生じ始めていたため、早急な対応が求められていたといいます。そこで新た
なFAX送信の仕組みを検討することになったわけです。
自動FAX送信をサポートする10社以上の製品を比較検討し、自社運用型の製
品とASPサービスである@Tovasの2つに絞り込み、詳細に両者を検討しました。
情報システム本部でIT流通事業のシステム全般を統括する松田恭典部長(C&S
システム統括部C&Sシステム企画部)は、その選定過程を次のように指摘します。
「主にコスト、送信パフォーマンス、稼働開始時期、拡張性やセキュリティなどの
点を中心に検討しました。とくに業務の効率性に直接的に影響する送信時のパ
フォーマンスについては慎重に検討を重ねました」
松田氏によれば、最終的に@Tovasに決定した理由は、やはり送信パフォーマ
ンスにあったようです。主に午前中に集中して発生する、1日当たり約1000枚の
帳票送信に必要な送信時間は、@Tovasの場合、約30分。自社導入・運用型の
製品を導入した場合は80分です(ちなみに以前のシステムでは420分)。同等の
パフォーマンスを自社運用型の製品で実現する場合は、相当数の回線を自社
費用で増強する必要があり、結果的には導入・運用コストが肥大することになり
ます。
さらに「開発作業が不要で短期間で本稼働できる点や、障害発生時も迅速な
対応が期待できる点、さらに@TovasであればFAXだけでなく、セキュアなファイ
ル送信など拡張オプションが豊富である点なども評価しました」と語るのは、情
報システム本部の小林由味課長(C&S システム統括部C&Sシステム企画部C&
Sシステム企画1課)です。
同社では、業務システムの運用をアウトソーシングサービスに移行させた経験
はかつてなく、サービスレベルについての不安もあったといいます。しかし「サー
ビス提供事業者がコクヨであることも、@Tovas選択の大きな理由になりました。
以前からグループ会社との協業など企業同士の信頼関係があり、また同じ頃、
@Tovasサービス自体の再販というSaaS事業の連携が活発化していたことが後
押しになりました」(松田部長)
導入決定から約2か月を経て、本稼働は2008年7月。まずSystem i上にPDF変
換と連携モジュール(UT/400-iPDCと@Tovas連携ソリューション)を導入。出力さ
れたスプールファイルをPDF変換してから@Tovasサーバーへ送信。そこから取
引先へFAX送信し、送信結果をフィードバックします。そして送信結果を、画面上
で確認するという仕組みです。一連の導入作業や、対象帳票のオーバーレイ作
成、送信状況の参照・再送指示画面の作成、System iとの連携といった準備作
業は、ソフトバンク・テクノロジー株式会社が担当しました。
連携モジュールでは、標準で送信状況の参照・再送指示画面等のインター
フェースを用意していますが、システムの変更による利用ユーザーへの影響を
最小限にすべく、既存業務アプリケーション側でカスタマイズを実施しました。
@Tovas導入後は、システム障害が一切解消され、また1日1000枚の送信時間
がそれまでの420分から30分へと劇的に短縮されるなど、その業務改善効果が
現場では高い評価を得ているようです。
同社ではしばらくFAX送信の運用を続けた後、PDF化されたドキュメントの新た
な利用方法なども模索していきたいと考えています。
■COMPANY PROFILE >>> ソフトバンクBB株式会社
・設立:2003年
・本社:東京都港区
・資本金:1203億100万円
・従業員数:5500名
http://www.softbankbb.co.jp/
◇アイエステクノポート
http://www.istechnoport.co.jp
[一歩先行く iメールマガジン No.75 2009.2.23]
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IBM iマニフェスト
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藤川尚志 ヴィンキュラムジャパン株式会社 運用プロダクト部 部長[後編]
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新製品Hybrid ANALYZERが拓く、新しい運用管理の地平
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── Hybrid ANALYZERというのは、「xx/400」シリーズになかった製品ですね。
藤川 はい。これは、Hybridシリーズの各製品が持っている運用管理情報をリア
ルタイムに可視化するBIツールです。「Integrated View & Operation」という新し
い統合ビューアと一体になったツールで、Integrated View & Operationの機能に
よって複数のHybrid製品が持つ情報を同時に1画面に表示でき、かつ個々の運
用管理データは個別に動的に変化していく、といった環境を提供します。リッチク
ライアント機能にはAdobe AIRを採用しました。
── 連携するHybridシリーズの製品は、どれでも自由に組み合わせることがで
きるのですか。
藤川 まったく自由です。というよりも、これまでの運用管理製品は、ジョブ・スケ
ジューリングには「AUTO/400」、メッセージ監視には「MESSAGE/400」といったよ
うに個々に独立した製品を開発してきたわけですが、Hybridシリーズでは、より
大きなソリューションへ向けて、製品を連携させて利用することを前提に製品を
開発しています。もちろん、各製品を単体でもお使いいただくことができます。ま
た、今後は、Hybridシリーズ以外の業務アプリケーションなどもHybrid ANALYZE
Rと連携させ、分析・可視化ができるようにする計画です。
── Hybrid ANALYZERを中心に、「xx/400」シリーズが抜本的に再構築され、
再編されるような印象ですね。それに、業務アプリケーションの分析なども加わ
わってくると、前回うかがった業務の可視化・見える化へ向かっていることが理
解できますね。
藤川 繰り返しになりますが、業務データの可視化は、企業が今、実際に何を
行っているのか、それは当初の目的通りに進んでいるのか、目標から外れてい
るのか、はたまた、企業の本当のコアコンピタンスは何かなどを、具体的に示す
手段になるわけです。そうしたことを可能にする機能を、Hybridシリーズでは備え、
提供していきたいと思っています。
── 3月にリリースされる「Hybrid MESSAGE」は、IBM i版が最初ですか。
藤川 それとPC版が同時に出ます。そして、今秋にAIX版とPCサーバー版という
予定です。
── ありがとうございました。
◇ヴィンキュラムジャパン
http://www.vinculum-japan.co.jp/unity_solution/
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「一歩先行くIBM i活用協議会」メンバー(2009年2月現在)
・株式会社アイエステクノポート
・ヴィンキュラム ジャパン株式会社
・株式会社ウェルキャット
・株式会社クライム
・マキシマム・アベイラビリティー日本支社
・株式会社ミガロ
◎編集協力:アイマガジン株式会社 i Magazine編集部
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